2023年12月9日 22時01分
フィギュアスケートLife 〈Vol.27〉 - Figure Skating Magazine 世界選手権2022 坂本花織 宇野昌磨 FUSOSHA MOOK 価格:2145円 |
中国 北京で行われているフィギュアスケートのグランプリファイナルは、女子シングル後半のフリーが行われ、前半で首位に立った坂本花織選手がフリーでもトップの得点をマークしてこの大会初優勝を果たしました。
グランプリシリーズ上位6人で争うグランプリファイナルは9日夜、女子シングルのフリーが行われ、前半のショートプログラムでトップに立った坂本選手が初優勝を目指して演技に臨みました。
坂本選手は、難度の高い3回転ルッツを危なげなく決めるなど序盤は安定した演技を進めました。
中盤に、連続を予定していたジャンプの1本目で着氷が乱れるミスがありましたが動じることなく立て直し、最後の3回転ループには2回転トーループをつけるコンビネーションジャンプにしてミスを挽回しました。
坂本選手はフリーでもトップの148.35をマークし、合計225.70としてこの大会初優勝を果たし、得点が発表されると目に涙を浮かべました。
坂本選手は、昨シーズンのこの大会で前半トップに立ちながら後半で大きく順位を落として5位に終わっていて、「ライバルは過去の自分だと思っていたのでそれに打ち勝てたのが何よりもうれしい」と話していました。
一方、前半4位の18歳、吉田陽菜選手は冒頭でトリプルアクセルを着氷するなど大きなミスなく滑りきり、フリーは自己ベストを更新する142.51で合計203.16とし順位を1つ上げて初出場で3位に入りました。
2位はベルギーのルナ・ヘンドリックス選手でした。
前半はジャンプのミスが重なって5位だった20歳の住吉りをん選手は、大技の4回転トーループに挑みましたが決めきれず、フリーは121.76、合計180.39で6位でした。
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