2015年02月06日
インド・ネパールの映画
ひとむかし前に、「わけわからんが面白い」 というキャッチフレーズの 「 ロボット 」 というインド映画が話題になった。その前は 「 マハラジャ 」 だいぶ古いが・・・。 日本でも話題になるくらい、インドといえばいわずと知れた世界有数の映画大国で、映画が国民の最大の娯楽なのだ。
ネパールに行ったときに、ふらりと街の映画館に入ったことがある。
路地裏のさびれた映画館で、薄暗い窓口でチケットを買うと腰のまがった老人に後についてくるように言われた。おそるおそるその老人のあとについて真っ暗な館内に入っていくと、老人はおもむろに胸からペンライトを出し、ななめ向かいのひとつの座席をそのペンライトで照らして、「どうぞ」と日本語で言いにっこり微笑んだ。「ダンニュバード」とぼくはネパール語でお礼を言い、照らされた座席に腰かけた。
映画は既に始まっていた。ネパール語がわかるわけがなく、もちろん字幕なんかないので内容がまったくわからない。というか、内容など最初からなかったのかもしれない。
まず子どもたちの学校の場面から始まり、子ども向けのほのぼの系かなと思いきや、先生と子どもたちがなにやら真剣な様子で語り合っている。突然場面は変わり、山のふもとで大人数が踊りだす。そこからミュージカル風になる。永遠に踊っていた・・ と、ひとりの男が乱入し、アクション系に変わった。
てな具合にほんとにワケわからんかった。耐え切らず途中で出てしまいました。
貧しくて娯楽の少ないネパール。人々は映画に夢を見、希望を見、未来を見、自分を見、人生を見ているのだろうか。あの路地裏のさびれた映画館はまだあそこにひっそりとたたずんでいるのだろうか。あの腰のまがった老人は今でもペンライトで座席を照らしているのだろうか。


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ネパールに行ったときに、ふらりと街の映画館に入ったことがある。
路地裏のさびれた映画館で、薄暗い窓口でチケットを買うと腰のまがった老人に後についてくるように言われた。おそるおそるその老人のあとについて真っ暗な館内に入っていくと、老人はおもむろに胸からペンライトを出し、ななめ向かいのひとつの座席をそのペンライトで照らして、「どうぞ」と日本語で言いにっこり微笑んだ。「ダンニュバード」とぼくはネパール語でお礼を言い、照らされた座席に腰かけた。
映画は既に始まっていた。ネパール語がわかるわけがなく、もちろん字幕なんかないので内容がまったくわからない。というか、内容など最初からなかったのかもしれない。
まず子どもたちの学校の場面から始まり、子ども向けのほのぼの系かなと思いきや、先生と子どもたちがなにやら真剣な様子で語り合っている。突然場面は変わり、山のふもとで大人数が踊りだす。そこからミュージカル風になる。永遠に踊っていた・・ と、ひとりの男が乱入し、アクション系に変わった。
てな具合にほんとにワケわからんかった。耐え切らず途中で出てしまいました。
貧しくて娯楽の少ないネパール。人々は映画に夢を見、希望を見、未来を見、自分を見、人生を見ているのだろうか。あの路地裏のさびれた映画館はまだあそこにひっそりとたたずんでいるのだろうか。あの腰のまがった老人は今でもペンライトで座席を照らしているのだろうか。

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タグ:インド・ネパール
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