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五月五日
壮絶な夜が明け、新しい朝が来た。



ハルは自分が見れる最後の朝日だと思うと心が苦しかった。
夏生は冷凍庫で寝たおかげで多少体調が良さそうだが、やはり完治はしていなかった。


そんなフラフラな状態でも朝ごはんを作ると夏生さんは台所に立った。
ハルはずっと夏生さんの背中を見つめていた。
朝食ができる頃に丁度、おデブ様も朝の散歩から帰ってきた。


夏生さんが話し始めた。


「おデブさんすいません。なんかずっと寝込んでいたみたいで、ご迷惑をおかけしました。」


夏生さんは当たり前だが何も知らなかった。


おデブ様は台所へ歩いて向かい、ひょっこり顔を出した。
「夏生さん、旅の疲れってやつじゃないですか?
全然気にしてませんよ。
それよりごはんはおかわりしてもいいですか?」


ごはんを3杯も食べたおデブカメラマンは食器を重ねて台所に向かった。


「おいしい日本茶があるんで飲みますか?」


私も夏生さんも笑顔で頷いた。
おデブ様は台所から話し続けた。


「夏生さんもハルさんも身体には十分気を付けないといけませんよ。」


おデブ様がお茶を入れてくれるなんて珍しい朝だと私は思った。
いつも朝からビールのんでいるような人なのに・・・。


食後のお茶をいただいていると急に眠気が襲ってきた。
横目で夏生さんを見るとすでに眠っていた。


“これは睡眠薬入りのお茶?”


おデブ様を見ると笑顔で微笑んでいる。
そして意識が薄れる中おデブ様の声が聞こえる。


「ハルさんごめんね。
あの玉手箱には私が入るよ。
夏生君の育ての親としてね・・・。
これからも夏生君の傍にいてあげてください。」


目が覚めると窓から夕陽が差し込んでいた。
頭が痛くて、まだ意識がはっきりとしない。


おデブ様の姿はそこにはない。
私は夏生さんを起こして地下室の冷蔵庫を見に行った。
二段目の冷凍室を開けようとしたが、まるで中から鍵でも掛かったようにびくともしなかった。


夏生さんはおデブさんは気まぐれな人だから、また気が向いたら顔を出すだろうと言っていた。
帰り支度をしながらこう言った。


「ハルさん、しばらくこの家に来ないと思うけど何か持っていきたい物ある。」


「私は冷蔵庫を連れて行きたいです。」



〜〜Fin〜〜


















廃工場の前に着くとスンとプンが待っていた。


敵の数は約十人、あの老人と科学者数人と軍事訓練を受けている人間も数人いるようだ。
車を降りようとすると、おデブ様が私の手を引いた。


「ハルさんは車の中で待っていたほうが安全だよ。
相手も油断してるとは思うけど銃を持っていても不思議ではない連中だからね。」


「おデブ様、この命は夏生さんに救っていただいた物です。
夏生さんのために使うことに何の躊躇もありません。
決して邪魔は致しませんので、どうか連れて行ってください。」
そう告げるとおデブカメラマンは手をゆっくりと離した。


ハルたちが策を練っていると工場の中から悲鳴が聞こえてきた。


「ギャー助けてくれーーー」


急いで中に入ると、建物の中はドライアイスのような冷気と煙が薄く立ち込めていた。
「なんだこれは!?」


冷凍庫の周りで男たちが倒れていた。
しかも全員が急激に老化していた。
あの老人の姿だけは見当たらなかった。


ハルは急いで冷蔵庫に駆け寄ると、開きかけの冷凍室をゆっくりと開けた。
そこには毛布に包まって夏生さんがすやすやと寝息をたてていた。
よく見ると夏生さんの指先が元に戻っていた。



「ハルさん、おデブさん、捕まえてきましたよ。」
スンとプンがあの老人を捕まえてきた。
どうやら車で逃げようとしたようだ。


ハルたちは老人を椅子に縛り、話を聞くことにした。


老人の話はとても信じられないような内容だった。



玉手箱はその昔、浦島太郎が地球に帰るときに乙姫が授けたもの。
乙姫は浦島太郎にこのような約束させた。『決して自分の遠くへ置いてはいけない。そして決して箱を開けてはいけない』と。
どうやら玉手箱の中には乙姫自身が入っていたらしい。


