昨日、お客様から最大限の誉め言葉を頂いたことを最後にお話ししました。
そのことについて、嬉しがってもう少し詳しくお話ししたいと思います。
そのことについて、嬉しがってもう少し詳しくお話ししたいと思います。
●お客様による監査
私の会社では、ISO規格やJIS規格での認証を受けています。
その数は ISOは3つ、JISは1つです。
ISOの中でも有名なのは、ISO27001の情報セキュリティーマネジメントシステム
JISでは、JIS Q15001の個人情報保護マネジメントシステム
を認証取得しています。
個人情報の重要性が言われ始めた2000年代
2005年に個人情報保護法が施行され、
その時は悪法だとかいろいろと言われていますが
現在では猫も杓子も個人情報!
正に行き過ぎた日本人って感じがします
しかし、個人情報に対する大切さが浸透していることは良いことなのでしょう。
そんな時節柄、お客様でも当然個人情報を保護する体制を構築しておられます。
そのようなお客様では、お客様の情報を委託している当社
その当社が適切に個人情報を扱っているか(保護する体制を取っているか)
このことについてお客様には当社を監査する義務が課せられます。
●間違ってはならない
さて、当社の商品は、個人情報も扱います。
なので、お客様から預かった個人情報と、それに付加する商品
これらについて間違いは許されません。
ただ、数多くの業務工程で、人がかかわる部分が多くあります。
このような場合に注意しなければならないのは
ヒューマンエラー
人が行うところに必ずミスが発生する
ミスしない人間っていないんです。
そりゃ、数万人に一人はいるかも知れませんが・・・
超単純な作業では間違うことも無いでしょうが・・・
当社の業務工程のほとんどが専門的な技術が必要なので
必要なスキル量の起伏が激しいんです
すると、気が緩んでミス・・・ってパターンが良く起こります。
時には、ミスした瞬間に、シマッタ!って気づいて修正する
もしくは、少ししてから気付く・・・なんてこともあります。
ただ、そのような気付けるミスばかりではありません。
間違ってはならない業務工程で、間違いを犯す人が作業する
このアンチテーゼをどうやって解決するか?
その解決策には次のようなものが考えられるでしょう
- ミスを絶対に犯さない人が業務に携わる
- 業務には人ではなくロボットが行う
- 業務を完全自動化する
- 業務自体を行わない
どれも難易度が高いか、無理な解決策ですね。
無理な解決策って解決策じゃないですね
しかし、当社はこの命題に対する答えを見つけてきました。
それは単純です。
人はミスをする ⇒ ミスを見つけて直す ⇒ 最終的にミスが無い
そうなんです。
様々な工程をミスが発生しにくいように変更し
万一ミスが発生したら、そのミスを修正する
⇒最終的にはミスが無い商品ができる。
このようなポリシーでシステムを構築してきました。
●かなり突っ込んだ質問
さて、お客様の監査に話を戻しましょう。
お客様が、当社の業務については良くご存じです。
そのお客様が、当社の業務をどのように遂行しているか興味を持たれ
かなり突っ込んだ質問もお受けしました。
頂いた質問には、素直にお答えし、都度都度納得して頂けたようです。
●最大限の評価
そして、監査が終了した後、お客様から
御社のシステムは、作業される方がわざと間違えようとしても間違えられない仕組みを構築されておられますね。
これって、お客様は当社のシステムが完全無欠みたいに思っていただけたんですね。
これには、当システムを構築してきた私としては
最大限の誉め言葉の様に受け止めることができ
ものすごく嬉しかったのを覚えています。
当然、当社のシステムでもミスは発生します。
お客様にご迷惑をおかけすることもゼロではありません。
ただ、ISO規格で求められている継続的改善
これを繰り返すことで、システムでは防ぎようのない
純粋なヒューマンエラーも対処しているため、
ほぼミスゼロのシステムを構築出来ています。
●システム構築の基本方針
- 人にはミスがつきもの
- コンピューターに出来ることはコンピューターにさせる
- 残った人の作業で発生するミスはコンピューターで検出する
こっそりお教えします。
このような複雑なシステムは
IBM AS/400(現在では IBM i って名前)で
システムを構築していたから可能となりました。
どうしてか?
- 開発しやすい(開発言語が単純)
- 性能が抜群に良い
- 資産継承がすごい
からです。
ご興味があれば IBM にお尋ねください。
もしかしたら私の素性も明かしてくれるかも(笑)
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