2018年07月22日
【書籍】新品の本にブックカバーを付ける日本人。独自の考え方に外国人は驚き
http://news.livedoor.com/article/detail/15047035/?_from=linenews_social
「ブックカバー、お付けしますか?」
初めて日本の書店で買い物をしたときのことです。一瞬、意味がわかりませんでした。
「え?」と聞き返すと、本にカバーをつけるかどうかを聞いているということがわかりました。
確かに、注意して周りを見てみると、包装紙にカバーされた本を持っている人がいることに気が付きました。
これは、ギリシャではもちろん、今まで私が訪れたことのある国では目にしたことがない光景だったので、とても驚きました。
最初は有料だと思っていたが・・・
始めのうちは「大丈夫です」と言っていました。有料だと思っていたからです。ですが、しばらくして、無料だと気が付きました。
それからは、私も日本人のマネをしてブックカバーをつけてもらっています。ただ、このサービスの弱点は、本棚に置いてしまうと、
どれがどの本だったかがわからなくなってしまうことです。
「だったら、ブックカバーを外せばいい」と思うかもしれませんが、せっかく日本でつけてもらった貴重なブックカバーを外すのは
なんだかもったいない気がして、結局つけたままにしてしまいます(笑)。
なぜブックカバーをするのかを考えると、まず本をきれいにしておきたい、汚さないでおきたいという、モノを大切にする
日本人の姿が見えてきます。こういうことを考える日本人だからこそ、ブックオフのようなお店も人気なのだと思います。
いろいろな種類の本だけでなく、DVDや洋服なども扱っているので、たとえば待ち合わせまで少し時間があるときなどは、とても便利ですよね。
買うのはやっぱりマンガが中心になりがちで、印象に残っているのは、剣道の話が出てくるときの『クレヨンしんちゃん』や、
サザエさんの作者の長谷川町子さんの『いじわるばあさん』、あとは料理が好きなのでレシピ本もけっこう買います。
クックパッドのレシピ本に掲載されている料理は、簡単に作れるし外れがないので、本当に便利です。私はいつも何か変化を加えたくて、
パセリを入れてみたり唐辛子を入れてみたり、してみるのですが、夫には「レシピ通りに作って」と言われます。
もう1つ、ブックカバーをつける人を見ていて気が付いたことは、どういう本を読んでいるかを人に見せたくない、知られたくない。
そんなちょっと恥ずかしがりなところがあるのではないかということです。
ギリシャ人は買う本の「言い訳」をする
でも、これは少しわかるような気がします。ギリシャで本と言えば、専門書のような堅い本や小説が多いですが、
日本にはいろいろな本があるので、自分の好みがわかってしまうのが嫌なのかもしれません。『デキる人になるための○カ条』とか
『モテたい人必見!』とか。確かに、こういった本を人前で読むのは、自分の弱みを見せているみたいでなんだか恥ずかしいですよね。
ギリシャ人にもこういう部分が少しありますが、日本人とはちょっと考え方が違います。プライドの高い人が多いので、たとえば少し
内容が軽い本を買うときは、プラトンやアリストテレスなどの少し難しい本と一緒にレジへ持って行って、「やさしい本は子ども用、
私はこっちの難しい本」とわざわざ言って、周りの人にアピールしながら買う人もいます。
もちろん難しい本はフェイクなので、読まないで本棚に収まります。もしかしたら10年後、その人の子どもが大きくなったら読むかもしれません(笑)。
それにしても、日本には悩みを解決するための、いわゆるハウツー本が多いですよね。たとえば、『人に好かれるための話し方のコツ』
というような本を見かけたときはビックリしました。まず、皆が皆というわけではありませんが、ギリシャ人はおしゃべりな人が多くて、
あまりこういう悩みを持たないので驚きました。
それから、悩みを解決するために本を読むという考え方は新鮮だったので、これにも驚きました。何か悩みを持っているときは、
ギリシャ人の場合、両親や年齢が上の友人に相談することが多いです。インターネットにある記事に目を通すことはありますが、
本一冊読むという人はあまりいません。
ヨーロッパというと、日本の方は「自由」なイメージを持っている方も多いと思いますが、ギリシャやイタリアなど南欧の国は意外と保守的です。
なので年長者の言うことを尊重する傾向があります。
今は、90歳超は普通で100歳超もあり得る長寿時代です。
「そんなに長生きしない」より、長生きした場合のことを考えるべきですし、
「何とかなる」で何とかなるほど老後資金準備は甘くありません。
「考えないようにしている」は、自分の未来から目を背けることです。