その理由は地球以外で生活していた浦島太郎は、後遺症で地球に着いてしばらくすると身体が徐々に透明になり死んでしまうはずだった。
しかし、それを不憫に思った乙姫はその事柄を本人に伏せ自らが彼の傍で生命力を与え続けていたのだ。


夏生さんのお祖父さんはその言い付けを守り、冷凍室を生涯開けることはなかった。 
つまり冷凍室の乙姫が亡くなったから、一緒に浦島太郎も息を引き取ったのだ。


老人は夏生さんの病についても話してくれた。
夏生さんは浦島太郎の子供であり同じように宇宙で生活していた。
つまり、誰かがこの冷凍庫に入り、夏生さんに生命力を与えないと死んでしまうということ。
そしてその中に入れるのは乙姫と同じ星の者だけだと言う。


老人は最後にこう付け加えた。


「御嬢さん、あなたが生涯この冷凍庫に入り生命力を与えれば彼は助かる。
だが、私にはそんな行動は理解できませんがね。」


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ハルたちは夏生さんを冷凍室へ入れ、屋根裏から玄関を見張っていた。


時刻は丑三つ時、みんながウトウトしているとゆっくりと扉が開いた。
数人の男たちが家に入ってきた。
最後に入ってきたのは私に魔法の言葉を教えたあの老人だった。


彼らは夏生さんの仏間には入らず、何故か地下室の階段を下って行った。


老人の声がわずかに聞こえてくる。
「やっと玉手箱を見つけたぞ。太郎が死んで続けて夏生が死ぬとは本当に運が向いてきたようじゃな。さっさと運び出せ。」


ゆっくりと階段を上がってくる彼らはあの冷蔵庫を運んでいた。
私は飛び出そうとしたが、おデブ様に止められた。



“でもあの中には夏生さんが入ったままなのに”


私は目の前で夏生さんが運ばれていくのに、何もできない無力さを感じた。 
そしてまたゆっくりと静かに玄関の扉が閉められた。
おデブ様は扉が閉まるとすぐにスンとプンに尾行するように伝えた。


私とおデブ様は屋根裏からゆっくりと降りた。


「ハルさん。夏生さんはまだ無事だから取り乱しちゃだめだ。それよりまさかあの冷蔵庫がタイムマシンじゃなくて玉手箱だとは驚いたよ。」


「でもおデブ様あれが玉手箱だとして、どうしてあの中に私は入っていたのでしょうか?
それになんであのおじいさんは玉手箱の存在を知っていたのでしょう?」


おデブ様は考え込んだまま、口を開こうとしなかった。


ピッピピー、ピッピピー


おデブ様の電話が鳴った。
スンとプンの二人から連絡がきたようだ。


どうやらすぐ近くの廃工場に彼らの拠点があるようだった。


電話を終えるとおデブ様が口を開いた。


「ハルさん、僕はなんとなくあの老人の目的が見えてきたよ。
まず一つ分かったことはあの老人は僕と同じでこの星の住人ではない。
そして僕の推測だけどハルさん、君はやっぱり特殊な役目を背負っているみたいだ。」


おデブ様は暗い顔をしていた。


「すべての答えはあの老人に直接聞いたほうが良さそうだね。
じゃあ夏生さんを迎えに行きましょうか。」
















私たちは夏生さんのところへ戻り、スンが作ってくれたおかゆをみんなで食べた。


おデブカメラマンは食後に夏生さんに薬だと睡眠薬を飲ませた。
そのおかげか夏生さんはすやすやと寝息をたてて再び眠りについた。
布団をかけながら夏生さんの身体を見ると出掛ける前は指先だけを包んでいた光が手首まで進行していた。それを見たハルは声を殺して涙をこぼした。


