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2015年04月30日

Cherry製メカニカルスイッチ

 メカニカルスイッチ Cherry MX

 私的には、腱鞘炎対策に関心はあるが、しかしあまりにも高価なキーボードにも手が出ない。と言う事で、メカニカルキーボードを利用するようになった。
 エルゴノミクスキーボードは、もう一段階安いものとしてマイクロソフト社のものがあるが、これは後に触れることにして、ここではメカニカルキーボードの話をしたい。
(単なる好みの問題でもあるが)

 メカニカルキーボードは、キーにメカニカルスイッチを使っている。このスイッチとして有名なのが、Cherry MXのメカニカルスイッチだろう。
 実際には他のメーカーのものもあるのだが(時折、オリジナルメカニカルスイッチという表示を見かけたりするが)ともかくメカニカルスイッチと言えばCherryと言われるほどで、信頼性がある。
 市販されているキーボードで使われているCherry製のメカニカルスイッチは、概ね4種類。
 黒軸、赤軸、茶軸、青軸と呼ばれるものだ。
 キートップを引き抜くと、その下にメカニカルスイッチが見える。このとき十字の中心部分(軸)に色が付いていて、これが軸の名前になっている。
 違いは、打ったときの感触の違いと言ってもいいだろう。
 簡単に言うと、打ったとき感じるキーを重さが違っている。
 重い方から黒、赤、茶、青となる。
 他にも3種類ほど、白とか灰色とかあるのだが、サンプルは見たことがあるが、市販されているのはまだ見たことがない。

<黒軸>
 黒は重い分、しっかりとした入力感がある。
 これは日常的に仕事で使っている猛者に人気がある。
 一つには、メカニカルスイッチは底まで打ち込まなくても、半押しぐらいで反応する。そもそも音がするまで打っても、キーボードの底にぶつかるわけではないので、指に対する反動が少なく負担が軽減されているのだが、さらに半押しでいけるために慣れた人なら早打ちができる。
 しかし早打ちをする人は、入力感がきちんとないと嫌う人が多い。黒軸はその辺のニーズを全て網羅している。
 また、メカニカルキーボードは機構上音がするようになっているが、一番下まで押したときに音がするだけなので、先に述べたように半押し程度で反応させればほとんど音はしないらしい。(私はそこまで熟練していないので、実感したことはないが)

<赤軸>
 赤は、黒をそのまま少し軽くしたもの。入力感があり、音も静か。他のキーより後に発売されたようで、出たときには話題になった。販売数が少なく高価だったこともあるが、現在では、値段、出荷数共に他の軸と同等になっている。ネットなど見ていると、人気がありそうだ。確かに黒より扱いやすい感じがする。

<茶軸>
 茶は、さらに軽い。始めて使うならこれをお勧めする。バランスの良い作り。メルブレイン式やパンタグラフの経験者が始めて触れて「なんて軽いんだろう」と感じるには良いモデル。音は底まで打ち込めばカチリとするので、黒や赤より大きな音がするが、メルブレイン式のキー音と同等ぐらいだと私は思う。ただ、プラスチックの軽い音ではなく、金属製の音なので、好みは分かれると思う。

<青軸>
 青は、キーがもっとも軽くできている。しかし、キーを打ったとき、底まで行く前に1回カチッと音がするようにできている。従って、普通に打つと細かいカチッと言う音が2回鳴る事になる(実際には2回聞き分けられるほどはっきりは聞こえないが)
 メカニカルスイッチは半押しぐらいで反応するが、他のキースイッチでは、それを指の感覚だけで覚える。青軸はこの半押しで音が出るので、より間隔を掴みやすいと言う事になる。軽い打音がしたらそこで反応するから、浅く打てる。元々軽いキースイッチをさらに軽く打てるので指の負担は軽くなる。これに慣れると、茶軸が重く感じるくらいだ。
 但し、はっきり言ってうるさい。打音が好きでメカニカルキーボードを選ぶ人も多いのだが、職場で使うには気が引ける。家でも、書斎で音が漏れない環境ならいいが、隣で家族が寝ていたらちょっと使えない。
 
 Cherry社製のメカニカルスイッチを使ったメカニカルキーボードは各社から出ている。キー以外の部分には、それぞれの会社の特徴が現れている。
 


腱鞘炎の為のキーボード選び

腱鞘炎の為のキーボード選び

 パソコンをよく使う人にとって、腱鞘炎は悩みのひとつかも知れない。
 特に、プログラマーやライターなど、キーを叩くのが仕事の人には、腱鞘炎が持病という人も少なくないだろう。
 キータッチが指にかける負担は、一回一回はわずかなものであっても、毎日数時間、年間240日以上、それが数年続けば、決してなおざりにできない。私も本格的に仕事で使うようになって5年ほどで最初の症状が出始め、以後、良くなったり悪くなったりを繰り返している。
 症状は人によって様々だが、私は数年前に診察受けたときには「テニス肘」と言われた。私はテニスをやらないので、医師に尋ねると「パソコンでなる人も多いです」との事だった。典型的な症状は、手首を手の甲に向かってそらすと痛みが出るもので、床面に掌をついて身体をさせるようなことはできなくなる。(拳を作った状態で、四つん這いになる事はできるので、腕の外側の大きな筋肉の問題ではない事がわかる)
 腱鞘炎には他にもいろいろな症状がある。テニス肘とは違う症状の人もいる。またテニス肘であっても、手首に痛みが出る場合、肘に痛みが出る場合、肩、首、歯、腰に痛みが出る場合も有り、腱鞘炎だと気づかないときもある。さらに痛みが日々移動する事もある。
 厄介なのは、キーボードを叩いているときは余り症状がないことだ。症状が軽いうちはキーボードを使っている以外の動きの時に痛みが出るので、原因の特定に時間がかかる。
 また、ひどくなると、日常生活に支障が出る。腕を伸ばした状態で重いものを持つと、強い痛みが出る。さらに、指先に力を入れると痛みが出るようになるので、鞄を持つこともできなくなるし、それどころか、コップのように軽いものでも指に力を入れなければならないことができなくなる。気をつけないと、お茶を飲もうとして、湯飲みをひっくり返すなど日常的に起こすことになる。
 こうなってしまうと直るのにも時間がかかる。以前はまる1ヶ月以上、キーボードに触ることをやめ、ようやく症状が治まった。
 以来、日頃から予防にいそしむようになった。

