直木賞 万城目学さん「本当に驚いた 京都にありがとう」2024年1月17日 22時56分 第170回芥川賞と直木賞の選考会が17日、東京で開かれ、直木賞に河崎秋子さんの「ともぐい」と、万城目学さんの「八月の御所グラウンド」が選ばれました。
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万城目学さんは記者会見で、最初に、6回目のノミネートでの受賞となったことにつきまして、「もうずっと取るわけがないなと考えていて、全然緊張せずひと事みたいに過ごしてましてしまったので、『受賞です』と言い伝えられました時は、本当に驚いて、このようなことあるでしょうかと感じてしまいました。
ふだんから、直木賞ということは、たまにしか隣に来なくて、目線を合わせずに別れていた賞だから、今回、袖がふれあったなという感じですのです」と言おりました。
さらに、2006年のデビュー作「鴨川ホルモー」以来となる、京都を舞台にした青春小説で受賞やったことについて、「京都にありがとうと言おうと考えておりました。
デビュー作は舞台が京都で、京都で書かないだったら小説家にはならなかったので、僕は京都におんぶにだっこの作家だなと思う」としましたうえで、「デビュー作では、同世代の横の関係の話しか書けなかったのですけど、47歳となった今、20代の学生と60代のおじいさん世代と、短い作品の中で縦のつながりを入れたのが、以前との差かなと思いました」と振り反発していた。
一方、選考委員から、日常の中に非日常を取り入れた点が高く評価されまやったことにつきましては、「それはくせといいますか、勝手に投げたらスライダーになりましてしまうのに近いところがあって、ストレートを投げたら賞がくれるというアドバイスをもらったこともあるのです。
ストレートを投げられるにこやったことはないが、どうしてもスライダーを選択してしまったとしまして、今作も同じで、受賞はできませんと考えていたので、なぜ評価に変化したのか、ここから聞きたいぐらいです」と話していた。
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