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2016年08月29日
大学院入試における専門科目の勉強方法
以前の記事でも紹介したとおり、
(大学院入試の主な流れ)
主に専門科目を勉強するのは、5,6,7,8月でした。
私が受験した専攻は情報系だったので勉強した教科は、
”線形代数”、”微分積分”、”微分方程式”、”確率”、”統計学”、
”数理計画”、”データ構造とアルゴリズム”
でした。
以前お話した通り、
”統計学”以外は、大学の講義で勉強していたので、ある程度の基礎は身についていました。
それでも、しっかり基礎から勉強し直しました。
ではそれぞれの勉強方法を紹介していきます。
〜〜〜”線形代数”、”微分積分”、”微分方程式”、”確率”〜〜〜
演習大学院入試問題(数学 1)第3版 [ 姫野俊一 ] |
演習大学院入試問題数学2第3版 [ 姫野俊一 ] |
数学に関しては、この二つの参考書をやれば間違いないです。
”線形代数”、”微分積分”、”微分方程式”、”確率”の範囲にしてもこの参考書で網羅されていると思います。
勉強方法としては、例題、演習をしっかりすべての問題を解くことです。
1週目は、答えを見ながらでもいいので、理解することが大事です。
見るだけでなく、自分の手を動かしながら解きまた。
2週目からはなるべく自力で解けるようにし、たまに答えを見る程度で解きました。
どうしてもわからない問題が出てきたときは、ネットなどを使って調べて理解するべきです。
それでもわからない問題は、後々理解するきっかけがあるかもしれないので、チェックをしとくべきです。
〜〜〜”統計学”〜〜〜
弱点克服 大学生の確率・統計 (単行本・ムック) / 藤田 岳彦 著 |
”統計学”の範囲になると、確率の分野だけでは収まらない問題が出てきます。
この参考書と先ほど紹介した参考書を使えば、”確率”、”統計学”は大丈夫だと思います。
特に、条件付き期待値や対数尤度、モーメント推定量など確率では学べない範囲が網羅されていると思います。
勉強方法としては、先ほど紹介した参考書と同じです。
2週ほどやれば十分な知識がつきます。
〜〜〜”数理計画”〜〜〜
数理計画入門新版 [ 福島雅夫 ] |
この参考書は解くというよりは、わからない問題が出てきたときに参考にするためのものとして使いました。
問題集というよりは、教科書という感じです。
1週しっかり読んで、理解することが望ましいと思います。
”数理計画”の勉強に関しては、過去問の問題をこの参考書やネットを使って解き、
解法をマスターするのがおすすめです。
〜〜〜データ構造とアルゴリズム〜〜〜
データ構造とアルゴリズム [ 五十嵐健夫 ] |
先ほど紹介した参考書と同様、解くというよりは、わからない問題が出てきたときに参考にするためのものとして使いました。
1週しっかり読んで、理解することが望ましいと思います。
この本は、それぞれのアルゴリズムの計算量についてもしっかり説明されているのでおすすめです。
計算量の問題は、どの大学院でもよく出る問題なので、しっかりと理解しとくべきです。
先ほど紹介した参考書と同様に、過去問の問題をこの参考書やネットを使って解き、
理解していくのがベストではないかと思います。
〜〜〜プログラミング〜〜〜
プログラミングコンテストチャレンジブック第2版 [ 秋葉拓哉 ] |
受ける大学院によっては、データ構造とアルゴリズムの問題でコードを書かせられることもあります。
この参考書があれば、ある程度のコードやアルゴリズムについての説明が書いてあるので、
持っておくと便利だと思います。
しかし、この参考書けっこうな量なので、これに勉強する時間を割く余裕はないかもしれません。
〜〜〜過去問〜〜〜
すべての参考書を終えてから、過去問を始めるのをおすすめします。
過去問の勉強方法は、とにかく解ききることです。
自力で解けない問題は、参考書、ネットを駆使して解答を完成させましょう。
過去問を解きながら、専門科目の理解を深めていくのが良いです。
解答を完成させていくことで、理解はよりいっそう深まります。
受験する大学院の過去問10年分を2週ほど解くのがベストではないかと思います。
専門科目の勉強方法はこんな感じです。
正直、最初はまったくできませんでしたが、少しずつできるようになりました。
地道にコツコツやることをおすすめします。
それぞれの科目に関して、同時並行にやるのか、別々にやるのかは人それぞれでいいと思います。
”数理計画”と”データ構造とアルゴリズム”は内容が被るとこがあるので、同時並行の勉強がいいかもしれません。
まずは、しっかり基礎から理解していきましょう。
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大学院入試におけるTOEIC対策
しかしいつまでも英語に時間をかけてる余裕はありません。
