2024年03月12日
この裁判どうなっているんだ
【速報】市民襲撃4事件 工藤会トップの1審の死刑判決を破棄し無期懲役 元漁協組合長の射殺事件は野村被告は無罪 福岡高裁
3/12(火) 10:05配信
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FBS福岡放送
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市民を襲撃した4つの事件で殺人などの罪に問われ、1審で死刑判決を受けた特定危険指定暴力団、工藤会トップの控訴審判決が12日午前10時から開かれ、福岡高等裁判所は野村被告の1審判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。
田上被告の控訴は棄却しました。
裁判所に入る車列
工藤会トップで総裁の野村悟被告(77)とナンバー2で会長の田上不美夫被告(67)は、1998年、港の公共工事への介入を断ったとされる元漁協組合長が射殺された事件、2012年に工藤会の捜査に長年携わっていた福岡県警のOBが銃撃された事件、2013年に野村被告が通っていたクリニックに勤めていた女性看護師が切りつけられた事件、2014年に元漁協組合長の孫にあたる歯科医師が切りつけられた事件の4つの事件で、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われています。
元漁協組合長の射殺事件
直接的な関与を示す証拠がないなか、1審の福岡地裁は2021年、野村被告を「首謀者」と認定し野村被告に死刑、田上被告に無期懲役とする判決を言い渡し、被告側が控訴していました。
看護師襲撃事件
1審で2人は起訴内容を全面的に否認し無罪を主張していましたが、控訴審で田上被告は4つの事件のうち看護師と歯科医師が襲われた2つの事件について、独断で指示したと関与を一転して認めたうえで、殺意はなかったと主張しました。
これに対し、検察側は野村被告の刑事責任を免れさせようとする動機があると指摘し、田上被告の主張は信用できないと反論していました。
田上被告
控訴審判決は12日午前10時から福岡高裁で始まり、まず田上被告が黒いスーツ姿で一礼をして、法廷に入りました。続いて、野村被告も黒いスーツ姿で深々と頭を下げ、法廷に入りました。
工藤会トップとナンバー2
市川太志裁判長は冒頭、「不規則発言をした場合は、即時退廷を命じることがあるのでご注意ください」と述べました。
きょうの廷内
そして、野村被告の1審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。田上被告については、控訴を棄却し、1審の無期懲役の判決を支持しました。
1998年の元漁協組合長が射殺された事件については「共謀について論理則、経験則に基づき是認できない」として、野村被告を無罪としました。
元漁協組合長の射殺事件以外の3つの事件については、野村被告が工藤会の実質的な意思決定権を持っていたと1審通り認定しました。
3/12(火) 10:05配信
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市民を襲撃した4つの事件で殺人などの罪に問われ、1審で死刑判決を受けた特定危険指定暴力団、工藤会トップの控訴審判決が12日午前10時から開かれ、福岡高等裁判所は野村被告の1審判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。
田上被告の控訴は棄却しました。
裁判所に入る車列
工藤会トップで総裁の野村悟被告(77)とナンバー2で会長の田上不美夫被告(67)は、1998年、港の公共工事への介入を断ったとされる元漁協組合長が射殺された事件、2012年に工藤会の捜査に長年携わっていた福岡県警のOBが銃撃された事件、2013年に野村被告が通っていたクリニックに勤めていた女性看護師が切りつけられた事件、2014年に元漁協組合長の孫にあたる歯科医師が切りつけられた事件の4つの事件で、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われています。
元漁協組合長の射殺事件
直接的な関与を示す証拠がないなか、1審の福岡地裁は2021年、野村被告を「首謀者」と認定し野村被告に死刑、田上被告に無期懲役とする判決を言い渡し、被告側が控訴していました。
看護師襲撃事件
1審で2人は起訴内容を全面的に否認し無罪を主張していましたが、控訴審で田上被告は4つの事件のうち看護師と歯科医師が襲われた2つの事件について、独断で指示したと関与を一転して認めたうえで、殺意はなかったと主張しました。
これに対し、検察側は野村被告の刑事責任を免れさせようとする動機があると指摘し、田上被告の主張は信用できないと反論していました。
田上被告
控訴審判決は12日午前10時から福岡高裁で始まり、まず田上被告が黒いスーツ姿で一礼をして、法廷に入りました。続いて、野村被告も黒いスーツ姿で深々と頭を下げ、法廷に入りました。
工藤会トップとナンバー2
市川太志裁判長は冒頭、「不規則発言をした場合は、即時退廷を命じることがあるのでご注意ください」と述べました。
きょうの廷内
そして、野村被告の1審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。田上被告については、控訴を棄却し、1審の無期懲役の判決を支持しました。
1998年の元漁協組合長が射殺された事件については「共謀について論理則、経験則に基づき是認できない」として、野村被告を無罪としました。
元漁協組合長の射殺事件以外の3つの事件については、野村被告が工藤会の実質的な意思決定権を持っていたと1審通り認定しました。
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