2017年09月01日
17歳久保建英、来年最年少招集も…協会幹部「将来考えれば10代必要」
◆2018年ロシアW杯アジア最終予選B組 日本2―0オーストラリア(31日、埼玉スタジアム2002)
スペイン1部バルセロナ下部組織出身のFW久保建英(16)=F東京U―18=が、ロシアW杯のメンバー入りする可能性があることが31日、分かった。日本協会幹部が「日本の将来を考えるとロシアでは10代で入る選手が必要」と構想に入っていることを示唆。現在はJ3が主戦場の久保だが、今季中にJ1デビューの見込み。W杯のピッチに立てば、18歳で98年フランスW杯出場を果たしたMF小野伸二(現札幌)を抜き日本史上最年少の17歳。出場日次第では82年スペイン大会ユーゴスラビア戦に17歳41日で出場したノーマン・ホワイトサイド(北アイルランド)の最年少記録を抜く。
久保はW杯開幕の来年6月14日は17歳10日。世界では10代での代表選手は少なくなく、関係者は「フランスの小野のような選手が必要」と話した。小野は浦和新人時代の98年、18歳で代表に抜てきされフランスW杯にも出場。02年日韓、06年ドイツと3大会連続で出場する代表の常連となった。久保がW杯メンバー23人に入らない場合は、バックアップメンバー候補となる。
久保は5月のU―20W杯(韓国)に出場し、10月のU―17W杯(インド)への選出も確実だ。所属先も含めて厳しい日程が続くため、技術委員会はオーバーワークを避けるため心身の状態を見極めながら代表に招集する方針を確認済み。西野朗技術委員長(62)は「日本の宝。しっかり状態を把握しないと」と説明している。
来年6月までに代表招集されれば、98年に元清水DF市川大祐氏が記録した日本史上最年少17歳322日でのA代表デビューを更新する可能性も浮上。日本協会では今後も、久保の成長を細かく追跡していく方針だ。
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