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2017年03月09日

ひかる18長野ヘリ墜落事故。

ひかる18長野ヘリ墜落事故。
亡くなられた方のご冥福とともに事故の映像の情報開示の申請をします。
オスプレイの事故の申請もします。
岩田正滋さん(56)、伊熊直人さん(35)、甲田道昭さん(40)、伊藤渉さん(35)、高嶋典俊さん(37)。大工原正治さん(42)、瀧澤忠宏さん(47)、小口浩さん(42)、清水亮太さん(45)
9人のみなさんのご冥福をお祈りします。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170306/k10010900381000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_001
ヘリ墜落 死亡の9人全員の身元確認
3月6日 16時53分
5日に長野県松本市の山の斜面に、山岳遭難の救助訓練をしていた県の防災ヘリコプターが墜落し、乗っていた9人全員が死亡した事故で、全員の身元が確認されました。警察は今後、ヘリコプターが墜落した原因を調べることにしています。
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5日午後3時すぎ、長野県松本市入山辺にある、標高およそ1900メートルの鉢伏山の斜面に、山岳遭難の救助訓練をしていた県の防災ヘリコプターが墜落し、乗っていた9人全員が死亡しました。

警察によりますと、死亡した9人はいずれも長野県消防防災航空隊に所属していて、パイロットで松本市に住む岩田正滋さん(56)、いずれも消防隊員で松本市に住む伊熊直人さん(35)、上田市に住む甲田道昭さん(40)、松本市に住む伊藤渉さん(35)、松本市に住む高嶋典俊さん(37)。同じくいずれも消防隊員で松本市に住む大工原正治さん(42)、松本市に住む瀧澤忠宏さん(47)、塩尻市に住む小口浩さん(42)、それに整備士の松本市に住む清水亮太さん(45)です。

この事故では、5日に3人の死亡が確認され、6日に警察や消防などが捜索を行った結果、墜落した機体の中から6人が発見され、死亡が確認されました。

墜落したのは「ベル412EP」型のヘリコプターで、これまでに山岳遭難や山火事などで多数出動していて、先月、法律に基づいて行われた点検では異常はなかったということです。

長野県によりますと山岳遭難を想定したヘリコプターを使った訓練は災害や救助などの出動がなければ月に1回程度行っていたということです。5日は登山中の数人が落石でけがをしたという想定と登山者が転倒して歩けなくなったという想定で墜落現場の南にある高ボッチ高原でヘリコプターから隊員をロープでつり下げたり、つり上げたりする訓練を実施する予定だったということです。

警察は、ヘリコプターが墜落した原因を調べることにしています。
阿部知事「無念としか言いようがない」
長野県の阿部知事は、ヘリコプターに乗っていた9人全員が死亡したことについて「人命救助に全力をあげてきた9人の隊員全員が死亡するという残念な結果になってしまい、無念としか言いようがない。改めてお亡くなりになった方のご冥福を祈るとともに、家族には謹んでお悔やみを申し上げたい」と述べました。
そのうえで「今回の事故では、対応に特段の問題があったという情報は入っていないが、これから国の運輸安全委員会の調査や、警察の捜査に全面的に協力し、事故原因の究明に協力していきたい」と述べました。
平成では2番目に犠牲者多い事故に
ヘリコプターによる事故では、平成2年9月に企業の社員を送迎していた民間のヘリコプターが宮崎県日向市の山に墜落して、乗っていた10人が死亡しています。

国の運輸安全委員会の資料などによりますと、9人が亡くなった今回の事故は、自衛隊やアメリカ軍機の事故を除いては、この事故に次いで平成に入って2番目に多いということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170306/k10010900861000.html
離陸から事故まで 隊員が撮影のビデオ見つかる
3月6日 19時26分
5日に長野県松本市の山の斜面に、山岳遭難の救助訓練を行う予定の県の防災ヘリコプターが墜落し、乗っていた9人全員が死亡した事故で、ヘリコプターに搭乗していた隊員が離陸時から墜落まで機内で撮影していたビデオが回収されたことがわかりました。警察などは、この映像などをもとに墜落した状況や原因を調べることにしています。
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5日午後3時すぎ、長野県松本市入山辺にある鉢伏山の標高およそ1700メートルの斜面に、山岳遭難の救助訓練を行う予定だった県の防災ヘリコプターが墜落し、乗っていたパイロットや消防隊員、それに整備士の9人全員が死亡しました。

この事故で、ヘリコプターに搭乗していた消防隊員が機内で撮影していたビデオが回収されたことがわかりました。
県の消防防災航空センターによりますと、ヘリコプターの右側の後部付近にいた隊員が、ヘルメットに装着していたCCDカメラで撮影したもので、離陸から墜落の瞬間までが記録されているということです。

