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2016年07月27日

海上保安学校学生採用試験(特別)から

こんにちは。
皆さん、9月の試験に向けて頑張っていらっしゃることでしょう。
少し前ですが、5月に行われた海上保安学校採用試験(特別)から、自然科学の問題について解説してみたいと思います。
この海上保安学校採用試験(特別)は、高卒以上が受験資格となっていますので、
9月に行われる国家一般職(高卒)の試験がどのようなものか、推察するのに役に立ちます。
全部お出しすることができませんので、自然科学だけ載せてみます。

まず、問題です。

【N0.22】電気に関する記述として最も妥当なのはどれか。
 1.導線を流れる電流の大きさは、単位時間に導線の断面を通過する電子の数で決まっており、1分間に1モルの電子が通過することを1アンペアという。
 2.電気回路を水路にたとえると、電圧は水路の幅に相当しており、導線の両端に加える電圧を高めると、導線の抵抗が小さくなるため大量の電流が流れる。
 3.物質の抵抗率は材質によって決まっており、抵抗率が0オームメートルの物質を不導体(絶縁体)、抵抗率が温度で変化する物質を半導体という。
 4.抵抗値の等しい複数の抵抗を並列に接続すると、それぞれの抵抗に均等に電流が流れるため、合成抵抗の抵抗値は.抵抗が1個の場合の抵抗値と同じである。
 5.抵抗に流れた電流がした仕事は、この抵抗で発生したジュール熱と等しく、1ワットの電力で1時間に行う仕事は、3,600ジュールである。

【N0.23】アルカリ金属やアルカリ土類金属に関する記述として最も妥当なのはどれか。
 1.ナトリウム、マグネシウムなどのアルカリ金属の単体は、同じ周期のアルカリ土類金属の単体よりも融点が高く、密度が大きい。
 2.白金線の先に塩化ナトリウム水溶液をつけ、ガスバーナーの外炎に入れると、炎が緑色になる。一方、マグネシウムを含む水溶液では.炎が赤色になる。
 3.ナトリウムとカリウムは、いずれも銀白色であり、乾燥した空気中でも速やかに酸化される。また、常温で水と激しく反応し水素を発生する。
 4.水酸化ナトリウムは、白色の固体で、その水溶液は酸性を示す。この固体は、加熱すると分解してガスを発生するため、ベーキングパウダー等に使用される。
 5.水酸化カルシウムは、天然には石灰岩として存在し、水によく溶ける。この飽和水溶液に二酸化炭素を通じると、カルシウムの白色沈殿を生じる。

【N0.24】生物の分類や進化に関する記述として最も妥当なのはどれか。
 1.種は.共通した形態的・生理的な特徴を持つ個体の集まりで、生物を分類する際の基本単位であり、一般に、同種内では自然状態で交配し、子孫を残すことが可能である。
 2.植物は、光合成を行うものと行わないものとに大別でき、前者には、維管束という構造を持つ種子植物と、維管束を持たないシダ植物がある。
 3.ラマルクは、多様な生物を体系的に分類する学問の基礎を築き、生物全体を、哺乳類・鳥類・は虫類・両生類・魚類の五つに大別する5界説を唱えた。
 4.ダーウィンは.生物は単純なものから複雑なものへと直線的に進化すると考え、様々な種が共通の祖先から進化してきたとする説を否定した。
 5.パスツールは、バクテリアなどの微小な生物が、ある一定の条件下で自然発生し、多様な生物が生まれるもととなることを発見した。