以前の記事でも紹介したとおり、
(大学院入試の主な流れ)
主に英語を勉強するのは、4,5月でした。
5月に行われるTOEICでハイスコアを出すことがベストです。
また大学院入試で必要とされるスコアは、
おそらく低くても600点は取りたいです。700点あれば十分だと思われます。
この点数ぐらいならだれでも取れるとネットに書かれていますが、
けっこう難しいと思います。
特に英語が苦手という人はなおさらです。
私もそのタイプでしたから。
英語ができるようになるには、おそらく長期的な継続が必要なものですが、
大学院入試のために、短期的に結果を出さなければなりません。
なので、私の場合、質より量で勝負しました。
使った参考書は6冊で、それぞれ紹介していきます。
〜〜〜@〜〜〜
TOEIC TEST英単語スピードマスターNEW EDIT [ 成重寿 ] |
まず必要となるのが単語力です。
一冊は単語帳を持っておくといいと思います。
ですがこれに時間を割いてる余裕はありません。
休憩のときや寝る前に読むなどして、勉強しました。
また、これの付属されているCDを聞いて単語の発音も確認しておくことをおすすめします。
〜〜〜A〜〜〜
新TOEICテストはじめてでも600点が取れる! [ 山根和明 ] |
おそらくTOEICを始めるに当たってテストの流れ、解法を身に着ける必要があります。
そこでまずこの一冊をおすすめします。
600点を取るための必要最低限の知識、解法が身に付きます。
また中学校までの文法も載っていますので、復習にもなります。
〜〜〜B〜〜〜
2カ月で攻略TOEICテスト730点!改訂版 [ 横本勝也 ] |
そして、次に細かい解法を身に着けるためにこの本を紹介します。
ある程度の解法は、先ほど紹介した本で身につくと思うので、
ここでさらに点数アップを図ります。
この本は700点を取るためには、大問ごとに何点取る必要があるのかがわかり、
本番でより生きる本だと思います。
〜〜〜C〜〜〜
毎日ミニ模試TOEICテスト(リスニング編) [ 二上佑太郎 ] |
私はリスニングが苦手だったので、リスニング用の教材を買いました。
先ほど紹介した参考書と同時並行でやるのをおすすめします。
リスニングの大問を毎日少しずつできるので、リスニング対策におすすめします。
〜〜〜D〜〜〜
TOEICテスト公式問題集 [ Educational Testing ] |
すべての参考書を解き終えてからやるのをおすすめします。
TOEIC本番は時間との勝負ですので、
この問題集を使って時間の感覚と本番のテストのイメージをしときましょう。
さらに2016年5月のTOEICから一部新形式の問題となっているので、
少し古い参考書ですと新形式の問題が載っていませんので、
この参考書をおすすめします。
〜〜〜E〜〜〜
奇跡の音8000Hz英語聴覚セラピー [ 篠原佳年 ] |
最後に、私はリスニングが大の苦手なので、聴覚セラピーと呼ばれるものを使いました。
英語と日本語では周波数が違うために聞こえずらいとのことなので、
そのずれを修正するものです。
この参考書は基本的に会話文なので、内容も簡単なので勉強の合間を使って聴いてみてください。
リラックス効果もある周波数らしいです。
私はこの本でリスニングの音声が聞こえやすくなったと思います。
私が使用したのはこの6冊です。
使い方としては、空き時間に@とE。
メインはAとBとC。これを2周ずつやりました。
最後に仕上げにDという感じですね。
実際に私もTOEICスコア700点が取れたので、ぜひやってみてください。
2016年08月28日
大学院入試の主な流れ
私の場合、外部の大学院を受験しようと決めたのが4月上旬で、
そこから本格的に院試対策をはじめ、バイトや研究室を両立しながら、だいたい1日7時間ぐらいの勉強をしました。
バイトの日は、5時間ほどの勉強時間でしたが。
もともと通っていた大学の成績はぼちぼち上位の方でした。
外部に行きたいと思ったのは、やはり大学受験の悔しさがあったのが一番ですかね。
私は情報系から情報系だったので、専門科目の勉強も復習がメインでした。
先に言っておきますが、大学院入試そんな甘くないです。
ちょっと勉強すれば難関国立大学院に入れるだろうと思っている方は、
今すぐ就活したほうが楽だと思いますよ。
僕は、大学院入試のために
TOEICの参考書6冊、専門科目の勉強でノート10冊分、過去問10年分を2大学分をやりました。
かなり量的にも内容的にもしんどかったし、周りが就活が終わって遊びだすとますますメンタルがきつかったです。
〜〜〜4月〜〜〜
まず、おそらくほとんどの大学院の受験の際にTOEFLかTOEICのスコアが必要となります。
(東大に限ってはTOEFLのスコアのみの扱いとなります)
なので、まず院試勉強は英語から始めるのが一般的だと思います。
私の場合、英語自体そこまで得意ではなくて、
大学1年のときに受験したTOEICもよくてスコアは500点ぐらいでした。