プンが口を開いた。
「おデブ様、ハルさんの冷凍庫型のタイムマシンを使って過去に行って太郎様に助言をもらいに行くのがいいんじゃないですか?」


おデブ様は少し小首を傾げた。
「んーー。その方法も考えたが、そもそもあの冷蔵庫はタイムマシンではないのかもしれない。結局ハルさんも自分の時代に帰れていない。ハルさんは本当はタイムマシンこの時代にきたのではなく、違う理由であそこで眠っていたかもしれないね。」


「すいません。私・・・自分のこともあの箱のことも何も覚えがなくて。」


「ハルさんが悪いことなんて少しもないよ。ただ、このままでは夏生君の状態は相当悪いと思う。このまま放置すれば数日で消えてしまうかもしれない。玉手箱さえ見つかれば何か分かるかもしれないけど、手掛かりも手段もない。」


おデブ様もスンもプンもみんなうっすらと涙を浮かべていた。
“私は夏生さんに助けてもらった身。今度は私が夏生さんを助けなきゃいけない。”


「おデブ様、こうなれば手段は問えないと思います。私の考えを聞いてもらえますか?」



ハルは敵を利用することを考えた。


“この前の一件以来、あの老人の組織に夏生さんは監視されているはず。
もし彼らの真の目的が私でも夏生さんでもなく、玉手箱であるとするなら夏生さんの死亡を偽装すれば、彼らが玉手箱へ導いてくれるとはず。”



五月四日
ハルたちは夏生さんが亡くなったように偽装するために、新聞のお悔やみの欄に夏生さんの名前を出しカラっぽの棺桶を用意した。



スンの知り合いの葬儀屋にお葬式の準備をしてもらい、着々と準備を進めていた。
「あとで夏生さんが知ったら私たちみんな怒られちゃいますね。」



問題は夏生さんが身を隠す場所がないことだった。家から運び出せば嘘がすぐにばれてしまう。
とりあえずあの冷凍室のコンセントを抜いて毛布で包んで入れておくことにした。



おデブ様と運んでいるときの夏生さんはとても軽くなっていた。
もう時間があまり残されていないような気がした。


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しばらく山道を走り進めると町立図書館に到着した。


おデブ様は子供用の絵本を三冊私の前に広げた。


「ハルさんは浦島太郎と金太郎、桃太郎のお話は知っているかい?」
私は小さく頷いた。それを確認しておデブ様は話を続けた。



「実はこの三冊にただの昔話ではないのだよ。」
「おデブカメラマン様いったいその話と夏生さんとどのような関係が?」



「最後まで聞いてもらえばわかると思います」
彼はそう言うと話を進めた。


「唐突なんですが、金太郎と桃太郎は浦島太郎が実話だということを隠すために作られた話なんだ。浦島太郎だけ苗字があるのも少し不思議に思わないかい?」


私は考えてみたこともなかったが、言われてみると確かに不思議に思えてきた。


おデブ様は浦島太郎の絵本を手に取り、始まりの場面を見せた。
「このいじめられている亀が僕で、それを助けてくれたのが夏生さんの亡くなったお祖父さんなんだよ。」


「・・・え!?つまり、夏生さんのお祖父さんはそんなにも長く生きられたということですか?何よりおデブカメラマン様は亀だと・・・。」
私は頭の中が混乱して、まったく整理がつかなかった。



「夏生君のお祖父さんの太郎様は僕の命の恩人でね、僕の星へ招待したんだ。その時に乙姫様と恋に落ちて生れたのが、夏生君だった。その後も家族三人で楽しく暮らしていたんだが、太郎様は夜になるといつも寂しそうに地球を眺めていたんだ。その思いを知った乙姫様は星の掟を破って太郎様を地球へ帰らせたんだ。玉手箱を持たせてね。それと同時に乙姫様は行方不明になり、夏生君は僕が面倒をみていたんだ。まだ小さい頃だったから覚えていないみたいだけどね。」



おデブ様は少し寂しそうにメガネのレンズを服の裾で磨き始めた。



「おデブ様、腑に落ちない点がございます。太郎様は夏生君のお祖父さんとおっしゃったように聞こえましたが、今のお話ですとお父様ということになっていました。」



「ハルさんは《ウラシマ現象》というのは聞いたことがあるかい?これは宇宙でたった数年の出来事が地球に帰ってきたらその十倍以上過ぎてしまうという現象なのだよ。つまり、太郎様が地球に帰った数年後に私と夏生さんが地球にきたときにはもう親子には見えない状態だったんだ。だからたぶん、太郎様も自分が父親だとは名乗らなかったのだと思う。」



