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2015年07月03日
『健康オタクの独り言!!』 第2編(10)
食用油脂について数回に渡って書いてきましたが、ここで一旦区切って「まとめ」を書きます。
【まとめ】
*1:マーガリンよりはバターを。(トランス脂肪酸を避けるため)
*2:ファストフードや外食では、トランス脂肪酸使用量の情報開示に積極的なお店を選ぶ。
(揚げ物の食感を良くするショートニングはトランス脂肪酸を多く含むので)
*3:短鎖脂肪酸は腸内細菌叢(腸内フローラ)が整っているなら、
特別意識して摂取する必要は無い。
*4:腸内細菌叢を整えるには納豆やヨーグルトがおすすめ。
*5:中鎖脂肪酸はココナッツオイルもしくは乳製品(チーズ・ヨーグルト・バター等)で摂取。
ヨーグルトは上記*4の効果も見込める。
*6:長鎖脂肪酸は必須脂肪酸をバランス良く含む植物油(亜麻仁油など)の他、
同じく必須脂肪酸をバランス良く含む青魚(サンマやマグロなど)で摂取。
*7:上記のおすすめ食材に含まれる油脂から得られるカロリーを、
総摂取カロリーの20%〜25%に収める。(バランスが大事)
※今回は、どうしてこの「まとめ」の通りになるのか、
以下の文にて説明します。
*1と*2は、第6回で述べた事柄からの帰結です。
*3と*4は、第9回の内容と関わっています。
*5は第8回の内容に、*6は第7回と第8回の内容に関わっています。
長鎖脂肪酸の中でも特に重要なものはオメガ3系とオメガ6系の必須脂肪酸です。
「オメガ3」「オメガ6」は末端(酸素原子が結合している側の末端の反対側)から数えて
何番目の炭素原子が二重結合(不飽和)になっているかを表す用語です。
DHA(ドコサヘキサエン酸)はオメガ3系の仲間で、
リノール酸・γ-リノレン酸・アラキドン酸はオメガ6系の仲間です。
α-リノレン酸・EPA(エイコサペンタエン酸)はオメガ3系でもありオメガ6系でもあります。
亜麻仁油など一部の植物油はオメガ3系とオメガ6系の必須脂肪酸を多く含みます。
また、青魚やマグロ・ブリなどの大型魚、
そして商品記事として紹介しているアザラシの油(※)は
オメガ3系の必須脂肪酸を多く含みます。
(※『ハープシールオイル』の商品記事は今年6〜7月頃に一旦公開した後加筆修正しています)
望ましい脂肪酸摂取の比率は
『飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3』と言われています。
これらの中の多価不飽和脂肪酸についてさらに言えば、
『オメガ3系不飽和脂肪酸:オメガ6系不飽和脂肪酸=4:1』といわれています。
望ましい摂取比率を継続的に保つにはそれなりに詳しい栄養学の知識が必要であり、
疾病などの理由で栄養管理を要する人は医師・看護師・栄養士など
専門知識を持つ人達による助言助力が必要となるでしょうが、
今現在特に何らかの大病を患っているのでなければ、
冒頭の『まとめ』を意識した食生活にする事で、望ましい摂取比率の範囲に収まると思います。
『油(脂)』(どちらも「あぶら」という読みがなが有る)に関するお話は一旦ここで終わりますが、
何かの拍子にまた続きを書くかもしれません。
【まとめ】
*1:マーガリンよりはバターを。(トランス脂肪酸を避けるため)
*2:ファストフードや外食では、トランス脂肪酸使用量の情報開示に積極的なお店を選ぶ。
(揚げ物の食感を良くするショートニングはトランス脂肪酸を多く含むので)
*3:短鎖脂肪酸は腸内細菌叢(腸内フローラ)が整っているなら、
特別意識して摂取する必要は無い。
*4:腸内細菌叢を整えるには納豆やヨーグルトがおすすめ。
*5:中鎖脂肪酸はココナッツオイルもしくは乳製品(チーズ・ヨーグルト・バター等)で摂取。
ヨーグルトは上記*4の効果も見込める。
*6:長鎖脂肪酸は必須脂肪酸をバランス良く含む植物油(亜麻仁油など)の他、
同じく必須脂肪酸をバランス良く含む青魚(サンマやマグロなど)で摂取。
*7:上記のおすすめ食材に含まれる油脂から得られるカロリーを、
総摂取カロリーの20%〜25%に収める。(バランスが大事)
※今回は、どうしてこの「まとめ」の通りになるのか、
以下の文にて説明します。
*1と*2は、第6回で述べた事柄からの帰結です。
*3と*4は、第9回の内容と関わっています。
*5は第8回の内容に、*6は第7回と第8回の内容に関わっています。
長鎖脂肪酸の中でも特に重要なものはオメガ3系とオメガ6系の必須脂肪酸です。
「オメガ3」「オメガ6」は末端(酸素原子が結合している側の末端の反対側)から数えて
何番目の炭素原子が二重結合(不飽和)になっているかを表す用語です。
DHA(ドコサヘキサエン酸)はオメガ3系の仲間で、
リノール酸・γ-リノレン酸・アラキドン酸はオメガ6系の仲間です。
α-リノレン酸・EPA(エイコサペンタエン酸)はオメガ3系でもありオメガ6系でもあります。
亜麻仁油など一部の植物油はオメガ3系とオメガ6系の必須脂肪酸を多く含みます。
また、青魚やマグロ・ブリなどの大型魚、
そして商品記事として紹介しているアザラシの油(※)は
