2023年11月13日
テレビショッピング研究所の個人情報流出事件
テレビショッピング研究所で社外関係者204名と従業員106名の個人情報流出。原因は不正アクセス、弱いパスワードと設定ミス。
システムで何が起きたか
テレビショッピング研究所(以下、同社)は、社外関係者204名と従業員106名の個人情報が流出したことを発表しました。流出した情報には、氏名、メールアドレス、会社名、部署名、役職名、電話番号が含まれています。この流出は、同社社員のメールアドレスアカウントへの不正アクセスによるもので、顧客の情報は流出していないとされています。
原因
不正アクセスの原因は、当該アカウントに設定されていた強度の低いパスワードと、社外からのメールボックスへのアクセスが可能な設定の誤りにありました。これにより、不正アクセスが容易になったと考えられています。
被害状況
流出した可能性のある個人情報は、社外関係者204名と従業員106名に関するものです。しかし、通信販売の顧客情報は含まれていないため、一般消費者の個人情報の流出の可能性は低いとされています。
対応
同社はこの事態を受けて、メールアカウントのパスワードポリシーを強化し、全従業員にパスワードの変更を指示しました。また、社外からのIMAP/SMTP接続によるメールアクセスを禁止し、セキュリティ教育を従業員に対して実施し、再発防止に努めています。また、個人情報保護委員会や関連機関への報告、警察への相談も行っており、取引先関係者には個別に連絡を取っています。
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