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2024年02月02日
1月18日誕生石猫【首輪物語】猫とローゼライト(はにかみ) ※火渡り
明日は誕生日だというのに、猫のミーは元気がなかった。首輪についている高機能デバイスが、体温が高いことを飼い主のスマホに知らせていた。飼い主は心配して、ミーを病院に連れて行ったが、獣医は「特に異常はない」と言った。ミーはただ、何かが足りないと感じていたのだ。
ミーは家に帰っても、ご飯も食べずにベッドの上でうずくまっていた。飼い主はミーにローゼライトのネックレスをプレゼントした。ローゼライトは1月18日の誕生石で、はにかみの石とも呼ばれる。飼い主は「これをつけたら、もっと自信が持てるよ」と言って、ミーの首にかけた。
ミーはローゼライトのネックレスを見て、少し嬉しくなった。ローゼライトは淡いピンク色で、ミーの毛並みによく似合っていた。ミーは飼い主に感謝の気持ちを伝えようとしたが、飼い主はすでに眠っていた。ミーは飼い主のそばに寄り添って、眠りについた。
翌朝、ミーは目を覚ました。飼い主は仕事に行っていたが、テレビがついていた。テレビでは、山形県米沢市で17日、伝統の「笹野観音十七堂祭」が行われたことを報じていた。毎年1月17日に行われる十七堂祭は、無病息災を祈る「火渡り」の荒行が目玉として知られている。テレビの画面には、火の中を歩く人々の姿が映っていた。
ミーはテレビに興味を持った。火渡りは勇気がいることだと思った。ミーは自分も勇気があるかどうか試してみたいと思った。ミーはローゼライトのネックレスを見て、自信を感じた。ミーはベッドから飛び降りて、リビングの中を走り回った。ミーはテーブルの上にあったろうそくに近づいた。ミーはろうそくの火に手を伸ばした。
すると、ミーの首輪が鳴った。首輪のデバイスが、火傷の危険を検知して、飼い主のスマホに警告を送ったのだ。飼い主はすぐに家に戻ってきて、ミーを火から引き離した。飼い主はミーを抱きしめて、「大丈夫か?何をしているんだ?」と言った。ミーは飼い主の顔を見て、申し訳なさそうに鳴いた。
ミーは火渡りに挑戦したかったのだが、失敗してしまった。ミーはローゼライトのネックレスを見て、はにかんだ。ミーは飼い主に感謝の気持ちを伝えようとしたが、飼い主はすでに笑っていた。ミーは飼い主のそばに寄り添って、幸せになった。
※フィクションです
2月2日誕生石猫【首輪物語】猫とドロップ・パール(最愛の人) ※光る君へ 藤原道長の写経
2月2日は猫の日だった。猫は、自分の誕生日を祝ってくれる人がいないと思っていた。彼は孤独な猫だった。人間の家に住んでいたが、人間たちは彼に興味を示さなかった。彼らは彼に首輪型デバイスをつけて、スマホで彼の運動量や体調を管理していた。彼はそれが嫌いだった。彼は自由に生きたかった。
彼は唯一の友達であるドロップ・パールという猫に会いに行った。ドロップ・パールは彼の最愛の人だった。彼女は白い毛と青い目を持つ美しい猫だった。彼女は人間の家ではなく、近くの寺に住んでいた。彼女は寺の住職に可愛がられていた。彼女は彼にいつも優しくしてくれた。
彼は寺に着いたとき、ドロップ・パールが彼を待っていたことに驚いた。彼女は彼に笑顔で「おめでとう」と言った。彼は「何のこと?」と聞いた。彼女は「今日はあなたの誕生日でしょう。私はあなたにプレゼントを用意したの」と言った。彼は「本当?」と感動した。彼女は「本当よ。さあ、私についてきて」と言って、彼を寺の奥に連れて行った。
彼女が彼に見せたのは、NHK大河ドラマ「光る君へ」で注目される平安貴族・藤原道長の自筆の写経だった。その写経は近年世界遺産・吉野山の金峯山寺で大量に見つかったもので、都で栄華を極めた道長が残し、国の重要文化財にも指定された千年前の逸品だった。ドロップ・パールは「これはあなたにぴったりのプレゼントだと思ったの。あなたはいつも歴史に興味があると言っていたから。これは道長が自分の信仰と権力を示すために書いたものだけど、実は彼はとても寂しい人だったのよ。彼は自分の愛する人を失って、心に傷を負っていたの。だから、彼はこの写経に自分の想いを込めたの。あなたはこの写経を読んで、彼の気持ちを感じてみて」と言った。
彼は彼女の言葉に感動した。彼は彼女に「ありがとう」と言って、彼女に抱きついた。彼は彼女の温かさと優しさに幸せを感じた。彼は彼女に「君は僕の光だ」と言った。彼女は彼に「あなたも私の光よ」と言って、彼にキスした。彼らはしばらくそこで抱き合っていた。彼らは道長の写経を読んで、彼のドラマを想像した。彼らは自分たちの愛を確かめ合った。彼らは幸せだった。それは彼らだけの猫の日だった。
※フィクションです