生薬の働きにより、複数の症状や慢性的な病気などに効果を発揮します。
漢方薬には多くの種類がありますが、我が国で承認されたものは294処方、そのうち、医療保険の適用のあるものが148処方あります。
生薬とは、植物、動物、鉱物等の全部又は一部に、簡単な加工を加え、医薬品として用いるものです。
一人ひとりの患者さんの体に起きているバランスの乱れを見きわめて、「証(しょう)」という漢方独自の診断を行い、その「証」にあった治療が行われます。
「証」を判断するために、漢方独自のものさしが使われます。
基本となるのが、「寒熱・虚実」というもので、体が冷えているか、熱をもっているかを示す「寒熱」、体力や症状の現れ方を示す「虚実」でタイプ分けを行うものです。
漢方薬にも副作用があります
副作用がないと思われがちですが、漢方薬も薬ですから副作用はあります。
薬を飲んで、体に変わったことが起きたら、副作用のことも考え、医師・薬剤師等に相談しましょう。
漢方薬は何種類かの生薬を特定の比率で組み合わせて作られています。
同じ病気、同じような症状があっても、体質や体の状態によって、適した漢方薬は違います。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/n3x/yakumu/info/kanpou.html