オメガ3系の必須脂肪酸を多く含みます。
(※『ハープシールオイル』の商品記事は今年6〜7月頃に一旦公開した後加筆修正しています)
望ましい脂肪酸摂取の比率は
『飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3』と言われています。
これらの中の多価不飽和脂肪酸についてさらに言えば、
『オメガ3系不飽和脂肪酸:オメガ6系不飽和脂肪酸=4:1』といわれています。
望ましい摂取比率を継続的に保つにはそれなりに詳しい栄養学の知識が必要であり、
疾病などの理由で栄養管理を要する人は医師・看護師・栄養士など
専門知識を持つ人達による助言助力が必要となるでしょうが、
今現在特に何らかの大病を患っているのでなければ、
冒頭の『まとめ』を意識した食生活にする事で、望ましい摂取比率の範囲に収まると思います。
『油(脂)』(どちらも「あぶら」という読みがなが有る)に関するお話は一旦ここで終わりますが、
何かの拍子にまた続きを書くかもしれません。
2015年06月03日
『健康オタクの独り言!!』 第2編(9)
《第9回》 短鎖脂肪酸について
【要旨:酢酸・プロピオン酸・酪酸などの短鎖脂肪酸は、人体内では主に大腸の腸内細菌によって作られ、大腸が活動するためのエネルギー源や中鎖・長鎖脂肪酸の材料になり、人体の活動を調節する生理活性物質の一種としても働く】
ここ数回の記事で取り扱っている『脂肪酸』とは油脂を構成する成分のひとつであり、数個から数十個の炭素が鎖のようにつながり、それぞれの炭素に水素(部位によっては酸素)が結合した構造をしています。
前回取り上げた中鎖脂肪酸は炭素数が5〜12個、長鎖脂肪酸は炭素数が13個以上ですが、短鎖脂肪酸は炭素数2〜4個です。
(※注:炭素数の区切り方には複数の説がありますが、ここでは一番流布していると思われる説に従って記述します)
短鎖脂肪酸の仲間には酢酸・プロピオン酸・酪酸が含まれ、酢酸は炭素数2個、プロピオン酸は炭素数3個、酪酸は炭素数4個です。(このほかにも何種類かの短鎖脂肪酸が有ります)
短鎖脂肪酸は、ヒトの大腸において、消化されにくい食物繊維やオリゴ糖を、腸内細菌が発酵を通じて代謝することにより生成されます。生成された短鎖脂肪酸の大部分は大腸粘膜組織から吸収され、上皮細胞を増殖させる活動や粘液を分泌する活動、水分やミネラルを吸収する活動のためのエネルギー源として利用されます。
また、一部は血流に乗って全身に運ばれ、肝臓や筋肉、腎臓などの組織でエネルギー源や脂肪を合成する材料として利用されます。
その他にも短鎖脂肪酸には、腸内を弱酸性の環境にすることで有害な菌の増殖を抑制する、大腸の粘膜を刺激して蠕動運動を促進する、ヒトの免疫反応を制御する、などさまざまな機能があることが知られています。
【要旨:酢酸・プロピオン酸・酪酸などの短鎖脂肪酸は、人体内では主に大腸の腸内細菌によって作られ、大腸が活動するためのエネルギー源や中鎖・長鎖脂肪酸の材料になり、人体の活動を調節する生理活性物質の一種としても働く】
ここ数回の記事で取り扱っている『脂肪酸』とは油脂を構成する成分のひとつであり、数個から数十個の炭素が鎖のようにつながり、それぞれの炭素に水素(部位によっては酸素)が結合した構造をしています。
前回取り上げた中鎖脂肪酸は炭素数が5〜12個、長鎖脂肪酸は炭素数が13個以上ですが、短鎖脂肪酸は炭素数2〜4個です。
(※注:炭素数の区切り方には複数の説がありますが、ここでは一番流布していると思われる説に従って記述します)
短鎖脂肪酸の仲間には酢酸・プロピオン酸・酪酸が含まれ、酢酸は炭素数2個、プロピオン酸は炭素数3個、酪酸は炭素数4個です。(このほかにも何種類かの短鎖脂肪酸が有ります)
短鎖脂肪酸は、ヒトの大腸において、消化されにくい食物繊維やオリゴ糖を、腸内細菌が発酵を通じて代謝することにより生成されます。生成された短鎖脂肪酸の大部分は大腸粘膜組織から吸収され、上皮細胞を増殖させる活動や粘液を分泌する活動、水分やミネラルを吸収する活動のためのエネルギー源として利用されます。
また、一部は血流に乗って全身に運ばれ、肝臓や筋肉、腎臓などの組織でエネルギー源や脂肪を合成する材料として利用されます。
その他にも短鎖脂肪酸には、腸内を弱酸性の環境にすることで有害な菌の増殖を抑制する、大腸の粘膜を刺激して蠕動運動を促進する、ヒトの免疫反応を制御する、などさまざまな機能があることが知られています。
2015年04月22日
『健康オタクの独り言!!』 第2編(8)
《第8回》 中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸
【要旨:中鎖脂肪酸は、ココナッツや母乳に多く含まれる成分で、一般の食用油に多く含まれる長鎖脂肪酸よりも速やかにエネルギーになる】
一般の食用油に多く含まれる長鎖脂肪酸は、小腸の毛細血管から吸収された後、静脈とリンパ管を通って脂肪組織、筋肉、肝臓に運ばれ、必要に応じて分解されてエネルギーになったり、脂肪酸から脂肪(中性脂肪)に再構成されて貯蔵されたりします。
