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2017年01月31日
Excel、CELL関数
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CELL関数
セルの情報(位置・書式・内容等)を取得する関数です。
【構文】
=CELL(検査の種類,対象範囲)・・・対象範囲は省略可能
検査の種類とは(検査の種類は「”」で囲むこと
・”address”・・・対象範囲の左上のセル位置を表示します。
・”col”・・・対象範囲の左上のセルの列番号を表示します。
・”color”・・・負の数を色で書式設定されている場合は「1」、それ以外は「0」を表示します。
・”contents”・・・対象範囲の左上のセルの値を表示します。
・”filename・・・”対象範囲を含むファイルのフルパス名を表示します。
・”format”・・・セルの表示形式を表示します。詳細は省きます。
・”parentheses”・・・セル内の値を()で囲む書式設定がされている場合は「1」、
それ以外は「0」を表示します。
・”prefix”・・・セルの文字位置を表示します。詳細は省きます。
・”protect”・・・セルのロック状態を表示します。
・"row"・・・対象範囲の左上のセルの行番号を表示します。
・”type”・・・セルのデータタイプを表示します。詳細は省きます。
・”width”・・・小数点以下を切り捨てた整数のセル幅を表示します。
例)
今H4に「=CELL("contents",A5)」という関数が入力されています。
この式はA5のcontents(セルの値)を表示せよという関数なので
「新川 英雄」が表示されます。
今回はH4に「=CELL("address",A3:F26)」という関数が入力されています。
Addressなので範囲の左上のアドレスということで$A$3が表示されています。
タグ:Excel,CELL関数
2017年01月30日
Excel関数INDIRECTの応用
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INDIRECT 関数の応用
リストボックスで使用
下のような名簿があったとします。
この名簿でA2〜A20までの範囲に「男」という名前を付けています。
A21〜A24までの範囲に「女」という名前を付けました。
H2に性別のリストボックスを作成します。
データタブからデータの入力規則を選択します。
次に「入力値の種類」で「リスト」を選択し、「元の値」に「男,女」と入力して「OK」します。
下のように「男」と「女」が選択できるリストボックスが出来ました。
次にH5の名前の部分ですが、ここも入力規則で同じようにリストを選択します。
元の値のところに「=INDIRECT($H$3)」と入力して「OK」します。
そうすると性別によって名前のリストが変化します。
性別で「男」を選択した場合はA2〜A20のリストが、性別で「女」を選択した場合は
A21〜A24のリストが表示されます。
上は性別で「女」を選択した時です。
これは非常に便利です。
2017年01月28日
Excel関数INDIRECT
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INDIRECT関数
セルの参照を返します。参照するセルを間接的に指定する関数です。
・E2には=INDIRECT(C2)と入力されています。
まず「C2」を見に行くと「A2」というセル番号
(ここが間接的にという意味です)が
入力されているので、「A2」を見に行くと「10」が入力されているので
E2に「10」と表示される。
・E4には=SUM(INDIRECT(C4))と入力されています。
C4には「A2:A4」という範囲が指定されているので、この範囲でSUM関数を
適用すると「60」になります。
・E6には= INDIRECT(C4)と入力されています。
答えは#VALUE!になっていますね。
INDIRECTはセル範囲ではなくセル番号を指定する必要があるので、
エラーを返します。
・E8には= INDIRECT(C8)と入力されて、答えは#REF!になっています。
これもC8の「10」はセル番号ではないのでエラーを返します。
しかしこの関数は一体どういう時に使用するのでしょうか。
単にセルを参照するだけならば「=A2」とすればA2の値を参照できますね。
この関数の最大のポイントは参照するセルのアドレスを文字列で
指定できることです。
INDIRECT(参照文字列)ということが出来るのです。
例えば先ほどの表でE2に入力されている「=INDIRECT(C2)」ですが、
