2021年02月24日
日経平均3万円はベンチャーや起業にどういう影響を与えるか?
日経平均は3万円を突破し空前の株価になっています。
これは、金融緩和やコロナ後の回復を見越して株価が高くなっている事が考えられます。
しかし一方で実需を反映していない面もあり、危うさもはらむ展開です。
株価が高い状態は続くのか、また株価が高いことは起業家にとってどういう影響があるのかを創業手帳代表の大久保が解説します。
金融緩和や融資、助成金など各種の策で、日本の経済への影響は他の諸外国に比べ抑えられている方だとはいえ、飲食店などへのダメージは大きい。
それに対して株価が高いのは不自然な印象を感じます。
株価は実際のところ、現在の経済状況を反映したものではなく、日経平均を構成する会社の将来を含めた価値を算出したものが株価とも言えます。
将来の価値も見越して株価が構成されるので、今の経済や会社の価値だけではないため、コロナ後を見越しているから株価が高くなっているとも考えられます。
更に、金融緩和による過剰な紙幣発行の状況があると、株価に反映しやすいのです。
ビットコインが暴騰しているのも、ビットコインの価値が浸透してきたという見方もありますが、資金の供給サイドの影響が大きいのでしょう。同様に株価も資金の流入による影響を強く受けるのです。
つまり会社の価値が上がっていると言うより、お金の価値が下がっている(だぶついている)、という見方もあります。
経済学の理論で言えば、世の中にお金があふれるとモノを買いたい人が増えてモノの値段がせり上がりインフレになるはずだが、今はお金があっても欲しい物が無いという成熟社会になりつつあり、モノが買われにくい。そのため資金が消費に回ってインフレに向かうのではなく、貯蓄や株式、債権、仮想通貨、不動産など資産性のあるものに向かうことになります。
ただ、この中で不動産についてはコロナの影響で動きにくくなっているため、より株式や仮想通貨のような投資しやすいところに資金が集中して暴騰をまねいている事が考えられます。
そう考えると今の株価が高い状態がいつまで続くのかという不安もあるでしょう。
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