【N0.25】大気や気象に関する記述として最も妥当なのはどれか。
 l.大気圏は、下層から上層に向かって対流圏、成層圏、中間圏、熱圏に分けられる。このうち、成層圈には、太陽からの紫外線を吸収するオゾン層が存在する。
 2.対流圏にある雲は.空気の塊が収縮し.温度が露点より上がることで.その空気の塊に含まれる水蒸気が凝結し、水滴や氷晶となって形成される。
 3.大気は地球全体を循環しており、緯度30°から赤道付近で東から西へ向かう風を偏西風、緯度30〜60°付近で西から東へ向かう風を貿易風という。
 4.周囲よりも気圧の高い所を高気圧といい、その地上付近では、中心に向かって風が吹き込み、上昇気流が起こる。そのため、高気圧の中心付近では雨が降りにくい。
 5.北半球で温帯低気圧が発生すると、中心から西側に温暖前線、東側に寒冷前線ができる。温暖前線では北からの寒気が強いため、積乱雲が発達しやすく激しい雨をもたらす。

*********************

次に解説です。

【N0.22】電気に関する記述として最も妥当なのはどれか。
正当5

1.導線を流れる電流の大きさは、単位時間に導線の断面を通過する電子の数で決まっており、1分間に1モルの電子が通過することを1アンペアという。
☆アンペア:電流の強さは、ある断面を通って1秒間に流れる電荷(単位クーロン)の量で測られ、この単位をアンペアといい、記号Aで表す。 また、電流の向きは正の電荷の流れる向きと約束する。

 2.電気回路を水路にたとえると、電圧は水路の幅に相当しており、導線の両端に加える電圧を高めると、導線の抵抗が小さくなるため大量の電流が流れる。
☆電圧は水路の落差に例えられる。導線の電圧を上げても抵抗は変わらないが、電流は大きくなる。

 3.物質の抵抗率は材質によって決まっており、抵抗率が0オームメートルの物質を不導体(絶縁体)、抵抗率が温度で変化する物質を半導体という。
☆導体は抵抗が低くて電気が通しやすい金、銀、銅など。絶縁体は抵抗が高く、電気が通りにくい。絶縁体には、ゴム、ガラス、セラミックスなどがある。これらの中間的な性質の半導体は、温度によって抵抗率が変化する。低温時ではほとんど電気を通さないが、温度が上昇するにつれて、電気が通りやすくなる。また不純物をほとんど含まない状態の半導体は、ほとんど電気を通さないが、ある種の元素などを含ませることで電気を通しやすくなる。

 4.抵抗値の等しい複数の抵抗を並列に接続すると、それぞれの抵抗に均等に電流が流れるため、合成抵抗の抵抗値は.抵抗が1個の場合の抵抗値と同じである。
☆並列回路の場合、各抵抗の電圧が一定になるため、抵抗に反比例した大きさの電流が流れる。
並列回路の合成抵抗は1個の抵抗より小さくなる。

 5.抵抗に流れた電流がした仕事は、この抵抗で発生したジュール熱と等しく、1ワットの電力で1時間に行う仕事は、3,600ジュールである。
☆正解 ジュール熱=電圧×電流×時間(秒)=電力×時間(秒)
    1ワット×3600秒=3600ジュール


【N0.23】アルカリ金属やアルカリ土類金属に関する記述として最も妥当なのはどれか。
正当3

1.ナトリウム、マグネシウムなどのアルカリ金属の単体は、同じ周期のアルカリ土類金属の単体よりも融点が高く、密度が大きい。
☆マグネシウムはアルカリ金属ではない。
 2.白金線の先に塩化ナトリウム水溶液をつけ、ガスバーナーの外炎に入れると、炎が緑色になる。一方、マグネシウムを含む水溶液では.炎が赤色になる。
☆炎色反応。ナトリウムは黄色、マグネシウムは炎色反応を示さない。

 3.ナトリウムとカリウムは、いずれも銀白色であり、乾燥した空気中でも速やかに酸化される。また、常温で水と激しく反応し水素を発生する。
☆正解

 4.水酸化ナトリウムは、白色の固体で、その水溶液は酸性を示す。この固体は、加熱すると分解してガスを発生するため、ベーキングパウダー等に使用される。
☆水酸化ナトリウム水溶液は塩基性。また、ベーキングパウダーに含まれるのは、炭酸水素ナトリウムで、発生するガスは二酸化炭素。