中鎖脂肪酸の運ばれ方は長鎖脂肪酸と異なり、小腸の毛細血管から肝臓へ通じる門脈を経て直接肝臓に運ばれ、長鎖脂肪酸よりも速やかに分解されてエネルギーとなります。
ココナッツや母乳に多く含まれる中鎖脂肪酸は、「速やかに分解されてエネルギーとなり、蓄積されにくい」という性質により、脂質代謝能力が十分ではない未熟児や腎臓病患者・高脂肪食を必要とするてんかん患者・長鎖脂肪酸を利用しづらい消化器系の手術を行った患者等への栄養補給法として、40年以上前から医療現場で使われてもいます。
また、脳は活動エネルギーのほとんどをブドウ糖から得ており、アルツハイマー病では脳がブドウ糖を利用する能力が衰えている事が報告されていますが、不足する脳の活動エネルギーを、中鎖脂肪酸が速やかに分解される際に生じるケトン体(※)で補う事により、症状を緩和する事ができるという報告もあります。
(※ケトン体の基礎知識)
ブドウ糖が枯渇した状態で脂肪酸が燃焼するとき、肝臓ではケトン体(アセト酢酸とβ-ヒドロキシ酪酸)という物質ができます。
通常、脳は活動エネルギーのほとんどをブドウ糖から得ています。脂肪酸は血液脳関門を通過できないので、脳は脂肪酸を直接エネルギー源として利用できません。肝臓で脂肪酸を分解する過程で生じるケトン体は水溶性で細胞膜や血液脳関門を容易に通過でき、脳は、ブドウ糖が枯渇したときの言わば「非常用」のエネルギー源として、ケトン体を利用します。
(※中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸だけでなく、短鎖脂肪酸も人体内で重要な働きをしていますが、短鎖脂肪酸についての話は別の機会にします)
【要旨:中鎖脂肪酸は、ココナッツや母乳に多く含まれる成分で、一般の食用油に多く含まれる長鎖脂肪酸よりも速やかにエネルギーになる】
一般の食用油に多く含まれる長鎖脂肪酸は、小腸の毛細血管から吸収された後、静脈とリンパ管を通って脂肪組織、筋肉、肝臓に運ばれ、必要に応じて分解されてエネルギーになったり、脂肪酸から脂肪(中性脂肪)に再構成されて貯蔵されたりします。
中鎖脂肪酸の運ばれ方は長鎖脂肪酸と異なり、小腸の毛細血管から肝臓へ通じる門脈を経て直接肝臓に運ばれ、長鎖脂肪酸よりも速やかに分解されてエネルギーとなります。
ココナッツや母乳に多く含まれる中鎖脂肪酸は、「速やかに分解されてエネルギーとなり、蓄積されにくい」という性質により、脂質代謝能力が十分ではない未熟児や腎臓病患者・高脂肪食を必要とするてんかん患者・長鎖脂肪酸を利用しづらい消化器系の手術を行った患者等への栄養補給法として、40年以上前から医療現場で使われてもいます。
また、脳は活動エネルギーのほとんどをブドウ糖から得ており、アルツハイマー病では脳がブドウ糖を利用する能力が衰えている事が報告されていますが、不足する脳の活動エネルギーを、中鎖脂肪酸が速やかに分解される際に生じるケトン体(※)で補う事により、症状を緩和する事ができるという報告もあります。
(※ケトン体の基礎知識)
ブドウ糖が枯渇した状態で脂肪酸が燃焼するとき、肝臓ではケトン体(アセト酢酸とβ-ヒドロキシ酪酸)という物質ができます。
通常、脳は活動エネルギーのほとんどをブドウ糖から得ています。脂肪酸は血液脳関門を通過できないので、脳は脂肪酸を直接エネルギー源として利用できません。肝臓で脂肪酸を分解する過程で生じるケトン体は水溶性で細胞膜や血液脳関門を容易に通過でき、脳は、ブドウ糖が枯渇したときの言わば「非常用」のエネルギー源として、ケトン体を利用します。
(※中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸だけでなく、短鎖脂肪酸も人体内で重要な働きをしていますが、短鎖脂肪酸についての話は別の機会にします)
2015年04月15日
『健康オタクの独り言!!』 第2編(7)
《第7回》 脂肪酸とコレステロール
すべての脂肪の主要成分は脂肪酸です。人の身体が正常に活動するために約20種類の脂肪酸が必要である事が明らかになっています。
そのうち2種類のオメガ3とオメガ6と呼ばれる必須脂肪酸以外は人間の体内で合成されますが、オメガ3とオメガ6は食事またはサプリメントからバランスよく摂取されなければなりません。
この二つの必須脂肪酸がバランス良く含まれているのが亜麻仁油です。
必須脂肪酸は人間の身体の全ての細胞膜の構成要素として働きます。
また、必須脂肪酸はプロスタグランディンやトロンボキサン等の生理活性物質の原料となり、血液循環や、出血に対する防御反応、免疫システムを円滑に機能させる役割を担っています。
つまり、バタ−等の乳製品や・卵・肉に含まれる油脂分やコレステロールも、度が過ぎない限り食することは有効であるということです。
重症の心臓病等を患っている人をのぞいて、私達は最低限の脂肪酸やコレステロールをこれらの食品から摂取する必要性があります。
すべての脂肪の主要成分は脂肪酸です。人の身体が正常に活動するために約20種類の脂肪酸が必要である事が明らかになっています。
そのうち2種類のオメガ3とオメガ6と呼ばれる必須脂肪酸以外は人間の体内で合成されますが、オメガ3とオメガ6は食事またはサプリメントからバランスよく摂取されなければなりません。
