2024年06月16日
私は生きることを諦めた―― “安楽死”を選択した男性
私は生きることを諦めた―― “安楽死”を選択した男性、耐え難い激痛の日々 声をあげて泣く妹へ「強く生きて」
6/15(土) 18:03配信
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プライシック医師とクレイさん
スイスのある施設のベッドに横たわったその男性は、40年にわたる生涯を自ら閉じ、旅立とうとしていた。枕元のスマートフォンからは、自身が最期に選んだ曲「ラ・リベルテ(自由を)」が流れている。医師は点滴に致死薬を投入し、その準備を終えた。
【映像】「安楽死」を考える 「生きるのを諦めた」男性の選択、スイスで最期を迎えた日本人、「生を選ぶ社会に」難病患者の訴え【報道特集】
医師:「この病院に来た理由は何ですか」
男性:「安楽死するためです」
医師:「点滴を開けたら、何が起こるか理解していますか」
男性:「静かに眠りに入り、数分後に心臓が止まります」
医師:「そうです。あなたの心臓は止まって死にます」
男性:「はい」
四肢麻痺の男性は、鼻で点滴のストッパーを開けた。致死薬が体内に徐々に投入されていく。やがて、彼は永遠の眠りについた。つい先ほどまで、私に笑顔を見せて話してくれた男性が、わずか数分後に眠るようにして亡くなってしまう現実。目の前で展開された「死」を、私は現実として実感することができなかった。(TBSテレビ 西村匡史)
■交通事故後の耐え難い痛み 「生きるのを諦めた」
ジュリアン・クレイさん
「ボンジュール。ジュリアンです。初めまして、よろしく」。2022年6月、フランス南部ペルピニャンの病院に入院していたジュリアン・クレイさんは、初めて訪ねた私を笑顔で迎え入れてくれた。
市役所の職員として森林を管理する仕事をしていたクレイさんは、32歳の時に交通事故で脊髄を損傷し、首から下の自由を失った。慢性的な痛みに悩まされ、軽減するための手術を複数回受けたが、効果はない。膀胱を除去した手術後はさらなる痛みに襲われた。
「刺すような、燃えるような、電気ショックを受けているような痛みです。2,3日間続けて眠れずに一晩中、泣くこともあり、気が狂いそうになります」
同居する両親に何度も「殺してくれ」と頼んできたという。
「医者は痛みをとると約束したのに、できませんでした。私は生きることを諦めたのです」
■安楽死のためスイスへ 移動後も激しい痛み
ジュリアン・クレイさん
2022年7月、クレイさんは共にリハビリを続けてきた仲間たちに付き添われて、車でスイスに向かっていた。フランスでは安楽死が認められていないため、海外からの希望者も受け入れているスイスの団体を探し続けた。そして、2か月前にスイスのある団体がクレイさんの受け入れを決めたのだ。
ペルピニャンを発って11時間後、一行はスイスのバーゼルに到着した。
一夜明けてクレイさんの体調が急変した。長時間での移動に伴う疲労から高熱が出て、吐き気を催し、息も絶え絶えになっていく。呼吸不全が起きたため、看護師が腹部を突き上げ、気道を拡げる応急処置を行った。苦痛で顔を歪めたその表情は、痛みを背負いながら生きてきた9年の歳月の重さを私に感じさせた。
私は生きることを諦めた―― “安楽死”を選択した男性、耐え難い激痛の日々 声をあげて泣く妹へ「強く生きて」
6/15(土) 18:03配信
この記事は、耐え難い慢性痛に苦しむジュリアン・クレイさんの、安楽死を選択した経緯とその過程を詳述しています。ジュリアンさんは、交通事故により脊髄を損傷し、以降、激しい痛みと共に生活してきました。痛みを和らげるための手術も効果がなく、最終的に生きる希望を失い、安楽死を決断しました。フランスでは安楽死が認められていないため、スイスの団体に申し込み、彼らのサポートを受けて最期を迎えました。
ジュリアンさんのケースは、慢性的な痛みと闘う人々が直面する絶望感と、彼らが望む死を選択する権利について重要な議論を提起しています。彼の体験は、安楽死に関する倫理的、法的議論に光を当て、苦痛の中での尊厳死を支持する声が高まる一因となっています。
🌐 Sources
Yahoo Japan - “安楽死”を選択した男性、耐え難い激痛の日々 声をあげて泣く...
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Docomo Topics - “鹿児島県警の闇” 元幹部の内部告発「県警トップが警察官の...
Tokyo FM - Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
NPO法人ちゅうぶ - ニュース
カントリー・ダイアリー - 2011--2020年
治療が困難病気等の場合自分の意思により選択ができることもあっても良いかも、意思を確認できないときはどうすればいいか
治療が困難病気等の場合自分の意思により選択ができることもあっても良いかも、意思を確認できないときはどうすればいいか
治療が困難な病気の場合、個人が自己の治療に関する意思を表明することが重要ですが、意思を確認できない場合には以下の手順が推奨されます:
事前指示の利用: 意思決定が可能なうちに、将来の治療についての希望を事前指示として文書に残しておくことが有効です。これにはリビングウィル(生前遺言)や医療代理人の指名が含まれます 。
家族や信頼できる人々との意思疎通: 患者が意思を表明できない場合は、以前に話し合われた内容や、書き残された意思表示を尊重します 。
支援者による意思推定: 会話が困難な場合は、身振り手振りや以前の選択などから患者の意思を推定します 。
医療・ケアチームによる判断: 患者本人からの明確な意思表示がない場合、医療・ケアチームは家族の意見を聞きながら患者の最善の利益を考え慎重な判断を行う必要があります 。
このプロセスを通じて、患者の意思に可能な限り近い治療選択がなされるよう努めるべきです。
🌐 Sources
nurse.or.jp - 意思決定支援と倫理(1)代理意思決定の支援
Osaka University - 医療における意思決定
Navi Saras - 重度の病気や認知症で意思決定が困難になった場合の医療
City of Kyotango - 適切な意思決定支援に関する指針
J-Stage - 終末期医療における本人の意思と家族の意思
タグ:安楽死
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