県消防防災航空センターは「映像の内容についてはコメントできない」としていますが、6日にも警察と国の運輸安全委員会に提出するということです。

警察などは、この映像などをもとにヘリコプターが墜落した状況や原因を詳しく調べることにしています。
運輸安全委 本格調査は7日から
また、国の運輸安全委員会は6日、調査官3人を派遣して事故原因の究明に乗り出しました。
墜落した県の防災ヘリコプターが拠点としている長野県の松本空港の基地には、6日午後3時半ごろ、国の運輸安全委員会の調査官3人が到着しました。
3人は県や消防の担当者から説明を受け、7日からヘリコプターが墜落した現場に入って、機体などの本格的な調査を始めるということです。

運輸安全委員会の福田公爾航空事故調査官は「墜落した現場で機体の壊れ方や状況、まわりの木の倒れ方などを見て原因につながるものがないか詳しく調べたい」と話していました。

また、ヘリコプターに搭乗していた隊員が、離陸時から墜落まで機内から撮影していたビデオが回収されたことについて「事故原因を調べるうえで、非常に参考になると思う」と話していました。
同型機は自治体などが計51機保有
このうち、和歌山県では平成7年から防災ヘリコプターとして同型機を1機導入していて、これまで平成23年に起きた「紀伊半島豪雨」などで使われてきました。

機体には操縦士を含めて最大で15人が乗ることができるため、大規模災害などの救助活動にも対応できるということです。

また、スライド式のドアがおよそ2メートルまで開き、つり上げ用の装置が取り付けられているため、山岳救助などにも使われるということです。

機体の原型が開発されたのはおよそ40年前で、これまでの実績から安定した操縦性に定評があるということです。

墜落した長野県の防災ヘリコプターには飛行データを記録するフライトレコーダーが搭載されていませんが、和歌山県の同型機も搭載されていません。

国土交通省によりますと、防災ヘリコプターのような自家用の扱いとなる機体は、航空法で最大離陸重量が7000キロ以上の場合、フライトレコーダーなどの搭載が義務付けられていますが、今回の機体は重量がおよそ5400キロのため対象にはならないということです。

墜落したヘリコプターの同型機を防災ヘリコプターとして運用している和歌山県防災航空センターの酒井清崇所長は「定員は15人でヘリの中では中型に当たる。『ホイスト』と呼ばれる人をつり上げることのできる装置がついており、山岳救助などに当たるほか、水を入れるタンクをつければ火災の消火も行える。機体はおよそ40年前に原型ができており、安定性が高いと言われていて、比較的、操縦もしやすい機種だと聞いている。しかし、風や雨には強くはないため、悪天候時には注意が必要なほか空中で静止する『ホバリング』を行うには高い技術が求められるため、細心の注意が必要だ」と話していました。

http://news.livedoor.com/article/detail/12768584/
【長野防災ヘリ墜落】深まる「離陸後15分」の謎 長野県警、本格捜査に着手
2017年3月8日 11時5分
産経新聞
 搭乗者9人全員が死亡した長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故で長野県警は7日、業務上過失致死の疑いもあるとみて松本署に捜査本部を設置した。
 県警は現場付近の尾根側の木に機体の接触痕を確認しており、搭乗者の1人が機内で撮影したビデオ映像などを手掛かりとして、当時の状況の解明を急ぐ。墜落したヘリとの交信は離陸後約15分以内に断れており、なぜ悲劇を招いたのか謎は深まるばかりだ。
 この日午前7時半すぎ、松本、岡谷両市の境にある鉢伏山(1929メートル)斜面の墜落場所で、県警の捜査員約20人が現場検証を始めた。運輸安全委員会の航空事故調査官3人も墜落現場に入り、調査を進めた。
 県警の捜査本部は126人態勢。事故をめぐって何らかの過失があった可能性も捨てきれず、県から提供されたビデオ映像を分析するほか、業務日誌や整備記録なども精査する方針だ。
 墜落現場から約100メートル上部のカラマツ林の樹木では、回転翼が接触したとみられる複数の傷が確認された。周辺の複数の木の上部が切断されていることも判明しており、県警と運輸安全委は、墜落する過程で接触したのか、ぶつかったことが原因で墜落したのかなど墜落直前の飛行状況を解明するため、周辺の木々の損傷状況や機体の損壊状態をつぶさに調べている。
 長野県によると、アルプスは5日午後1時33分、山岳救助訓練のため松本空港を離陸した。10〜15分後に高ボッチ高原(塩尻市)の臨時ヘリポートに隊員1人を降ろして訓練に入る予定だったが、ヘリからの連絡はなく、その後、無線にも応答しなかった。墜落現場では9人全員が機体の内部から発見されており、県は、墜落したのは訓練の開始前だったとみている。
 ヘリは直前に低空飛行していた可能性もある。航空評論家の青木謙知さんは「山岳地帯は地形によって立ち木の高さも複雑に変化するので、高度な操縦技術が必要だ」と強調する。
 アルプス唯一のパイロットだった岩田正滋さん(56)は平成元年に操縦免許を取得し、9年にパイロットとして県に採用された。総飛行時間は約5100時間に上るベテランで、山岳地での救助経験も豊富だった。また事故当日の天候は晴れで風も強くなく安定していた。
 県危機管理部幹部は「現時点では墜落した理由はまったく見当がつかない。運輸安全委の調査と警察の捜査に全面協力しながら原因を究明したい」と話した。

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