この二つの必須脂肪酸がバランス良く含まれているのが亜麻仁油です。
必須脂肪酸は人間の身体の全ての細胞膜の構成要素として働きます。
また、必須脂肪酸はプロスタグランディンやトロンボキサン等の生理活性物質の原料となり、血液循環や、出血に対する防御反応、免疫システムを円滑に機能させる役割を担っています。
何かと「善玉」「悪玉」と喧伝されるコレステロールは、『ステロイド骨格』と呼ばれる炭素と水素が繋がってできている構造を持った有機化合物の一種であり、 スクアレンと呼ばれる油脂類から生合成されます。 コレステロールも体内で細胞膜や体内由来のステロイドホルモン等の生理活性物質を合成する際の材料となる、元来生命維持に欠かせない物質です。 「善玉」「悪玉」の区別はコレステロールそれ自体に因るのではなく、血液中でコレステロールが輸送される際に結合する『リポ蛋白質』の良し悪しによります。 (そしてその何種類かのリポ蛋白質も、善玉になるか悪玉になるかは状況に因ります) |
つまり、バタ−等の乳製品や・卵・肉に含まれる油脂分やコレステロールも、度が過ぎない限り食することは有効であるということです。
重症の心臓病等を患っている人をのぞいて、私達は最低限の脂肪酸やコレステロールをこれらの食品から摂取する必要性があります。
2015年04月08日
『健康オタクの独り言!!』 第2編(6)
《第6回》 前回言及した『ある成分』。それは、『トランス脂肪酸』です。
最近になって各種メディアでも取りあげられるようになってきた、この「トランス脂肪酸」とは、
食用油を製造する際、不飽和脂肪酸を多く含む液状の食用油脂類を固形化したり融点を高めたりするため等の理由で、
加工過程において不飽和脂肪酸に水素添加を施し飽和脂肪酸に変化させるという化学反応によって発生する物質のことを言います。
天然に存在する脂肪酸は、ほぼ全部シス型という立体構造を成していますが、
この水素添加によって生成した飽和脂肪酸は、トランス型という天然にはほとんど無い構造を成します。
これが「トランス脂肪酸」です。
トランス脂肪酸の弊害として、悪玉コレステロールの増加による心臓病・動脈硬化・ガン発症のリスク増加が、多くの科学的調査によって検証されています。
また、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎や、認知症の悪化にも関わっているという報告も有ります。
既に欧米諸国では食用油や油脂を使った食品に含まれるトランス脂肪酸の含量を一定値以下に規制する法制度が整備されてきており、
最近ではアメリカ食品医薬品局 (FDA) が2013年11月に部分硬化油(水素添加油)を食品目録のGRSA(generally recognized as safe:概して安全と目される)という分類から外す事を提議しています。
これが決定するとトランス脂肪酸を食品に使う側が食品の安全を証明しなければならない事となります。
日本でも平成23(2011)年2月21日に消費者庁が含有量表示のガイドラインを発表しています。
トランス脂肪酸は主にマーガリンや、ファーストフード・コンビニなどの揚げ物で多用されるショートニングに多く含まれていますが、日本国内の食品関連企業も対応を強化しつつあるようです。
最近になって各種メディアでも取りあげられるようになってきた、この「トランス脂肪酸」とは、
食用油を製造する際、不飽和脂肪酸を多く含む液状の食用油脂類を固形化したり融点を高めたりするため等の理由で、
加工過程において不飽和脂肪酸に水素添加を施し飽和脂肪酸に変化させるという化学反応によって発生する物質のことを言います。
天然に存在する脂肪酸は、ほぼ全部シス型という立体構造を成していますが、
この水素添加によって生成した飽和脂肪酸は、トランス型という天然にはほとんど無い構造を成します。
これが「トランス脂肪酸」です。
トランス脂肪酸の弊害として、悪玉コレステロールの増加による心臓病・動脈硬化・ガン発症のリスク増加が、多くの科学的調査によって検証されています。
また、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎や、認知症の悪化にも関わっているという報告も有ります。
既に欧米諸国では食用油や油脂を使った食品に含まれるトランス脂肪酸の含量を一定値以下に規制する法制度が整備されてきており、
最近ではアメリカ食品医薬品局 (FDA) が2013年11月に部分硬化油(水素添加油)を食品目録のGRSA(generally recognized as safe:概して安全と目される)という分類から外す事を提議しています。
これが決定するとトランス脂肪酸を食品に使う側が食品の安全を証明しなければならない事となります。
日本でも平成23(2011)年2月21日に消費者庁が含有量表示のガイドラインを発表しています。
トランス脂肪酸は主にマーガリンや、ファーストフード・コンビニなどの揚げ物で多用されるショートニングに多く含まれていますが、日本国内の食品関連企業も対応を強化しつつあるようです。
2015年04月05日
『健康オタクの独り言!!』 第2編(5)