貯蓄がないまま老後に突入したらどうなるかを直視して想像してみてください。
「ブックカバー、お付けしますか?」
初めて日本の書店で買い物をしたときのことです。一瞬、意味がわかりませんでした。
「え?」と聞き返すと、本にカバーをつけるかどうかを聞いているということがわかりました。
確かに、注意して周りを見てみると、包装紙にカバーされた本を持っている人がいることに気が付きました。
これは、ギリシャではもちろん、今まで私が訪れたことのある国では目にしたことがない光景だったので、とても驚きました。
最初は有料だと思っていたが・・・
始めのうちは「大丈夫です」と言っていました。有料だと思っていたからです。ですが、しばらくして、無料だと気が付きました。
それからは、私も日本人のマネをしてブックカバーをつけてもらっています。ただ、このサービスの弱点は、本棚に置いてしまうと、
どれがどの本だったかがわからなくなってしまうことです。
「だったら、ブックカバーを外せばいい」と思うかもしれませんが、せっかく日本でつけてもらった貴重なブックカバーを外すのは
なんだかもったいない気がして、結局つけたままにしてしまいます(笑)。
なぜブックカバーをするのかを考えると、まず本をきれいにしておきたい、汚さないでおきたいという、モノを大切にする
日本人の姿が見えてきます。こういうことを考える日本人だからこそ、ブックオフのようなお店も人気なのだと思います。
いろいろな種類の本だけでなく、DVDや洋服なども扱っているので、たとえば待ち合わせまで少し時間があるときなどは、とても便利ですよね。
買うのはやっぱりマンガが中心になりがちで、印象に残っているのは、剣道の話が出てくるときの『クレヨンしんちゃん』や、
サザエさんの作者の長谷川町子さんの『いじわるばあさん』、あとは料理が好きなのでレシピ本もけっこう買います。
クックパッドのレシピ本に掲載されている料理は、簡単に作れるし外れがないので、本当に便利です。私はいつも何か変化を加えたくて、
パセリを入れてみたり唐辛子を入れてみたり、してみるのですが、夫には「レシピ通りに作って」と言われます。
もう1つ、ブックカバーをつける人を見ていて気が付いたことは、どういう本を読んでいるかを人に見せたくない、知られたくない。
そんなちょっと恥ずかしがりなところがあるのではないかということです。
ギリシャ人は買う本の「言い訳」をする
でも、これは少しわかるような気がします。ギリシャで本と言えば、専門書のような堅い本や小説が多いですが、
日本にはいろいろな本があるので、自分の好みがわかってしまうのが嫌なのかもしれません。『デキる人になるための○カ条』とか
『モテたい人必見!』とか。確かに、こういった本を人前で読むのは、自分の弱みを見せているみたいでなんだか恥ずかしいですよね。
ギリシャ人にもこういう部分が少しありますが、日本人とはちょっと考え方が違います。プライドの高い人が多いので、たとえば少し
内容が軽い本を買うときは、プラトンやアリストテレスなどの少し難しい本と一緒にレジへ持って行って、「やさしい本は子ども用、
私はこっちの難しい本」とわざわざ言って、周りの人にアピールしながら買う人もいます。
もちろん難しい本はフェイクなので、読まないで本棚に収まります。もしかしたら10年後、その人の子どもが大きくなったら読むかもしれません(笑)。
それにしても、日本には悩みを解決するための、いわゆるハウツー本が多いですよね。たとえば、『人に好かれるための話し方のコツ』
というような本を見かけたときはビックリしました。まず、皆が皆というわけではありませんが、ギリシャ人はおしゃべりな人が多くて、
あまりこういう悩みを持たないので驚きました。
それから、悩みを解決するために本を読むという考え方は新鮮だったので、これにも驚きました。何か悩みを持っているときは、
ギリシャ人の場合、両親や年齢が上の友人に相談することが多いです。インターネットにある記事に目を通すことはありますが、
本一冊読むという人はあまりいません。
ヨーロッパというと、日本の方は「自由」なイメージを持っている方も多いと思いますが、ギリシャやイタリアなど南欧の国は意外と保守的です。
なので年長者の言うことを尊重する傾向があります。
今は、90歳超は普通で100歳超もあり得る長寿時代です。
「そんなに長生きしない」より、長生きした場合のことを考えるべきですし、
「何とかなる」で何とかなるほど老後資金準備は甘くありません。
「考えないようにしている」は、自分の未来から目を背けることです。
貯蓄がないまま老後に突入したらどうなるかを直視して想像してみてください。
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