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2016年04月29日
秋田県式勉強法のルール
秋田県は、1960年に行われた学力調査では、全国最低レベルでした。
それが全国学力テスト6回連続日本1に、いったいなぜこのようなよい成績を出しているのでしょうか。
秋田県が子どもの学力を向上させた要因の中に、家庭学習の定着と学校と家庭の連帯があります。
学校と家庭が協力して子どもの学力を上げてきました。
その内容は、本当に当たり前すぎること。
でも、分かっていてなかなかできないことです。
● 第一章 正しい学習方法を身につける
学習習慣を定着させること。
わかってはいても、どうしたら学習習慣が身につくのかは親の悩みの種です。
子どもたちの周りには、勉強よりも魅力的なものがあふれています、
学校で勉強した後で、家に帰ってきても集中して勉強するというのは難しいこと。
家庭学習は、時間を決めて行うこと。
この時間は勉強の時間だと決め、それを実行できるようにする。
短い時間でも、毎日行うことで家庭学習の習慣がついていきます。
次は、読み書き計算を大切にする。
中学生になって、国語が苦手になる子どもたちがいます。私はこの原因の1つに、小学校のころには当たり前のように出されていた、教科書の本読みの宿題が出なくなったことがあると思っています。
音読の宿題が無くなったことで、文章を読み取る力が弱くなっているのです。
「読み書き」は、全ての学習の基本で、計算は練習を積み重ねていくことで力がつきミスが無くなります。
学習ルールを決める
子ども自身に学習ルールを決めさせ、それに沿って学習を進めます。
ルールの基本は、「始める時刻」「学習量」「学習したものの処理」です。
このようなことを右ページにポイントと文章で説明し、左ページにはイラスト付きで具体例を示しています。
イラストを使った補足というのは、文章で説明した内容を上手に補足説明していて、こうすればいいんだととても参考になります。
● 第二章 秋田県式「家庭学習ノート」を作ろう
この秋田県式「家庭学習ノート」がどんなものなのか、どんな使い方をすればいいのか、実際の写真を使って説明しています。
なるほどと納得できるものです。
私が塾で指導している部分と共通していることは、見やすく書く、出来なかった問題をそのまま放置しないという部分です。
ノートの作り方でどんなことをすればいいのかまで細かく分かる内容です。
学習の質を上げる工夫のしかたも書いてあります。
● 第三章 規則正しい生活が学力を支える
健康は、どんな場合でも一番大切なことです。
もちろん勉強においてもです。
早寝・早起き・朝ごはんの徹底から、家庭でできる様々なことがらに触れています。
第四章は、学力向上に欠かせない学校との連帯。
家庭と学校、先生との関わりについて。
第五章では、親の関わりで子どもの学力が伸びる。
ここでは、特の親野子どもへの接し方について書いてあります。
特に第五章の内容は、親は知っているけれど出来ないということがけいさいされています。
多くのことを一度にやろうとしてもうまくいきません。
まず自分の出来ることを1つ見つけ、そこから始めることが大切です。
その1つのことにじっくりと取り組み、あせらず慌てず、少しずつ効果を出していきましょう。
その1つは、必ずこの本の中から見つけられると思います。
それが全国学力テスト6回連続日本1に、いったいなぜこのようなよい成績を出しているのでしょうか。
秋田県が子どもの学力を向上させた要因の中に、家庭学習の定着と学校と家庭の連帯があります。
学校と家庭が協力して子どもの学力を上げてきました。
その内容は、本当に当たり前すぎること。
でも、分かっていてなかなかできないことです。
● 第一章 正しい学習方法を身につける
学習習慣を定着させること。
わかってはいても、どうしたら学習習慣が身につくのかは親の悩みの種です。
子どもたちの周りには、勉強よりも魅力的なものがあふれています、
学校で勉強した後で、家に帰ってきても集中して勉強するというのは難しいこと。
家庭学習は、時間を決めて行うこと。
この時間は勉強の時間だと決め、それを実行できるようにする。
短い時間でも、毎日行うことで家庭学習の習慣がついていきます。
次は、読み書き計算を大切にする。
中学生になって、国語が苦手になる子どもたちがいます。私はこの原因の1つに、小学校のころには当たり前のように出されていた、教科書の本読みの宿題が出なくなったことがあると思っています。
音読の宿題が無くなったことで、文章を読み取る力が弱くなっているのです。
「読み書き」は、全ての学習の基本で、計算は練習を積み重ねていくことで力がつきミスが無くなります。
学習ルールを決める
子ども自身に学習ルールを決めさせ、それに沿って学習を進めます。
ルールの基本は、「始める時刻」「学習量」「学習したものの処理」です。