 5.水酸化カルシウムは、天然には石灰岩として存在し、水によく溶ける。この飽和水溶液に二酸化炭素を通じると、カルシウムの白色沈殿を生じる。
☆石灰岩に含まれるのは炭酸カルシウム。炭酸カルシウムは水に溶けにくい。また、水酸化カルシウムは、水に少量溶ける。水酸化カルシウムの水溶液に、二酸化炭素と通じると炭酸カルシウムが析出して白く濁る。

【N0.24】生物の分類や進化に関する記述として最も妥当なのはどれか。
正当1

1.種は、共通した形態的・生理的な特徴を持つ個体の集まりで、生物を分類する際の基本単位であり、一般に、同種内では自然状態で交配し、子孫を残すことが可能である。
☆正解

 2.植物は、光合成を行うものと行わないものとに大別でき、前者には、維管束という構造を持つ種子植物と、維管束を持たないシダ植物がある。
☆シダ植物は、葉・茎・根の区別があり、維管束を持っている。
光合成を行わない植物もある。腐生植物、寄生植物など。

 3.ラマルクは、多様な生物を体系的に分類する学問の基礎を築き、生物全体を、哺乳類・鳥類・は虫類・両生類・魚類の五つに大別する5界説を唱えた。
☆生物の分類体系は、共通する特徴によって種を階層的にまとめ上げていくシステム。体系化の仕方にはさまざまな方法があるが、現代の生物学が採用しているのは、18世紀にリンネ(C.von Linne)が発案した分類体系。
また、ホイタッカーが、生物をモネラ界、原生生物界、植物界、菌界、動物界の5界に分類する5界説を提唱した。
ラマルクは、用不用説(例:キリンの首が長くなったわけ)という進化論で有名。

 4.ダーウィンは.生物は単純なものから複雑なものへと直線的に進化すると考え、様々な種が共通の祖先から進化してきたとする説を否定した。
☆全ての生物種が共通の祖先から長い時間をかけて、彼が自然選択と呼んだプロセスを通して進化したことを明らかにした。
進化論の変遷:
・1809年 ラマルク 用不用の説 
使われる器官は発達し、使われない器官は退化する。
・1859年 ダーウィン 自然選択説
自然選択によって、適者生存が起こり進化する。
・1868年 ワグナー 隔離説離が起こることによって種分化が起こる。
・1901年 ド・フリース 突然変異説進化は突然変異によって起こる。
・1968年 木村資生 中立説
DNAの塩基配列の変化のほとんどは、自然選択に影響のない中立的な進化が殆どである。
5.パスツールは、バクテリアなどの微小な生物が、ある一定の条件下で自然発生し、多様な生物が生まれるもととなることを発見した。
☆パスツールは自然発生説を否定し、実験によって“生命は生命からのみ生まれる”という説を強く後押しした。
ルイ・パスツール(フランス語: Louis Pasteur, 1822年12月27日 - 1895年9月28日、パストゥールとも)は、フランスの生化学者、細菌学者。「科学には国境はないが、科学者には祖国がある」という言葉でも知られる。王立協会外国人会員。ロベルト・コッホとともに、「近代細菌学の開祖」とされる。分子の光学異性体を発見。牛乳、ワイン、ビールの腐敗を防ぐ低温での殺菌法(パスチャライゼーション・低温殺菌法とも)を開発。またワクチンの予防接種という方法を開発し、狂犬病ワクチン、ニワトリコレラワクチンを発明している。

