2015年12月25日
脚力と脳
お役立ち情報 31 (健康)
脳の機能低下は脚力の衰えから??
以下、転載します。
加齢で忘れっぽく…を防ぐために今から鍛えるべきは「脚」のナゼ
年を取っていくにつれ、忘れっぽくなったり、新しいことが覚えられなくなったり、と次第に感じる脳の衰え。いつまでも脳を若いままで保ちたいと願う方も少なくはないだろう。
そんな方に朗報だ。実は、地面を蹴り出すときに使う脚力「脚伸展力」を強く保つことが、加齢による記憶力や脳の処理速度の低下を防ぐことが判明した。
■双子のイギリス人女性を対象に行った10年間の長期研究
英キングス・カレッジ・ロンドン大学で双子研究を行っている遺伝疫学科教授、クレール・J・スティーブス氏らのチームが、ある研究を行った。10年間(1999〜2009年)という長期にわたるもので、協力してもらったのは43〜73歳の双子の女性324人(一卵性127人、二卵性197人)。
スティーブス教授らは、まず研究開始時の1999年に双子の脚力を測った。記憶能力と脳の処理速度は、研究開始時と終了時(2009年)に、タッチスクリーンを使用した認知能力評価テストで測定された。
身体活動レベルを調べるため、被験者は「過去12カ月間に家、職場、余暇の時間に行った身体活動の強度(無活動、軽い、中程度、重い)をどう表すか」という質問に答えた。
■脚を伸ばす力と身体能力の強さが脳機能の低下を防止?
研究の結果、1999年の時点で被験者の脚伸展力と身体能力が高ければ高いほど、10年間の記憶力と脳の処理速度の変化量は低下せず、年齢による脳への影響も少ないことが分かった。また、身体能力よりも脚力のほうが脳への好影響は強かった。
脚力はワットで表すことができ、20〜29歳男性の40〜60%が約600〜700ワットの脚力を持つと言われている(※1)。研究では、脚を伸ばす力が40ワット増えるにつれて、記憶と脳の処理速度の変化量は平均より18%上がったという。
また、毎日8時間の活動を、軽いものから中程度にすることでも、平均より13%の変化量上昇につながった。被験者の健康状態や病気など、認知能力に影響を与えるほかの要因を除いても、結果は変わらなかった(※2)。
■脚の力と脳の衰え、関係性のメカニズムは未解明
身体機能と脳の機能についての研究は増えてきているが、なぜその2つが影響し合うのかについては、まだはっきりしていない。
スティーブス教授らによると、血管、免疫機能、神経内におけるホルモンの分泌、神経内の細胞の発生や維持に必要な栄養の伝達という4つのメカニズムによる可能性が確認されているという。
研究チームは今後、体力に違いがある双子を対象に追加研究を行うとしている。エクササイズを行うことで、2人の脳機能が近づくか、体力の高いほうがより高い脳機能を維持し続けるかを調査するという(※2)。
この研究の特性上、脳機能が低下しなかった原因は脚力の強さであると断定することはできない。しかし、10年後の脳の健康を考えるのであれば、今から筋トレに励み、脚力をつけておいても損はないだろう。
※1:東北メディカル・メガバンク機構 www.megabank.tohoku.ac.jp/news/6482
※2:Kicking Back Cognitive Ageing: Leg Power Predicts Cognitive Ageing after Ten Years in Older Female Twins/Steves C.J., et al. www.karger.com/Article/FullText/441029
参考:BBC News www.bbc.com/news/health-34764693
CIRCL12月14日 18時00分 より
確かに年齢とともに記憶力、脚力の低下は隠せないところがありますが...
どちらにしても、記憶力が低下せず、足腰が丈夫なのはいいことですよね。
車社会の生活をしていると、少しの距離も足を使わず車を使ってしまいますから、意識しないと脚力の低下に繋がりますので、注意しないと!
脳の機能低下は脚力の衰えから??
以下、転載します。
加齢で忘れっぽく…を防ぐために今から鍛えるべきは「脚」のナゼ
年を取っていくにつれ、忘れっぽくなったり、新しいことが覚えられなくなったり、と次第に感じる脳の衰え。いつまでも脳を若いままで保ちたいと願う方も少なくはないだろう。
そんな方に朗報だ。実は、地面を蹴り出すときに使う脚力「脚伸展力」を強く保つことが、加齢による記憶力や脳の処理速度の低下を防ぐことが判明した。
■双子のイギリス人女性を対象に行った10年間の長期研究
英キングス・カレッジ・ロンドン大学で双子研究を行っている遺伝疫学科教授、クレール・J・スティーブス氏らのチームが、ある研究を行った。10年間(1999〜2009年)という長期にわたるもので、協力してもらったのは43〜73歳の双子の女性324人(一卵性127人、二卵性197人)。
スティーブス教授らは、まず研究開始時の1999年に双子の脚力を測った。記憶能力と脳の処理速度は、研究開始時と終了時(2009年)に、タッチスクリーンを使用した認知能力評価テストで測定された。
身体活動レベルを調べるため、被験者は「過去12カ月間に家、職場、余暇の時間に行った身体活動の強度(無活動、軽い、中程度、重い)をどう表すか」という質問に答えた。
■脚を伸ばす力と身体能力の強さが脳機能の低下を防止?
研究の結果、1999年の時点で被験者の脚伸展力と身体能力が高ければ高いほど、10年間の記憶力と脳の処理速度の変化量は低下せず、年齢による脳への影響も少ないことが分かった。また、身体能力よりも脚力のほうが脳への好影響は強かった。
脚力はワットで表すことができ、20〜29歳男性の40〜60%が約600〜700ワットの脚力を持つと言われている(※1)。研究では、脚を伸ばす力が40ワット増えるにつれて、記憶と脳の処理速度の変化量は平均より18%上がったという。
また、毎日8時間の活動を、軽いものから中程度にすることでも、平均より13%の変化量上昇につながった。被験者の健康状態や病気など、認知能力に影響を与えるほかの要因を除いても、結果は変わらなかった(※2)。
■脚の力と脳の衰え、関係性のメカニズムは未解明
身体機能と脳の機能についての研究は増えてきているが、なぜその2つが影響し合うのかについては、まだはっきりしていない。
スティーブス教授らによると、血管、免疫機能、神経内におけるホルモンの分泌、神経内の細胞の発生や維持に必要な栄養の伝達という4つのメカニズムによる可能性が確認されているという。
研究チームは今後、体力に違いがある双子を対象に追加研究を行うとしている。エクササイズを行うことで、2人の脳機能が近づくか、体力の高いほうがより高い脳機能を維持し続けるかを調査するという(※2)。
この研究の特性上、脳機能が低下しなかった原因は脚力の強さであると断定することはできない。しかし、10年後の脳の健康を考えるのであれば、今から筋トレに励み、脚力をつけておいても損はないだろう。
※1:東北メディカル・メガバンク機構 www.megabank.tohoku.ac.jp/news/6482
※2:Kicking Back Cognitive Ageing: Leg Power Predicts Cognitive Ageing after Ten Years in Older Female Twins/Steves C.J., et al. www.karger.com/Article/FullText/441029
参考:BBC News www.bbc.com/news/health-34764693
CIRCL12月14日 18時00分 より
確かに年齢とともに記憶力、脚力の低下は隠せないところがありますが...
どちらにしても、記憶力が低下せず、足腰が丈夫なのはいいことですよね。
車社会の生活をしていると、少しの距離も足を使わず車を使ってしまいますから、意識しないと脚力の低下に繋がりますので、注意しないと!
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