2017年11月25日
無量と無辺の福と徳 〈観世音菩薩普門品〉
無量無辺の福徳の利とは何かを少し考えてみましょう。
無量無辺とはありとあらゆる限りない規模というイメージですね。
ところで、これはどこまでも際限の無い量と辺のことでありましょうから、その量とは物質的な質量、そして辺とは端から端まで辺り一面の距離や広さ、つまりこれは質量の大きさと面積や距離の広大さの同時両面の規模を示していることに気付かれると思います。
つまり、この無量無辺の福徳の利とは実は物質的宝の質量と影響力の広大さの両方が複合された、種類に限定されない福利であるという意味になるでしょう。
これは、あたかも多宝仏と釈迦仏の二仏両方が合わされた最高の福であろうことを意味しているように思えてくるのです。
(ぶっけん 成安田)
⇒ 第7-25日 Vol.193 二人の福、正等にして異なることなけん 【観世音菩薩普門品第二十五】(三十六~四十二行)




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