「では、夏生さんの病にはこの物語が関係しているということですか?」



「まだ確証はないんだが、お祖父さんが持ち帰った玉手箱が必要なんだと僕は考えているんだ。」






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五月三日
あの事件後、ハルはまだ自分の時代には戻れずにいた。


結局あの後、幾度か冷蔵庫には入ってはみたが身体が芯から冷えただけであった。
何より彼女自身の記憶がないのが一番の問題であった。



今日は手掛かりを探すために再び夏生の祖父の家にレンタカーで向かっていた。
砂利道の山道を車で走っていると新緑の木々が立ち並んで風に揺られて気持ちが良さそうだ。
最近の夏生は具合が悪そうで寝込みがちだった。
医者に診てもらうことを勧めたが彼は嫌がっていた。



しばらく道を進めていくと祖父の家が見えてきた。
到着すると夏生さんが車から荷物を取り出していたので、ハルは呼び鈴を鳴らした。

ピンポーン

ドドドド・・・
大きな足音が家の中から近づいてくる。
おデブカメラマン様が出迎えてくれた。


「おデブカメラマン様、ご無沙汰しております。先日の一件ではご尽力いただきまして誠に感謝しております。何とお礼を申せばいいのか・・・。」


「ハルさん、お礼には及びません。それより夏生君は一緒じゃないのかい?」


おデブ様にそう言われ、指を刺そうと振り返ると夏生さんが倒れていた。
「夏生さん!?」
おデブカメラマンとハルが駆け寄ると夏生は弱々しく右手を上げた。
「大丈夫だ、ちょっと目眩がしただけ・・・」


急いで家の中へ担ぎこんで寝かせると、不思議なことに夏生さんの指先がやわらかい光に包まれていた。


「おデブ様、夏生さんは最近具合が悪かったようです。まさかこのような奇怪な病に蝕まれるとは・・・。早く医者に診ていただいたほうがよろしいのではないでしょうか。」


おデブ様は無言で彼の身体を調べた後、ゆっくりと口を開いた。


「・・・夏生さんは医者には連れて行けないんだ。」
おデブカメラマンは俯きながら呟いた。


「なぜですか?」
春は夏生の苦しそうな姿を見るのが辛かった。


「彼も君や私のようにはこの国では存在しないから、万が一でも医者に連れて行くと彼は移民局か国の役人に監禁されることになる。例えばこの前、君を誘拐したあの組織にね。」


私は意味が分からず、何も口に出せなかった。


「夏生さんは少しの間ならここに寝かせおいて大丈夫だろう。ハルさんにも夏生くんや私のことを説明したほうが良さそうだね。これから少し出掛けよう。」


おデブ様はそう言うと立ち上がり夏生さんの上着から車のカギを取り出した。


「おデブ様、一体どこへ行くのですか?あまり夏生さんを放っておくのは良くない気がしますが。」
「ハルさん、じゃあ夏生君のことはスンとプンに頼んでおくよ。」



そうして私はおデブ様に連れられ町立図書館へ向かった。




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交戦の最中で急に残党たちは急に武装を解除して夜の森へ消えていった。


おデブカメラマンが言うには、たぶん彼らもハルに発信器を付けていたが
タイムトラベルにより目標を探知できなくなってしまい手を引いたのだろうと・・・。


夏生たちはとりあえず祝杯をあげることにした。
ふと自分をみると全身傷だらけだった。


一体誰のための、何のための戦いだったのかは分からないが
エイプリルフールにはピッタリのくだらない一日だったことは確かだった


家に入ると緊張から解放され崩れ落ちるように居間に倒れ込んだ。



「夏生さんお疲れ様でした。天国のお祖父様もきっとお喜びでしょう。
こんな疲れた日にはビールでも飲みたいですね。」
そう言うとおデブカメラマンは割れたメガネのレンズを磨いていた。


