2008年04月01日
松藤民輔氏・ドルと原油の逆相関
松藤民輔の部屋
Xのなぞ
http://blog.ushinomiya.co.jp/economics/2008/04/post_134.html#more
原油が再び100ドル台に戻ってきた。昨日のブログに紹介したように大きな下げの中に上げと下げがコンビになり大きな波を作る。110ドルになった原油は99ドルに下がり、再び110ドルの高値をトライする。 大きな転換点に見えるシグナルである。95円になった円も100円になり再び96円そして99円と大きな、小さな波を描く。これらの波に対照的な波の存在。Xになるものを見つけた。
自分に付きまとう影。影が伸びたり縮んだり。しかし影は離れる事は無い。市場ではこの影を探す事が楽しみである。見事に自分と反対に進む影もある。これをダイバージェンスと呼ぶ。たとえば原油と原油株は自分の影のように動く。しかし時として自分は上昇しているのに影が下がるときがある。自分を信じるか影に着いていくのか。この場合は影が正しいときが多い。
さて下記の図は原油とUSドル指数のチャートである。逆相関ではないか?大きなXである。原油が天井圏にあり下落するなら、米国ドルは上昇。米国ドルが上昇であれば原油が下落となる。さてこの物語はどう進展するのか?未来は未来にならねば解らないのか。金250ドルのときから1000ドルになるといい続けてきた僕。勘やあてずっぽで言い続けたのか?
幾つもののシンメトリーなチャートやグラフを探し、それを信じたまでのことだ。95円になった円。たった一日の95円だった。80年に金価格が800ドルだったのは8週間に過ぎない。今このXを見て、やはりドルは強くなる、原油の下げと同時にと直感する僕がいる。