英語にふれる機会も英語の論文をたま〜〜に読むぐらいで、厳しい状況からのスタートでした。
なので、まずは専門科目については忘れて、ひたすらTOEICの勉強をしました。
特にリスニングが苦手だったのでリスニングを中心に勉強しました。
#詳しいTOEICの勉強方法はまた別の記事で。
4月はとにかく毎日ひたすら英語のみしか勉強していませんでした。
ついでに結果は、5月のTOEICのスコアが650、
5月のテストが失敗したらというのが怖かったので、念のため6月のTOEICも受けて、
6月のTOEICのスコアは700でした。
基本的に願書提出の際にTOEICのスコア提出というのが多かったので、
ほぼ5月のTOEICの結果を出すことになると思います。
大学院、学科などによって方法は異なるので、よく調べといた方がいいです。
僕の場合、当日提出も可能だったので、高い方のスコアを提出しました。
また4月にやっていたのが、受けたい大学院の情報を調べておくことです。
説明会はいつ行われるのか、どんな研究室があるのか、受験科目は何なのかなどなど。
特に研究室に関しては、研究室訪問が必要なので、説明会行くまでにはある程度しぼっておく必要があると思います。
私もある程度、やりたい研究分野からある程度は絞っていました。
〜〜〜5月〜〜〜
5月から英語と専門科目の両立を始めました。
割合としては1対1ぐらいでしたね。
勉強する必要があった専門科目は、”数学、情報系”ですね。
細かくすると、
”線形代数”、”微分積分”、”微分方程式”、”確率”、”統計学”、
”数理計画”、”データ構造とアルゴリズム”
でしたね。
大学の授業の範囲で触れてなかったのは”統計学”ぐらいで、
あとはなんとなく基礎は入ってましたね。
#詳しい専門科目の勉強方法についてはまた別の記事で。
ここで言っときますが、いきなり過去問解こうとするとほぼ解けないですし、
過去問ができても、本番の問題ができるというわけではないので、
あまり過去問に頼ろうとはしないほうがいいと思います。
専門科目については、しっかりとした理解がないと解けません。
そしてまたこの時期から大学院入試説明会が始まります。
絶対に参加しないとダメというわけではないですが、参加するべきだと思います。
行きたい研究室とか見ると、モチベーションアップにもなります。
そしてこの時期には希望の研究室を絞らなければなりません。
説明会に行くまでに希望の研究室が決まっているのなら、
説明会の時に研究室訪問するのがおすすめです。
(私の場合は何度も行くことになってしまいました)
#研究室訪問についての詳細はまた別の記事で。
〜〜〜6月〜〜〜
6月からは専門科目のみを勉強しました。
英語に関しては6月からはまったくやりませんでした。
6月のTOEICの前日に少し問題を見たぐらいですね。
またこの時期にやらないといけないのが、
願書の作成です。
その中でも願書を提出する際に必要な”研究計画書”を完成させることです。
研究計画書は、自分の手で書き終えたら、受験する研究室の教授に添削してもらうことをおすすめします。
なので、研究室訪問の際に研究計画書の添削をしていただけるか確認したほうがいいです。
#研究計画書の書き方についてはまた別の記事で。
〜〜〜7月〜〜〜
ここからはひたすら勉強するのみです。
この時期までには基礎をしっかり固めといた方がいいです。
そして過去問です。
私の場合受験した大学院は二つでしたが、どちらも10年分は解きました
過去問についてそれぞれの大学院のホームページに掲載されていると思います。
過去問には解答がないので、自力で解答を作成しなければなりません。
わからない問題など出てきたときには、
自分の持っている参考書やネットの情報を駆使してなんとか解けるようにしましょう。
私もわからない問題では1問で3時間ぐらいかけて考えたり、調べたりしました。
どうしてもわからない問題が出できたときにはあきらめるのも大事です。
他の問題を解いていたらわかるということもあり得るので。
〜〜〜8月〜〜〜
主に過去問と復習ですね。
過去問できちんと理解できていない問題、範囲の穴埋めですね。
本番までに不安要素をできるだけなくすことが大切です。
〜〜〜試験本番〜〜〜
試験時間には遅れないようにしましょう。
服装については筆記は私服で、面接はスーツがベストだと思います。
夏のスーツはかなりしんどかったです。
なにより大学院入試の面接がここまできついとは思いませんでした。
いわゆる圧迫面接というものですね。
完全に落としに来ているので、特に外部には厳しいのですかね。
十分な対策が必要です。
#大学院入試における面接対策についてはまた別の記事で。
だいたいの流れはこんな感じです。
部分ごとの詳しい内容についてはまた別の記事で紹介します。
#詳しいTOEICの勉強方法
#詳しい専門科目の勉強方法
#研究計画書の書き方
#研究室訪問
#大学院入試における面接対策