このようなことを右ページにポイントと文章で説明し、左ページにはイラスト付きで具体例を示しています。
イラストを使った補足というのは、文章で説明した内容を上手に補足説明していて、こうすればいいんだととても参考になります。
● 第二章 秋田県式「家庭学習ノート」を作ろう
この秋田県式「家庭学習ノート」がどんなものなのか、どんな使い方をすればいいのか、実際の写真を使って説明しています。
なるほどと納得できるものです。
私が塾で指導している部分と共通していることは、見やすく書く、出来なかった問題をそのまま放置しないという部分です。
ノートの作り方でどんなことをすればいいのかまで細かく分かる内容です。
学習の質を上げる工夫のしかたも書いてあります。
● 第三章 規則正しい生活が学力を支える
健康は、どんな場合でも一番大切なことです。
もちろん勉強においてもです。
早寝・早起き・朝ごはんの徹底から、家庭でできる様々なことがらに触れています。
第四章は、学力向上に欠かせない学校との連帯。
家庭と学校、先生との関わりについて。
第五章では、親の関わりで子どもの学力が伸びる。
ここでは、特の親野子どもへの接し方について書いてあります。
特に第五章の内容は、親は知っているけれど出来ないということがけいさいされています。
多くのことを一度にやろうとしてもうまくいきません。
まず自分の出来ることを1つ見つけ、そこから始めることが大切です。
その1つのことにじっくりと取り組み、あせらず慌てず、少しずつ効果を出していきましょう。
その1つは、必ずこの本の中から見つけられると思います。
2016年04月28日
子どもに教えてあげたいノートの取りかた
この本は、効果的なノートの作成法と、親や子どもが持っている間違ったノートに対する考え方を教えてくれる本です。
最初の部分では、小学生向けに書かれているような内容でしたが、具体的な科目別ノートのつくり方に入ると、小学校高学年から中学生向けの内容になっています。
● ノートがきれいでも成績は悪い
とてもカラフルで、きれいなノートを作る子がいます。
でもこういう生徒は、あまり成績が振るいません。
なぜかというと、きれいなノートを作ることが目的になっていて、ノートを作る意味と作り方を理解していないからです。
親や先生たちから見たら、この子はしっかり授業を受け、ちゃんと勉強しているように見えます。
子どもも、見せるノートを作ることで、勉強した気持ちになるので、なぜ自分の成績が上がらないのか分かりません。
小学校1年生2年生のころは、字を丁寧に正しく書く練習が必要です。でも3年生以上になったら、ノートに書いてある内容を理解できているかどうかが1番大切なことになってきます。
カラフルできれいなノートを作るだけでは、学習内容を理解することはできせん。
学校で、「ノートは何のために取るのか」「ノートをどう使えばいいのか」を、指導してくれる先生がほとんどいないのも問題です。
● ノートを作る目的
本の中で、ノートを作る目的を3つあげています。
それは、学習の内容を「残すため」「覚えるため」「まとめるため」です。
朋徳学院では、生徒にノートを3種類用意させています。
「授業ノート」と「解き直しノート」そして「まとめノート」です。
朋徳学院では、授業の大切な部分を要約したものは、「まとめノート」に記入します。
まとめノートは、定期テスト対策の学習だけでなく、受験勉強対策にも使っていて、1年生〜3年生までの「まとめノート」を利用すれば、今までの学習内容全てが復習できるようになっています。
授業ノートは、それ以外の自由な使い方をさせ、「解き直しノート」は、プリントや板書きで出題し、そこで間違えた問題を、間違えた理由を記入し解き直すノートです。
こん本で目的別に3種類のノートを紹介しています。
まず、授業ノート。目的は、授業の内容を残すため。
このノートの取り方は、黒板に書かれているものをそのまま写せばいいというわけではありません。大切なのは、授業の聞き方です。
何が大切かということをしっかり押さえ、理解しながら書いていきます。
しっかり学校の授業を聞くためには、予習は大切です。
2冊目のノートは、演習ノート。
頭に入れた知識を消化するために使うノートです。勉強したのにテストができないという人は、実は大半が演習量不足なのです。
3冊目は、知識ノート。
基本的に、質問と答えの形にまとめて、自分のオリジナル参考書、辞書として使うものだそうです。
● 余白が大切
出来る生徒のノートには、余白があります。
けしてギュウギュウ詰めには書きません。
見て何が書いてあるかがすぐに分かるだけでなく、後で付け加えて書くことができるように指導しています。
● まとめ
きれいにノートを取っているのに、成績が芳しくない。
親から見たら、字はきれいだし、ノートもカラフルで上手にまとめている。なぜだろう?