《第5回》 食用油のお話の続きです
あなたがホンモノの健康志向を目指すのであれば、
盲点だった食用油の認識を高めることが必須事項です。
食用油には、「安全な油」と「長期摂取時の安全性に疑問が有る油」があり、
長期にわたる健康状態にも大きな影響を与えます。
となれば、単に「安いから」で選ぶ基準は正しい選択とは言えないようです。
世の中にはいろいろな油があふれています。
植物油、オリーブ油、ゴマ油、化学的に作られた油など……。
「油はからだに悪い」等とよく言われる事が有りますが、
油のとりすぎによる悪影響として以下の事がよく知られています。
●エネルギー過剰→肥満
●血液がドロドロとなって血管を詰まらせる→心臓病、脳梗塞など命に関わる病気
しかし、油を全く摂取しないと、別の悪影響が出てきます。
●肌荒れ、便秘、ホルモンバランスの乱れなど
●骨粗鬆症、皮膚の乾燥、夜盲症、出血性疾患の誘因
●血液中に必要なコレステロールの不足→血管が損傷しやすくなる。
油は、細胞膜やホルモンの材料となる大切な役割を持っています。
そして、ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンを体内に取り込むために必要不可欠なものです。
良質の脂質が無ければ、健康な肉体を維持できません。
油のとりすぎによる害は言うまでもありませんが、
適量の油脂分をとるに当たって、『質』がとても重要な問題になります。
市販されている一般的な油(サラダ油、食用加工油など)は、「精製油」です。
製造工程で溶剤などの化学物質をもちい、それを高温にさらし、脱臭をして油を抽出します。
値段は安いですが、主に『ある成分』のせいで、長期摂取時の安全性に疑問が持たれています。
・・・・・・次回はその『ある成分』について、もう少し突っ込んだ話をします。
あなたがホンモノの健康志向を目指すのであれば、
盲点だった食用油の認識を高めることが必須事項です。
食用油には、「安全な油」と「長期摂取時の安全性に疑問が有る油」があり、
長期にわたる健康状態にも大きな影響を与えます。
となれば、単に「安いから」で選ぶ基準は正しい選択とは言えないようです。
世の中にはいろいろな油があふれています。
植物油、オリーブ油、ゴマ油、化学的に作られた油など……。
「油はからだに悪い」等とよく言われる事が有りますが、
油のとりすぎによる悪影響として以下の事がよく知られています。
●エネルギー過剰→肥満
●血液がドロドロとなって血管を詰まらせる→心臓病、脳梗塞など命に関わる病気
しかし、油を全く摂取しないと、別の悪影響が出てきます。
●肌荒れ、便秘、ホルモンバランスの乱れなど
●骨粗鬆症、皮膚の乾燥、夜盲症、出血性疾患の誘因
●血液中に必要なコレステロールの不足→血管が損傷しやすくなる。
油は、細胞膜やホルモンの材料となる大切な役割を持っています。
そして、ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンを体内に取り込むために必要不可欠なものです。
良質の脂質が無ければ、健康な肉体を維持できません。
油のとりすぎによる害は言うまでもありませんが、
適量の油脂分をとるに当たって、『質』がとても重要な問題になります。
市販されている一般的な油(サラダ油、食用加工油など)は、「精製油」です。
製造工程で溶剤などの化学物質をもちい、それを高温にさらし、脱臭をして油を抽出します。
値段は安いですが、主に『ある成分』のせいで、長期摂取時の安全性に疑問が持たれています。
・・・・・・次回はその『ある成分』について、もう少し突っ込んだ話をします。
2015年04月03日
『健康オタクの独り言!!』 第2編(4)
《第4回》“油”について(1)
前々回と前回は “塩”について語りましたが、今回から何回かに分けて
“油” 特に「食用油」についてお話したいと思います。
油=脂質は体にとってどんな役割があるのか?
タンパク質・炭水化物と共に「三大栄養素」と言われる脂質は、エネルギー源という良く知られた役割の他に、
体を構成する細胞の、細胞膜の成分となります。
「半分以上が水分である人体を守っているのが、脂質で出来た細胞膜である」という言い方もできます。
脳は脂質が約60%を占め、神経系や内分泌系を通じた体内の情報伝達にも、脂質が関わっています。
最近、脂質が健康に及ぼす影響がこれまで以上に注目されるようになりましたが、それは、脂質の成分(特に脂肪酸の種類)の違いによって体に対する影響が異なることが知られるようになってきたからです。
昨今、「特定保健用食品」「ヘルシー」を謳った食用油が増えていますが、
それは名前通り本当に「健康」な食用油なのでしょうか?
“健康のために油は控える”という言い方を良くしますが、それはすべての食用油のことを指すのか?
そして、食用油について本当に知らなければならない事は、いったい何なのでしょうか?
次回以降、しばらくその辺りの話を書いていきます。
前々回と前回は “塩”について語りましたが、今回から何回かに分けて
“油” 特に「食用油」についてお話したいと思います。
油=脂質は体にとってどんな役割があるのか?