「そうですね。地下の冷蔵庫に確かビールとチーズが入っていたと思うので、取ってきますね。」



夏生はそう言って地下の木造の階段を降り始めた。


木のきしむ音は、ほんの数日前にハルを見つけた日と同じだった。

期待を込めて二段目の冷凍室を開けても
ハルの姿はなく空っぽの四角い空間だけがそこにあった。


「やっぱり空だよな・・・。」



夏生は深いため息とともに上の冷凍室を開けた。
そこには薄汚れた着物を着たハルがビールを飲みながら入っていた。


「・・・は?」


「・・・へ?」


ハルは飲みかけのビールと食べかけのチーズを取られると思ったのか夏生から遠ざけた。


「・・・ハル。お前何やってんの?」


「見て分からぬか?ビールを飲みながらチーズを食べておる。・・・どうやら扉を間違ったようで、帰れなかったから先に一杯やっていたぞ。」


そう言うとハルは満面の笑顔でビールを俺に勧めた。




世の中不思議なことや、理不尽で不可解なことで埋めつくされているかもしれない。
でも、そんなことはどうでもよく。



瞬間瞬間を大切な人と過ごせてれば全部良好





〜〜〜Fin〜〜〜

〜〜〜To be continued 〜〜〜











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夏生は謎の女を捕まえて戻るとそこには、おデブカメランがひとり待っていた。


「すいません、夏生さん。ハルさんを拐われてしまいました。」
おデブカメラマンは俯いたまま唇を噛み締めた。
「なんであいつを一人にしたんだ。一体誰がハルを誘拐したんだ!!」
夏生は自分でも驚くくらいの声を荒げた。


彼が悪くなんてないのは分かっていたが、言葉を浴びせずにはいられなかった。


スンがそっと夏生の肩に手を置いて声をかけた。
「まだ間に合いますよ。ハルさんに付けて置いた発信器で居場所は追えます。」
「私とプンはこの現場の収束にあたります。夏生さんはハルさんを迎えに行ってあげてください。」


爆発で止まったエスカレーターを駆け上ると夕焼で街全体が赤く染まっていた。


夏生はおデブカメラマンと謎の女の車に乗り込んだ。
車の中で謎の女の素性を聞いた。


彼女曰く、ハルは彼女の子孫らしい。
その話が本当ならあの冷蔵庫はタイムマシンということになる。
もはや訳が分からなかったが、彼女はそれ以上何も話そうとしなかった。

車は都会を離れ、山道を進んで行った。
小高い丘の上に研究施設のようなものが見えた。


車を降りてゆっくりと建物に近付いた。
看板には「遺伝子研究所」と書いてある。


「ハルはここか・・・。」
夏生は突然緊張してきて、ゆっくりと深呼吸をした。




作戦はとてもシンプルだった。
駅に残っていたスンが爆破事件の監視ビデオを入手し、この施設が関わっているように映像を改ざんして警視庁へ匿名のメールをした。
そして警察を名乗り施設へ電話をする。


