Metaはオープンソースの次世代大規模言語モデル「Llama 2」を発表し、研究および商用向けに無償で提供を開始しました。Llama 2には事前学習バージョンと会話向けのファインチューニングバージョンがあり、パラメータ数は70億、130億、700億のモデルが用意されています。学習データが40%増加し、コンテクスト長も2倍になっています。また、MicrosoftがLlama 2の優先パートナーとなり、Azure AIモデルカタログやWindows上でのローカル動作への最適化を図っています。さらに、Amazon Web Services(AWS)やHugging Faceを通じても提供される予定です。
Bing AIの説明
ChatGPTの競合として挙げられるAIには、Bing Chat、Google Bard、OpenAI GPT-3 Playground、GitHub Copilot、Jasper、YouChat、WriteSonic、Replika、Google Dialogflow、IBM Watson Assistant、Microsoft Bot Framework、Amazon’s new language model、DeepMind Sparrow、Character AI、Amazon Codewhispererなどがあります。
そして、オープンソースのAIチャットボットとしては、Botpress、Botkit、Rasa、Wit.ai、OpenDialog、Botonic、Claudia Bot Builderなどがあります。これらのプラットフォームは誰でも自由に使用、変更、カスタマイズ、配布できるソースコードが公開されています。
具体的に、Botpressはパッケージソフトウェアでチャットボットの構築と運用が可能であり、オープンソースソフトウェアとして無料で利用できます。Botkitはメッセージングプラットフォームやボットビルディングエコシステムと連携し、オープンソースの開発者ツールであり、MITオープンソースライセンスで提供されています。Rasaは自動テキストや音声ベースの会話に特化したオープンソースの機械学習フレームワークで、メッセージの理解や会話の維持、APIへの接続が可能です。Wit.aiはFacebook傘下のボットエンジンで、Chatbotやモバイルアプリ、音声デバイスと連携し、自然言語処理を支援する無料のサービスです。
OpenDialogはオープンソースの会話型アプリケーションプラットフォームで、柔軟なノーコード会話デザイナーを使ってアプリケーションを作成し、Webchatウィジェットを使用して対話することができます。BotonicはReactとTensorflow.jsを使用したフルスタックのサーバーレスフレームワークで、テキストとグラフィカルインターフェイスを組み合わせて驚くべき体験を作成し、ユーザー体験を向上させることができます。Claudia Bot BuilderはAWS Lambdaに数分でチャットボットを作成してデプロイするための拡張ライブラリであり、メッセージングワークフローを簡素化し、ビジネス問題に集中できるようサポートします。
また、Metaは次世代AIのインフラストラクチャを構築する野心的な計画を進行中であり、AI Research SuperCluster (RSC)を導入しています。RSCはAI研究を加速し、メタバース構築に向けた道を開くための重要な役割を果たします。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1517320.html