タンパク質・炭水化物と共に「三大栄養素」と言われる脂質は、エネルギー源という良く知られた役割の他に、
体を構成する細胞の、細胞膜の成分となります。
「半分以上が水分である人体を守っているのが、脂質で出来た細胞膜である」という言い方もできます。
脳は脂質が約60%を占め、神経系や内分泌系を通じた体内の情報伝達にも、脂質が関わっています。
最近、脂質が健康に及ぼす影響がこれまで以上に注目されるようになりましたが、それは、脂質の成分(特に脂肪酸の種類)の違いによって体に対する影響が異なることが知られるようになってきたからです。
『危険な油が病気を起こしている』 の著者、ジョン・フィネガン博士はこう語っておられます……。 「油と脂肪に関する情報ほど真実と程遠く、おろかで、ないがしろにされてきた物はない」 市場では様々な食用油が売られていますが、従来、我々は油選びにまで十分に気を配ることは殆どなかったのではないでしょうか? それもそのはず、これまでは食用油に関するちゃんとした情報は提供される事が少なく、ほとんどの食用油がイメージ先行・安さを売りとして販売されてるからです。 |
昨今、「特定保健用食品」「ヘルシー」を謳った食用油が増えていますが、
それは名前通り本当に「健康」な食用油なのでしょうか?
“健康のために油は控える”という言い方を良くしますが、それはすべての食用油のことを指すのか?
そして、食用油について本当に知らなければならない事は、いったい何なのでしょうか?
次回以降、しばらくその辺りの話を書いていきます。
2015年03月25日
『健康オタクの独り言!!』 第2編(3)
《第3回》“塩”の見直し……。「命の原点を見直す」
第2回では、良質な塩の選び方を説明しましたが、今回は、タイトル通り“命の原点”とも言えるほどの「塩」の重要性について、もう少し掘り下げて話します。
現代人は、潜在的ミネラル不足と言われますが、その原因の一つとして塩化ナトリウム以外の重要ミネラルを欠いた“化学塩(精製食塩)”が考えられます。
本当の『塩』は、「カリウム、マグネシウム、カルシウムをバランス良くの含んだものである」と言えるでしょう。
細胞外液にはナトリウムイオン、細胞内液にはカリウムイオンがあり、両者がうまく働きあって人体の細胞一つ一つの機能を高めています。
カリウムには、ナトリウムの排泄を高める効果がありますが、ナトリウムの排泄に伴ってカリウムも又排泄され、体内のカリウム量は減っていきます。したがってカリウムとナトリウムを同時に摂ることで、ナトリウムのみの取りすぎを予防することができ、細胞を締めるナトリウムの働きを緩和することができます。
カリウムの含有量が多い塩を摂取する事で、このカリウムとナトリウムの拮抗を良い状態に保てます。
さらにカルシウム、マグネシウム等の微量ミネラル群を摂取する事で、新陳代謝の亢進(マグネシウムやカルシウムを活性部位に持つ酵素の活性化)を通じて、体内の有毒物分解が促進されます。
また、カルシウムは「筋肉を動かす」「筋肉の増強を促進する」のに必要なミネラルでもあります。
塩化ナトリウム以外の重要ミネラルも万遍無く含んだ『塩』こそ、『最強の塩』と言えるでしょう!!
元来、ミネラル入りの海塩は、日本人が長年食べ続けてきた体にいい塩だったのです。
ところが現代日本は、「自然塩」「天日塩」と称しながらも実際は重要ミネラルの多くが抜け落ちた塩が少なくないのが実情です。
いかがですか? 塩の重要性をお分かりいただけましたか?
第2回で紹介した《常健塩》なら、安全・安心な塩ですので、調理や健康面での利用にオススメです……。
第2回では、良質な塩の選び方を説明しましたが、今回は、タイトル通り“命の原点”とも言えるほどの「塩」の重要性について、もう少し掘り下げて話します。
海水の塩分濃度が体液よりも大きく、海水の浸透圧が体液と大きく違う理由は、2〜3億年前に起こった環境の激変(過去6億年以内で最大級の火山噴火と、それに伴う生物の大量絶滅)が原因であると考えられています。 今生きている脊椎動物は体液の塩分濃度が約0.9%ですが、大量絶滅が起こる前に誕生した脊椎動物が生き延びた結果であり、誕生当時の海水組成を体液として受け継いでいるからだと考えられます。 |
現代人は、潜在的ミネラル不足と言われますが、その原因の一つとして塩化ナトリウム以外の重要ミネラルを欠いた“化学塩(精製食塩)”が考えられます。
本当の『塩』は、「カリウム、マグネシウム、カルシウムをバランス良くの含んだものである」と言えるでしょう。
細胞外液にはナトリウムイオン、細胞内液にはカリウムイオンがあり、両者がうまく働きあって人体の細胞一つ一つの機能を高めています。
カリウムには、ナトリウムの排泄を高める効果がありますが、ナトリウムの排泄に伴ってカリウムも又排泄され、体内のカリウム量は減っていきます。したがってカリウムとナトリウムを同時に摂ることで、ナトリウムのみの取りすぎを予防することができ、細胞を締めるナトリウムの働きを緩和することができます。
カリウムの含有量が多い塩を摂取する事で、このカリウムとナトリウムの拮抗を良い状態に保てます。
さらにカルシウム、マグネシウム等の微量ミネラル群を摂取する事で、新陳代謝の亢進(マグネシウムやカルシウムを活性部位に持つ酵素の活性化)を通じて、体内の有毒物分解が促進されます。
また、カルシウムは「筋肉を動かす」「筋肉の増強を促進する」のに必要なミネラルでもあります。
塩化ナトリウム以外の重要ミネラルも万遍無く含んだ『塩』こそ、『最強の塩』と言えるでしょう!!
