午前1時過ぎに彼女から「家に着いた」と

連絡があった。

あまり遅かったから、とても心配したのだが

店を出てから、会社の人たちが入れ替わり

立ち替わりで彼女にあいさつに来て、店先で

ずいぶんと話し込んだそうだ。

色紙が3枚に、お金、商品券等をいただいたとのこと。

以前に同じチームで部下だった人は8枚もの手紙を

書いてきて、みんなの前で読んだらしい。

なんだかんだと言っても、そうやって盛大に(店を貸切)

送別会をしてもらい、上司、同僚、部下の人たちが

別れを惜しんでくれたのは、なんと言っても

彼女の人柄、そして、会社での仕事ぶりが評価されていた

からであろう。

そして、そうやって彼女が自分を評価してくれる人物と

出会ったことは、運もあるだろうが、彼女自身の普段の

行い、僕に持っていないものを彼女は持っているからだと

思った。

彼女は、もっと寂しい気持ちになるかと思ったけど、やり

切ったという思いで後悔もなく最終日を終えることができた

とのことで、本当によかったと思う。

これからは、出世はないし大変なこともあるだろうけど

名村家の太陽としていつも中心にいてくれたらと思う。

彼女へ、僕みたいな男のところへお嫁さんに来てくれること

感謝しています。

彼女のそういう気持ちを裏切ることのないよう、守って

いきます。