 キーボードを変えることはひとつの方法だった。
 しかし同時に、キーボードを使う環境も変える必要があった。こちらについては別の項目で追々触れるつもりだ。
 
 腱鞘炎の為のキーボード選びとしては、エルゴノミクスキーボードというのがある。
 人間工学に基づいて、身体に無理なく使えるように設計されたキーボードだ。一般的なキーボードとほとんど変わらない形状のものから、見たことのないような形状のものまで様々あり、値段も少し高いものから、目が飛び出るほど高価なものまである。
 ワンコインでも、普通に使えるキーボードが変える時代に、キーボードごときに5,000円前後も払おうと言うだけでも、一般人には眉をひそめられそうだが、エルゴノミクスキーボードの主流は、20,000円以上するものが少なくない。もっとも高価な部類では、50,000円を超える。安価なパソコンが1台買えてしまうほどだ。
 しかし、生業でキーボードを使う人間にとって、キーボードを使わないことは仕事をしないことで、選択肢として選ぶ事ができない。となれば、50,000円でも考慮の余地はあるのかも知れない。
 と言う事で、数年前からキーボード選びに興味がわくようになった。

<キーボードの概要>

 まず、腱鞘炎対策という面から、ざっとキーボードの概要を説明する。

 キーボードは、大きさ、キー配列、機能などでいくつも種類がある。
 そのうちエルゴノミクスキーボードを謳っているものがある。
 一つは、形状にこだわったもの。
 もう一つは、形状は一般的なキーボードと同じだが、キーの構造に気を遣った機種。
これは、キーの作りが指の負担に大きく影響するからだ。実際にプログラマーなど、仕事でキーを打つ機会の多い人達の中では、よく使われている。

 形状にこだわった商品としては、マイクロソフトのものをよく見かける。値段が比較的安価であることも利用者が多い所以だろう。5,000円弱から10,000円前後である。
 この種の代表格には、他にキネシスから発売されているシリーズがある。形状のユニークさでは、ダントツに目を引くが、このシリーズに50,000円クラスのものがある。以前はもっと安かったが、製造が米国なので、円安の影響を受けて最近つとに高値になった。それでも、根強い人気があるようだ。

 キー構造にこだわった商品としては、静電容量無接点方式とメカニカルなどがそれに当たる。
 これは、各キーごとに、独立したキー構造があり、指への負担を軽減している。
 メカニカルは、キーに電気的なスイッチが設けられており、内蔵された金属製のバネによって反発力を付けている。力を加えると徐々にキーが沈み込み、なめらかなタッチを感じる。キーが指に吸い付いて動くような感じだ。
 構造上、耐久性にとんでいる。しかし、価格は高く5,000円から20,000円くらい。
 もう一つの特徴は、かちかちという独特のタイプ音。これはキーがキーボードの底にぶつかった音ではなく、キーが反応したことを知らせるために音が出るようになっている。実際には底にぶつかるわけではなく、その分指への反発を軽減している。さらに音がすることで打ち込んだ感がしっかり伝わるので、使いやすいと言うことがある。また独特のこの音が好きで選ぶ人も多い。

 もう一つが静電容量無接点方式。
 静電容量の変化を検知する構造で、物理的な接点が無いので、耐久性は半永久と言われる。また、キーの反発構造に制約がないので、設計が自由。いくつかの機種が出ていて、どれも人気が高い。Happy Hacking Keyboard Professional(HHK)が有名。また東プレ製というのもよく聞く。静電容量無接点方式を採用している製品はどれも高価で、20,000円以上。

 以上がエルゴノミクスが視野に入った商品。

 補足説明として一般的なキーボードのキーも触れておこう。
 メルブレインというのは、デスクトップなどの独立したキーボードによく使われているキーで、2枚の接点シートの間に、穴の開いた絶縁シートが挟み込まれていて、キーを押すと、接点が触れあうようになっている。
 メルブレイン式というと、この接点の上にラバードームと言われるお椀型のラバーが設置され、その上にサイコロ状(アルファベットチョコレートみたいな台形のもの)のキートップが乗っている。キータッチの際、キーボードの底面にダイレクトに力が伝わってしまうため、反発も大きく、指の負担が大きいとされているが、安価で求めやすい。500円からあり、2,000円くらいまでも様々な種類がある。
 パンタグラフというのは、ラバードームとは違う構造でキーを作っていて、キーが薄いのが特徴。ノートパソコンに採用されている。2枚の接点シートの構造の上に、X型の構造を持ったキートップ(平らな板状)が乗っている。このため、キー事態が薄く、軽い力で押せるが、やはりキータッチの力が直接キーボードの底面に伝わるので、指への負担は大きくなる。キーボードが薄くなると言う特性によって、利用場所が多いこと、ラバードームに比べ、キートップのどの位置をタッチしても安定的に使えるなどの特徴がある。



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