元来、ミネラル入りの海塩は、日本人が長年食べ続けてきた体にいい塩だったのです。
ところが現代日本は、「自然塩」「天日塩」と称しながらも実際は重要ミネラルの多くが抜け落ちた塩が少なくないのが実情です。
いかがですか? 塩の重要性をお分かりいただけましたか?
第2回で紹介した《常健塩》なら、安全・安心な塩ですので、調理や健康面での利用にオススメです……。
2015年03月19日
『健康オタクの独り言!!』 第2編(2)
《第2回》“良質な塩”の選び方
減塩醤油に減塩味噌……。最近は塩分控えめ食品が多く出回って、
塩分、殊に、食塩が悪者にされている傾向があります。
でも、ひとくちに「食塩」と言っても、一概に悪者扱いするべきではありません。
ナトリウム以外のミネラル分を殆ど含まない“化学塩(精製食塩)”こそが悪いのです。
化学塩に対して、ミネラル分が豊富な『自然塩』は、
体の免疫力を高め、ビタミンの吸収を促進する良い働きを持った“塩”なので、
安心して摂ることが出来る健康食塩です。
私たちが生きるために一番大切なのは「食」。
「塩」は、「水」や「油」と並んで、「食」の要素の中でも古来から最も重要な部類に入ります。
私たちの体の中には約0.9%の塩分濃度の体液が流れています。
これが、濃くても薄くても、それは体の不調となって現れます。
それだけに、適切なミネラルバランスの“塩”を選ぶことが大切なのです。
さて、どのように摂取又は利用するか?と言うと……。
【料理等では】
★野菜の下茹でに … ミネラル効果で色鮮やかに茹で上がります。
★果物などに … ミネラル塩を隠し味にする事で、酸味と甘みをより良く味わえます。
★漬物に … ミネラル塩が素材の旨味を殺さず色鮮やかに仕上げます。
★米を炊くとき … ひとつまみのミネラル塩を入れると光沢と甘みが増します。
★焼き魚に … 常健塩で匂いが消え、さらに美味になります。
★肉に … ミネラル塩分で肉の柔らかさが増し、美味になります。
【健康面では】
★便秘の解消に・・・・ 毎朝コップ一杯の《常健塩》入り水(濃度にして100ml辺り0.4g)を飲むと効果的です。
★口臭防止に・・・・・ 歯磨きに《常健塩》を使うと歯周病の予防にもなります。
★美容に・・・・ 肌の引き締めに、気になるところに直接《常健塩》を。
(体質による相性もあるので、少量ずつお試し下さい)
★風呂に一握り・・・・《常健塩》風呂に浸かって、疲労回復。アトピー性皮膚炎にも効果的。
いくら血液がサラサラになってもそれが栄養不足の血液だったら、あまり望ましくありません。
健康も外側だけではなく、もっと内側から管理しなければ。
化学塩と比べて、ナトリウム量制限をそこまで神経質にならずに使えて、
健康にも良く、しかも美味しい!!
それが、一石二鳥、いや、一石三鳥の『自然塩』です。
減塩醤油に減塩味噌……。最近は塩分控えめ食品が多く出回って、
塩分、殊に、食塩が悪者にされている傾向があります。
でも、ひとくちに「食塩」と言っても、一概に悪者扱いするべきではありません。
ナトリウム以外のミネラル分を殆ど含まない“化学塩(精製食塩)”こそが悪いのです。
化学塩に対して、ミネラル分が豊富な『自然塩』は、
体の免疫力を高め、ビタミンの吸収を促進する良い働きを持った“塩”なので、
安心して摂ることが出来る健康食塩です。
私たちが生きるために一番大切なのは「食」。
「塩」は、「水」や「油」と並んで、「食」の要素の中でも古来から最も重要な部類に入ります。
私たちの体の中には約0.9%の塩分濃度の体液が流れています。
これが、濃くても薄くても、それは体の不調となって現れます。
それだけに、適切なミネラルバランスの“塩”を選ぶことが大切なのです。
さて、どのように摂取又は利用するか?と言うと……。
【料理等では】
★野菜の下茹でに … ミネラル効果で色鮮やかに茹で上がります。
★果物などに … ミネラル塩を隠し味にする事で、酸味と甘みをより良く味わえます。
★漬物に … ミネラル塩が素材の旨味を殺さず色鮮やかに仕上げます。
★米を炊くとき … ひとつまみのミネラル塩を入れると光沢と甘みが増します。
★焼き魚に … 常健塩で匂いが消え、さらに美味になります。
★肉に … ミネラル塩分で肉の柔らかさが増し、美味になります。
【健康面では】
★便秘の解消に・・・・ 毎朝コップ一杯の《常健塩》入り水(濃度にして100ml辺り0.4g)を飲むと効果的です。
★口臭防止に・・・・・ 歯磨きに《常健塩》を使うと歯周病の予防にもなります。
★美容に・・・・ 肌の引き締めに、気になるところに直接《常健塩》を。
(体質による相性もあるので、少量ずつお試し下さい)
★風呂に一握り・・・・《常健塩》風呂に浸かって、疲労回復。アトピー性皮膚炎にも効果的。
いくら血液がサラサラになってもそれが栄養不足の血液だったら、あまり望ましくありません。
健康も外側だけではなく、もっと内側から管理しなければ。
化学塩と比べて、ナトリウム量制限をそこまで神経質にならずに使えて、
健康にも良く、しかも美味しい!!