親のいうこともよく聞くよい子に多いパターンです。
大切なのは、黒板の文字をノートに写すことではありません。また見せるためのノートを作ることでもありません。
学習の内容を理解し、定着させ、使えるようになるための道具としてノートを利用すること。
良いノートとは、その目的のために書かれているノートです。
最初の部分では、小学生向けに書かれているような内容でしたが、具体的な科目別ノートのつくり方に入ると、小学校高学年から中学生向けの内容になっています。
● ノートがきれいでも成績は悪い
とてもカラフルで、きれいなノートを作る子がいます。
でもこういう生徒は、あまり成績が振るいません。
なぜかというと、きれいなノートを作ることが目的になっていて、ノートを作る意味と作り方を理解していないからです。
親や先生たちから見たら、この子はしっかり授業を受け、ちゃんと勉強しているように見えます。
子どもも、見せるノートを作ることで、勉強した気持ちになるので、なぜ自分の成績が上がらないのか分かりません。
小学校1年生2年生のころは、字を丁寧に正しく書く練習が必要です。でも3年生以上になったら、ノートに書いてある内容を理解できているかどうかが1番大切なことになってきます。
カラフルできれいなノートを作るだけでは、学習内容を理解することはできせん。
学校で、「ノートは何のために取るのか」「ノートをどう使えばいいのか」を、指導してくれる先生がほとんどいないのも問題です。
● ノートを作る目的
本の中で、ノートを作る目的を3つあげています。
それは、学習の内容を「残すため」「覚えるため」「まとめるため」です。
朋徳学院では、生徒にノートを3種類用意させています。
「授業ノート」と「解き直しノート」そして「まとめノート」です。
朋徳学院では、授業の大切な部分を要約したものは、「まとめノート」に記入します。
まとめノートは、定期テスト対策の学習だけでなく、受験勉強対策にも使っていて、1年生〜3年生までの「まとめノート」を利用すれば、今までの学習内容全てが復習できるようになっています。
授業ノートは、それ以外の自由な使い方をさせ、「解き直しノート」は、プリントや板書きで出題し、そこで間違えた問題を、間違えた理由を記入し解き直すノートです。
こん本で目的別に3種類のノートを紹介しています。
まず、授業ノート。目的は、授業の内容を残すため。
このノートの取り方は、黒板に書かれているものをそのまま写せばいいというわけではありません。大切なのは、授業の聞き方です。
何が大切かということをしっかり押さえ、理解しながら書いていきます。
しっかり学校の授業を聞くためには、予習は大切です。
2冊目のノートは、演習ノート。
頭に入れた知識を消化するために使うノートです。勉強したのにテストができないという人は、実は大半が演習量不足なのです。
3冊目は、知識ノート。
基本的に、質問と答えの形にまとめて、自分のオリジナル参考書、辞書として使うものだそうです。
● 余白が大切
出来る生徒のノートには、余白があります。
けしてギュウギュウ詰めには書きません。
見て何が書いてあるかがすぐに分かるだけでなく、後で付け加えて書くことができるように指導しています。
● まとめ
きれいにノートを取っているのに、成績が芳しくない。
親から見たら、字はきれいだし、ノートもカラフルで上手にまとめている。なぜだろう?
親のいうこともよく聞くよい子に多いパターンです。
大切なのは、黒板の文字をノートに写すことではありません。また見せるためのノートを作ることでもありません。
学習の内容を理解し、定着させ、使えるようになるための道具としてノートを利用すること。
良いノートとは、その目的のために書かれているノートです。
算数の教え方がわかる本
この本は、子どもに与えて、これを読んで問題を解いてみなさいという本ではありません。
あくまでも、お母さんお父さんが子どもに教えるときの教え方が分かる本という本です。
解説は、学校での教え方を基本にまとめてあるので、教科書とこの本を並べて比べながら教えていくことで、親もなるほどと感じる部分が出てくるでしょう。
教えていると、子どもがなかなか理解してくれなくてイライラしたという経験はありませんか。
大人が「これくらい理解できて当然」と思っているものでも、子どもにとって初めてのもの、難しいと感じるものはたくさんあります。
大人がこんな誤解しそうなことも、本の中で分かりやすい言葉で説明してくれています。
小学校6年間の全ての内容を細かく網羅しているわけではありませんが、家庭で子どもを教えるとき役に立つ本だと思いました。
あくまでも、お母さんお父さんが子どもに教えるときの教え方が分かる本という本です。
解説は、学校での教え方を基本にまとめてあるので、教科書とこの本を並べて比べながら教えていくことで、親もなるほどと感じる部分が出てくるでしょう。
教えていると、子どもがなかなか理解してくれなくてイライラしたという経験はありませんか。
大人が「これくらい理解できて当然」と思っているものでも、子どもにとって初めてのもの、難しいと感じるものはたくさんあります。
大人がこんな誤解しそうなことも、本の中で分かりやすい言葉で説明してくれています。
小学校6年間の全ての内容を細かく網羅しているわけではありませんが、家庭で子どもを教えるとき役に立つ本だと思いました。