2024年大統領選挙に勝利したトランプ氏がいよいよ大統領に就任します。
ドル円相場を見ると、年末で今年の終値が近いこともあって、金利差は相当あるものの円高へ向けた動きを印象づけるように150円を割って11月の相場を終えました。
しかし、冷静に考えてみると、110円台から急激に売られてきた円が160円という一旦の節目をつけたことから、素人までも巻き込んだ相場の熱を冷やそうという動きにも見えなくもありません。
これ以上の円安への動きを阻もうとする存在は、やはり財務省であるだろうという推測はおそらく間違いないのではないかなと思っていますがどうでしょうか。
急激な変動は許容しがたいというニュアンスから、では緩やかに170円を目指せばいいのかとそういう問題でもなさそうなので、世界的なドル高と需要の弱い日本経済の事情もあって、市場の円売りと当局目線の円買いの需給の拮抗は、円を主体的に日常で使う人間としては関心を持たざるを得ません。
やはり、個人的には海外との通貨価値格差は出来るだけ広げたくはありません。
円を持ち続けるリスク、は果たして中期はともかく、長期としてどうなのでしょうかね。