【N0.25】大気や気象に関する記述として最も妥当なのはどれか。
正当1
 1.大気圏は、下層から上層に向かって対流圏、成層圏、中間圏、熱圏に分けられる。このうち、成層圈には、太陽からの紫外線を吸収するオゾン層が存在する。
☆正解
大気圏は大変よく出題されるところです。
地上から、上に向かって、
・対流圏
・成層圏
・中間圏
・熱圏
となります。
キーワード:温度や圧力の変化、オゾン層、電離層、オーロラ
それぞれの特徴は、
・対流圏
対流が活発で、上空ほど気温が低下する地上から高さ10〜16kmまで の大気の層は、対流圏と呼ばれています。 雲や降水などの天気現象は対流圏で起こります。また、成層圏と対流圏の境界を対流圏界面といいます。
・成層圏
対流圏より上では、上空に向かって気温の低下率が小さいか、 逆に気温が上昇するようになります。 このような気温分布の大気 では、対流が起こりにくく成層圏と呼ばれています。  成層圏ではオゾン濃度が高く、オゾンが紫外線を吸収して大気が 加熱されることが、成層圏形成の主因です。中間圏との境界は成層圏界面と呼びます。
・中間圏
成層圏の上、高さ50km(気温は約0℃)からは再び高さとともに気温が下がり、高さ80kmでは気温は約−80℃〜−90℃になっています。この間を中間圏といいます。
中間圏の大気の密度は地表付近の大気の1万分の1程度でしかありません。しかし、この密度でも地球に飛び込んでくるいん石にとっては大きな密度で、大気との摩擦熱で発光する。また高緯度では、宇宙から飛び込んでくる細かい粒子(宇宙塵)のまわりに氷が付着して、横から太陽光を受けると光って見える夜光雲が見られることもあります。
中間圏までの大気組成はほぼ同じで、この組成を持つ大気(気体)を空気といいます。熱圏との境界は中間圏界面と呼びます。
・熱圏
高さ80km以上からはまた高さとともに気温が上昇し、高さ400km以上では1000℃にもなっています。中間圏よりも上を熱圏といいます。
気温は大気を構成している原子・分子の速さで決まり、熱圏では猛烈な速さで原子・分子が動き回っています。
熱圏になると、大気の組成は空気の組成とは異なってきて、分子よりも原子(窒素原子や酸素原子)の形で存在します。この原子が太陽の紫外線やX線を吸収して高温になります。また、紫外線を吸収することによって、原子は電離して(イオン化して)、電子とプラスのイオンになります。この電子やプラスのイオンの密度が高い部分を電離圏(電離層)といいます。
オーロラは熱圏の最下部(高度90km〜130km)で、大気の原子に太陽から飛び出した荷電粒子(水素原子核(陽子)や電子)が衝突して発光する現象です。
参考: 気象庁HPなど  

 2.対流圏にある雲は.空気の塊が収縮し.温度が露点より上がることで.その空気の塊に含まれる水蒸気が凝結し、水滴や氷晶となって形成される。
☆空気塊は上昇すると、まわりの圧力が下がるので自然に膨張する。このときは外部との熱の出入りはほとんどないと考えてよい。つまり断熱膨張する。断熱膨張のために温度が下がる。この割合は100mの上昇に対して1.0℃である。空気の塊が膨張し、温度が露天より下がることで水蒸気が凝結して雲となる。

 3.大気は地球全体を循環しており、緯度30°から赤道付近で東から西へ向かう風を偏西風、緯度30〜60°付近で西から東へ向かう風を貿易風という。
☆緯度30°から赤道付近で吹くのが貿易風、緯度30〜60°付近で西から東へ向かう風が偏西風。

 4.周囲よりも気圧の高い所を高気圧といい、その地上付近では、中心に向かって風が吹き込み、上昇気流が起こる。そのため、高気圧の中心付近では雨が降りにくい。
☆高気圧の地上付近では、時計回りに風が吹き出し、下降気流を生じる。

 5.北半球で温帯低気圧が発生すると、中心から西側に温暖前線、東側に寒冷前線ができる。温暖前線では北からの寒気が強いため、積乱雲が発達しやすく激しい雨をもたらす。
☆温帯低気圧の西側に寒冷前線、東側に温暖前線ができる。寒冷前線では、積乱雲が発生しやすく激しい雨をもたらす。

****************
いかがでしたか。
むずかしい計算問題などはなく、きちんと理屈がわかっているか、一般常識があるかを問うています。
今皆さんがやっていることをコツコツやって、自信を持って9月の公務員試験に望んでください。





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