2016年06月07日
冤罪物語 連載13
私がお願いした弁護士は、駒ヶ根市には菅の台の光前寺の山林が別荘地になっています。そこに別荘を持っている方にお願いしました。
次の日も弁護士が来ました。ここは駒ヶ根警察ではなく、諏訪の拘置所であること。検事に会う予定であること。逮捕時間に矛盾があること。このままだと、実刑の可能性が高いこと。
などの説明がありました。私は、
「傷害の初犯は実刑はないでしょ」と言うと、
「初犯から実刑の可能性はある」という事でした。この時に、私には過去に1級河川に入って庭石を違法採取して「河川法違反」で罰金を払っているのでそれが前科になっていることを話しました。
この伊那谷では、大断層の中央構造線が静岡から秋葉街道に沿って伸びています。それが諏訪でフォッサマグナと交わっています。この中央構造線は、青石・赤石といった、きれいな岩盤の塊です。
それが、川で砂や水で洗われると肌が適度に磨かれて滑らかになって、庭石としての観賞用として重宝されたのでした。庭石ブームという時期がありました。その時期が、私の20歳の頃でした。
そのブームに乗って商売のマネごとをしていた時期のことです。それはそれで、今回に大した影響はないハズということでした。
それよりも、困ったことが起きていて、会社の資金繰りができずに、借り入れをするのか、それとも、今まで通り私の個人の預金から賄うのかどちらかにしないと支払いができない。といいうのでした。
私は弁護士に、暗証番号を教えるので、私の持ち物からカードを戻してもらって、私の預金から資金繰りをするように伝えました。この後も、前日同様に駒ヶ根署員の取り調べがありました。この時も私はしていないと主張していました。
次の3日目も弁護士が面会に来ました。奥さんは離婚を言い出しています。どうしますかと言うのです。私は、既に形だけの夫婦でしたから、いいですよ、承知したと伝えるように言いました。次に資金繰りは私の預金を使いますか、それとも・・・・・
私は、
「資金繰りには私の預金を使ってください。後で清算してもらいます。今会社を潰すとか、整理してしまうとか言い出されると、今までに貸したお金が戻って来ないことになります。会社を続けさせて、払うものは払ってもらいます。そういうことでどうですか」
弁護士は、
「その方向で私も賛成です。奥さんに聞けば、貴方は会社の代表取締役で株も持っているということですから、そちらも買い取ってもらえればその分もお金になります。ただし資金繰りがショートしている現実でそれができるかどうか。そこら辺りの事情はどうですか?」
私は、
「今まで奥さんが散財して、私が貯めていましたから奥さん個人も会社にも、蓄えは無いでしょうね。私の会社に貸している金額と、株の買取などをプラスすると、かなりな金額を請求することになります。それが嫌で、このまま会社を整理されてしまうと、私の手元には何にも残らなくなってしまう。・・・・・・」
弁護士は、
「ここから早く出て、会社を延命させることは考えられますか?」と言うのです。私は、この言葉の意味が理解できません。何のことなのか・・・・・。続く。
次の日も弁護士が来ました。ここは駒ヶ根警察ではなく、諏訪の拘置所であること。検事に会う予定であること。逮捕時間に矛盾があること。このままだと、実刑の可能性が高いこと。
などの説明がありました。私は、
「傷害の初犯は実刑はないでしょ」と言うと、
「初犯から実刑の可能性はある」という事でした。この時に、私には過去に1級河川に入って庭石を違法採取して「河川法違反」で罰金を払っているのでそれが前科になっていることを話しました。
この伊那谷では、大断層の中央構造線が静岡から秋葉街道に沿って伸びています。それが諏訪でフォッサマグナと交わっています。この中央構造線は、青石・赤石といった、きれいな岩盤の塊です。
それが、川で砂や水で洗われると肌が適度に磨かれて滑らかになって、庭石としての観賞用として重宝されたのでした。庭石ブームという時期がありました。その時期が、私の20歳の頃でした。
そのブームに乗って商売のマネごとをしていた時期のことです。それはそれで、今回に大した影響はないハズということでした。
それよりも、困ったことが起きていて、会社の資金繰りができずに、借り入れをするのか、それとも、今まで通り私の個人の預金から賄うのかどちらかにしないと支払いができない。といいうのでした。
私は弁護士に、暗証番号を教えるので、私の持ち物からカードを戻してもらって、私の預金から資金繰りをするように伝えました。この後も、前日同様に駒ヶ根署員の取り調べがありました。この時も私はしていないと主張していました。
次の3日目も弁護士が面会に来ました。奥さんは離婚を言い出しています。どうしますかと言うのです。私は、既に形だけの夫婦でしたから、いいですよ、承知したと伝えるように言いました。次に資金繰りは私の預金を使いますか、それとも・・・・・
私は、
「資金繰りには私の預金を使ってください。後で清算してもらいます。今会社を潰すとか、整理してしまうとか言い出されると、今までに貸したお金が戻って来ないことになります。会社を続けさせて、払うものは払ってもらいます。そういうことでどうですか」
弁護士は、
「その方向で私も賛成です。奥さんに聞けば、貴方は会社の代表取締役で株も持っているということですから、そちらも買い取ってもらえればその分もお金になります。ただし資金繰りがショートしている現実でそれができるかどうか。そこら辺りの事情はどうですか?」
私は、
「今まで奥さんが散財して、私が貯めていましたから奥さん個人も会社にも、蓄えは無いでしょうね。私の会社に貸している金額と、株の買取などをプラスすると、かなりな金額を請求することになります。それが嫌で、このまま会社を整理されてしまうと、私の手元には何にも残らなくなってしまう。・・・・・・」
弁護士は、
「ここから早く出て、会社を延命させることは考えられますか?」と言うのです。私は、この言葉の意味が理解できません。何のことなのか・・・・・。続く。
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