2015年07月03日
『健康オタクの独り言!!』 第2編(10)
食用油脂について数回に渡って書いてきましたが、ここで一旦区切って「まとめ」を書きます。
【まとめ】
*1:マーガリンよりはバターを。(トランス脂肪酸を避けるため)
*2:ファストフードや外食では、トランス脂肪酸使用量の情報開示に積極的なお店を選ぶ。
(揚げ物の食感を良くするショートニングはトランス脂肪酸を多く含むので)
*3:短鎖脂肪酸は腸内細菌叢(腸内フローラ)が整っているなら、
特別意識して摂取する必要は無い。
*4:腸内細菌叢を整えるには納豆やヨーグルトがおすすめ。
*5:中鎖脂肪酸はココナッツオイルもしくは乳製品(チーズ・ヨーグルト・バター等)で摂取。
ヨーグルトは上記*4の効果も見込める。
*6:長鎖脂肪酸は必須脂肪酸をバランス良く含む植物油(亜麻仁油など)の他、
同じく必須脂肪酸をバランス良く含む青魚(サンマやマグロなど)で摂取。
*7:上記のおすすめ食材に含まれる油脂から得られるカロリーを、
総摂取カロリーの20%〜25%に収める。(バランスが大事)
※今回は、どうしてこの「まとめ」の通りになるのか、
以下の文にて説明します。
*1と*2は、第6回で述べた事柄からの帰結です。
*3と*4は、第9回の内容と関わっています。
*5は第8回の内容に、*6は第7回と第8回の内容に関わっています。
長鎖脂肪酸の中でも特に重要なものはオメガ3系とオメガ6系の必須脂肪酸です。
「オメガ3」「オメガ6」は末端(酸素原子が結合している側の末端の反対側)から数えて
何番目の炭素原子が二重結合(不飽和)になっているかを表す用語です。
DHA(ドコサヘキサエン酸)はオメガ3系の仲間で、
リノール酸・γ-リノレン酸・アラキドン酸はオメガ6系の仲間です。
α-リノレン酸・EPA(エイコサペンタエン酸)はオメガ3系でもありオメガ6系でもあります。
亜麻仁油など一部の植物油はオメガ3系とオメガ6系の必須脂肪酸を多く含みます。
また、青魚やマグロ・ブリなどの大型魚、
そして商品記事として紹介しているアザラシの油(※)は
オメガ3系の必須脂肪酸を多く含みます。
(※『ハープシールオイル』の商品記事は今年6〜7月頃に一旦公開した後加筆修正しています)
望ましい脂肪酸摂取の比率は
『飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3』と言われています。
これらの中の多価不飽和脂肪酸についてさらに言えば、
『オメガ3系不飽和脂肪酸:オメガ6系不飽和脂肪酸=4:1』といわれています。
望ましい摂取比率を継続的に保つにはそれなりに詳しい栄養学の知識が必要であり、
疾病などの理由で栄養管理を要する人は医師・看護師・栄養士など
専門知識を持つ人達による助言助力が必要となるでしょうが、
今現在特に何らかの大病を患っているのでなければ、
冒頭の『まとめ』を意識した食生活にする事で、望ましい摂取比率の範囲に収まると思います。
『油(脂)』(どちらも「あぶら」という読みがなが有る)に関するお話は一旦ここで終わりますが、
何かの拍子にまた続きを書くかもしれません。
【まとめ】
*1:マーガリンよりはバターを。(トランス脂肪酸を避けるため)
*2:ファストフードや外食では、トランス脂肪酸使用量の情報開示に積極的なお店を選ぶ。
(揚げ物の食感を良くするショートニングはトランス脂肪酸を多く含むので)
*3:短鎖脂肪酸は腸内細菌叢(腸内フローラ)が整っているなら、
特別意識して摂取する必要は無い。
*4:腸内細菌叢を整えるには納豆やヨーグルトがおすすめ。
*5:中鎖脂肪酸はココナッツオイルもしくは乳製品(チーズ・ヨーグルト・バター等)で摂取。
ヨーグルトは上記*4の効果も見込める。
*6:長鎖脂肪酸は必須脂肪酸をバランス良く含む植物油(亜麻仁油など)の他、
同じく必須脂肪酸をバランス良く含む青魚(サンマやマグロなど)で摂取。
*7:上記のおすすめ食材に含まれる油脂から得られるカロリーを、
総摂取カロリーの20%〜25%に収める。(バランスが大事)
※今回は、どうしてこの「まとめ」の通りになるのか、
以下の文にて説明します。
*1と*2は、第6回で述べた事柄からの帰結です。
*3と*4は、第9回の内容と関わっています。
*5は第8回の内容に、*6は第7回と第8回の内容に関わっています。
長鎖脂肪酸の中でも特に重要なものはオメガ3系とオメガ6系の必須脂肪酸です。
「オメガ3」「オメガ6」は末端(酸素原子が結合している側の末端の反対側)から数えて
何番目の炭素原子が二重結合(不飽和)になっているかを表す用語です。
DHA(ドコサヘキサエン酸)はオメガ3系の仲間で、
リノール酸・γ-リノレン酸・アラキドン酸はオメガ6系の仲間です。
α-リノレン酸・EPA(エイコサペンタエン酸)はオメガ3系でもありオメガ6系でもあります。
亜麻仁油など一部の植物油はオメガ3系とオメガ6系の必須脂肪酸を多く含みます。
また、青魚やマグロ・ブリなどの大型魚、
そして商品記事として紹介しているアザラシの油(※)は
オメガ3系の必須脂肪酸を多く含みます。
(※『ハープシールオイル』の商品記事は今年6〜7月頃に一旦公開した後加筆修正しています)
望ましい脂肪酸摂取の比率は
『飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3』と言われています。
これらの中の多価不飽和脂肪酸についてさらに言えば、
『オメガ3系不飽和脂肪酸:オメガ6系不飽和脂肪酸=4:1』といわれています。
望ましい摂取比率を継続的に保つにはそれなりに詳しい栄養学の知識が必要であり、
疾病などの理由で栄養管理を要する人は医師・看護師・栄養士など
専門知識を持つ人達による助言助力が必要となるでしょうが、
今現在特に何らかの大病を患っているのでなければ、
冒頭の『まとめ』を意識した食生活にする事で、望ましい摂取比率の範囲に収まると思います。
『油(脂)』(どちらも「あぶら」という読みがなが有る)に関するお話は一旦ここで終わりますが、
何かの拍子にまた続きを書くかもしれません。
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