こちらの予想以上に施設の中は慌ただしくなった。
その混乱に紛れて火災報知器やスプリンクラーの制御装置を破壊した。
施設は大混乱していた。


「よし、行きましょう」
そう言うと夏生は誰よりも早く駆け出した。



悪戦苦闘の末、ハルを奪還することが出来た。
謎の女はハルの安否を確認するといつの間にか姿を消していた。


夏生たちは何とか祖父の家の前まで辿り着いた。


夏生は疲れきったハルを抱えて家に入ろうとした。


しかし、そこには組織の残党が待ち構えていた。


「ハル、聞こえるか?」
小声でハルに呼びかけた。


「おれとおデブカメラマンが時間を稼ぐ。
その間にお前は地下室の冷凍庫からお前の時代へ帰れ。」


「夏生さん、気付いていたのですか?」


「あれがタイムマシンなのは信じてないが、お前が無事なことが最優先だ。この時代に来た理由は知らないがこの時代に居てはだめだ。必ず生きて帰れ。」



ハル涙を浮かべては走り出した。



「おデブカメランさん、面倒なことに巻き込んですいません。」


「これくらい運動しないとビールが美味しくならないから大丈夫ですよ。
さあ、もう一汗かきましょう。」

おデブカメラマンはニコっと微笑んだ。






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最初の爆発から数時間後。


私はおデブ様に連れられ駅内の地下にある会議室で身を隠していた。
そしておデブ様から自分の置かれている立場について教えてもらった。


“しかし、この状況では私と夏生のどちらが狙われているのか分からなかった。
もしくは二人ともが標的なのだろうか?“


考えを巡らせていると二度目の爆発が起きた。
私のいる会議室で起こった。


どうやら狙われているのは夏生さんではないことが分かった。
爆発で私はおデブ様とはぐれてしまい、私は狭く屏に囲まれた通路を進んだ。


すると後ろから“カシャン、カシャン“と機械の擦れるような音が少しずつ近づいてきた。


「誰だ!誰かそこにおるのか?」


返事はない。
でも確実に私のほうへ近づいてきている。



暗闇の中から小さな機械の化物が出てきた。私は走って逃げた。
上に登る長い階段をがむしゃらに走り続けた。


しかし、屋上へ出ると逃げ場はなかった。


建物の下から声がする。聞いたことのない老人の声。


「いまからハシゴを渡すから、それを使いなさい。」
急いでそのハシゴを降りると長ヒゲのおじいさんと沢山の黒尽くめの男たちが待っていた。


「助けていただいて有難うございました。」
私はそう言ってお辞儀をすると、おじいさんはこう言った。


「あの化物を止める魔法の言葉を教えましょう。」
そう言うと老人は私に紙切れを渡した。


そこには“ふたつにひとつ”とだけ書いてあった。



「さあ、あの化物にその言葉を聞かせてご覧さない。」
私は屋上から追ってきた機械仕掛けの化物にその言葉を言うと彼らは動かなくなった。


「上出来です。よくできましたね、お嬢さん。」



そう言うとおじいさんは私の正面に立って言葉を続けた。
「ふたつにひとつ」

そう言われた私は体が動かなくなり、目の前が真っ暗になった。




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四月一日

夏生は早朝から蔵を漁っていた。
ハルに祖母のものらしき着物を着せてやった。
似合い過ぎるほどに似合う。というかサイズまでぴったりとは驚いた。



夏生は朝食の味噌汁を作りながら状況を整理していた。


“どこに逃げればいいのか・・・。所持金から考えて飛行機は乗れないな。
それに空港を包囲されたら逃げ場もなくなってしまう。となれば、新幹線が無難か。”


夏生とハルはバスと電車を乗り継いで東京駅までたどり着いた。
新幹線の切符を買い待合室で待つことにした。


ドカーン!ドカーン!
急に爆発が起きた。


「キャー助けてー。」
駅内は悲鳴と混乱で満ち溢れた。周りは爆発でコンクリート破片が散らばっていた。
しばらくすると駅の構内は不気味なくらい静まり返った。

ゆっくりと顔を上げて辺りを見渡すと
爆発のあった方向から昨日訪ねてきた謎の女がこちらを見ていた。


「くそ、あいつが犯人か、昨日は逃げろなんて言ったくせに罠だったのか?」
「可能性はありますね。」
男の声に振り返るとおデブカメラマンが立っていた。


「なんであんたがここに?まあいい、おれはあいつを追うからハルを頼む。」
「分かりました気を付けて。あと念の為にスンとプンを付いて行かせます。」


ツッコミたいことは山のようにあったが、今はあの女を逃がすわけには行かない。
「ハル、お前はこの人と安全な場所へ逃げろ。あとで追いつくから。」



そう言い残すと夏生さんはSPを引き連れて走り去っていった。
私の隣におデブカメラマンはちょこんと座った。


「おデブ様、私たちはどこへ逃げれば宜しいのでしょうか?」
「ハルさん、爆発した場所から考えてまだ相手側も私たちの正確な位置までは特定できていません。そうなると今すぐ駅から出たらそれこそ相手側の思う壺かもしれません。木を隠すなら森ということです。」


おデブカメラマンさんはそう言うとカメラのレンズを磨き始めた。


“この時代の殿方はどのような場面でも冷静なものなのだと私は感心した。”




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