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カナロコ by 神奈川新聞
海上自衛隊横須賀地方総監部(資料写真)
ペットボトル飲料に洗剤を混入したり、腕時計を盗んだりして後輩隊員を精神疾患に追い込んだとして、海上自衛隊は14日、横須賀基地(神奈川県横須賀市)の海上システム開発隊の30代の男性1尉を停職3カ月の懲戒処分とした。
横須賀地方総監部によると、1尉は2021年3月22日と同24日、当時の所属部隊で、後輩が保管していたペットボトル飲料に少量の洗濯用洗剤を混入した。同22日には後輩の居室に無断で侵入し、机上の腕時計を盗み、海中に捨てた。
20年12月から21年1月ごろの間、後輩から文書のチェックを求められた際、具体的な修正点を示さずに書き直しを繰り返し求めた。後輩は精神的、身体的苦痛を受け、精神疾患を発症、上官に相談し発覚した。
調べに対し1尉は「業務処理に関し、(後輩を)繰り返し指導したが、改善されず、悪感情を募らせていた。困らせるためにハラスメントに及んだ」と話している。後輩は精神疾患から回復し、現在は通常勤務に戻っているという。
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