それが、一石二鳥、いや、一石三鳥の『自然塩』です。
2015年03月14日
『健康オタクの独り言!!』 第2編を始めます!!
『健康オタクの独り言!!』 第2編(1)
今回からしばらく、ブログ主が“健康維持・向上”のために、やってきた体験談を綴っていきたいと思います。
《第1回》 健康補助食品を利用するまで
病気になったり手術をしたりすると、退院後に友人・知人から「健康補助食品」を薦められる事が多くなりました。 種類も多様で、金額もいろいろ、食べ方飲み方もいろいろ……。
やり方次第で効果に差が出る事を何となく体感してきたので、努めて勉強するうちに、「塩」「栄養素」「水」「油」の摂取方法と摂取量が関係していることに気づきました。
まず、『塩』について述べようと思います。
食用の塩は、平成14年3月までは専売公社のみの独占販売であり、食卓に上るのはイオン交換膜製塩法で製塩されたほぼ純度100%の『塩化ナトリウム』のみでしたが、最近は色々な事業者が昔ながらの製塩法に基づく『自然塩』を販売しています。
生活習慣病や高血圧にならない為に料理や食事では「塩分」を控えめにして、1日5〜7g以下に抑えるべき、とよく言われますね……。
“統合医学で健康になる会”の宗像久男会長は、次のように指摘されています。
「日本では、“塩”の問題がある。30年間「食塩」は、塩化ナトリウムが100%近い“化学塩”で国が統括していた。
今もってその辺で売られているお菓子にしても食堂でも“化学塩”が入っている。
“化学塩”にはナトリウム以外のミネラルが入っていない。人間の体は、ナトリウム以外の微量ミネラルも必要としている。
“化学塩”だったら、わずか5〜7g以上とると高血圧になるが、自然塩はそこまで摂取量に神経質になる必要は無い。
その他にも、化学塩の弊害が有る。
「日本人はしょっぱいものを食べ過ぎる傾向があるから胃がんが多い」などと言われるが、そうとも言い切れない。
むしろ“化学塩”のせいではないか」
と言われています。
日本人の健康破壊をしたのは“化学塩”だったのではないか? という疑念が出てきます。
目からウロコと思いませんか?
次回は、“化学塩”ではない“良質な自然塩”の選び方について述べてみたいと思います……。
前回まで(第1編)は、 「企業戦士が大病した場合、どうする?」 「迷ったあげく、健康不安から転職……」 「転職後も再三手術をして『健康』の大切さを痛感した」 ……と言う話をいたしました。 |
今回からしばらく、ブログ主が“健康維持・向上”のために、やってきた体験談を綴っていきたいと思います。
《第1回》 健康補助食品を利用するまで
病気になったり手術をしたりすると、退院後に友人・知人から「健康補助食品」を薦められる事が多くなりました。 種類も多様で、金額もいろいろ、食べ方飲み方もいろいろ……。
やり方次第で効果に差が出る事を何となく体感してきたので、努めて勉強するうちに、「塩」「栄養素」「水」「油」の摂取方法と摂取量が関係していることに気づきました。
まず、『塩』について述べようと思います。
食用の塩は、平成14年3月までは専売公社のみの独占販売であり、食卓に上るのはイオン交換膜製塩法で製塩されたほぼ純度100%の『塩化ナトリウム』のみでしたが、最近は色々な事業者が昔ながらの製塩法に基づく『自然塩』を販売しています。
生活習慣病や高血圧にならない為に料理や食事では「塩分」を控えめにして、1日5〜7g以下に抑えるべき、とよく言われますね……。
“統合医学で健康になる会”の宗像久男会長は、次のように指摘されています。
「日本では、“塩”の問題がある。30年間「食塩」は、塩化ナトリウムが100%近い“化学塩”で国が統括していた。
今もってその辺で売られているお菓子にしても食堂でも“化学塩”が入っている。
“化学塩”にはナトリウム以外のミネラルが入っていない。人間の体は、ナトリウム以外の微量ミネラルも必要としている。
“化学塩”だったら、わずか5〜7g以上とると高血圧になるが、自然塩はそこまで摂取量に神経質になる必要は無い。
その他にも、化学塩の弊害が有る。
「日本人はしょっぱいものを食べ過ぎる傾向があるから胃がんが多い」などと言われるが、そうとも言い切れない。
むしろ“化学塩”のせいではないか」
と言われています。
日本人の健康破壊をしたのは“化学塩”だったのではないか? という疑念が出てきます。
目からウロコと思いませんか?
次回は、“化学塩”ではない“良質な自然塩”の選び方について述べてみたいと思います……。