「=INDIRECT(“A”&2)でも同じ結果が得られます。
今回は直接「A2」を検索しています。
”A”というのは文字列ですがINDEX関数を使用すると
(A2)として認識してくれます。
今、E13に=INDIRECT(“B” & MATCH(C13,C1:C11,0))と入力されています。
MATCHの部分はC13の「鉛筆」はC列の何番目かということで、
答えは「3」になります。
ですからINDEX関数でB3を参照せよということになります。
結果として「本山工業」が表示されます。
これも以前一度掲載しました「OFFSET関数とMATCH関数」の
組み合わせと同じで、左側の検索として使用できます。
関数も1つだけ単独で使用するのではなく、組み合わせて使用すると
意外なことが出来る場合があります。
自分の希望する計算が出来る関数がない場合は
色々工夫して作ることも可能だと思います。
2017年01月26日
エクセル関数,INDEXとMATCH,セルの参照
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INDEXとMATCH
INDEXとMATCH関数の組み合わせ
下の表でB14に入力された相手先の合計金額F14に表示したいとします。
今F14に「=INDEX(D2:F11,MATCH(B14,B2:B11,0),3)」という式が入力されています。
分かりやすくするために分解してみましょう。
まずMATCH(B14,B2:B11,0)の部分ですが、B14に入力された相手は
B2:B11の範囲内で何番目を表示する関数ですね。
答えは「8」です。
となると=INDEX(D2:F11,MATCH(B14,B2:B11,0),3)は=INDEX(D2:F11,8,3)という
置換が出来ますね。
この内容はD2:F11の範囲で8行目と3列目の交差する値を検索する内容ですね。
答えは「2500」です。
もちろんVLOOKUPでも同じ結果が出せます。
だったらVLOOKUPでいいじゃないという考えもありますが何故INDEXと
MATCH関数の組み合わせを使用するかというと、上の表の黄色の枠と、
青の枠が離れていた場合でも使用できるメリットがあります。
極端な話をすると、まったく別の表でも構わないということです。
そうなるとVLOOKUPは使用できないということになります。
2017年01月24日
Excel関数、指定した場所の参照
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INDEX
指定したセルの内容を表示します。
INDEX関数は2つの使い方があります。
・=INDEX(配列定数又はセル範囲,行番号,列番号)
・=INDEX(セル範囲,行位置,列位置,領域番号)
「セル範囲」・・・B2:C4のように、セル範囲を指定する。複数指定も可能
「配列定数」・・・{1,2,3,4,5;6,7,8,9,10}これは2行5列の配列定数
「行番号」・・・セル範囲を指定した場合は必須。
値を返す行を数値で指定する。
列の配列を受け取りたい場合は「0」にする
「列番号」・・・値を返す列を数値で指定する。
行の配列を受け取りたいときは「0」を指定する
範囲の中から、行位置と列位置を指定し、そのセルの値を取り出す。
=INDEX(範囲,行番号,列番号)
今、I2に「=INDEX(B2:C4,2,2)」と入力されています。
B2:C4は範囲です。図の赤枠部分です。
次に最初の「2」は行番号でB2から数えると2つ目はB3ですね。
次の「2」は列番号でB列から数えるとC列になりますね。
ですからこの交差するセルはC3になり、「鉛筆」が表示されます。
=INDEX(範囲,行位置,列位置,領域番号)・・・領域番号は離れた場所にある
複数の範囲を指定する場合に使用する。
省略した場合は「範囲」に指定された場所を指す。
複数領域があれば「範囲」のところに「B2:C4,B7:C10」という形で指定すると、
領域番号1は「B2:C4」になり、領域番号2は「B7:C10」になる。
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2017年01月23日
Excelの関数を組み合わせて左側の検索をしましょう。
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左側の検索
VLOOKUPでは検索値から右側しか検索できないですね。
でも左側を検索したい場合もあります。
そのような場合、OFFSETとMATCHを組み合わせて左側の検索が出来ます。
今、I3に「=OFFSET(B1,MATCH(I2,B2:B6,0),-1)」と入力されています。
まずMATCH(I2,B2:B6,0)の部分だけ見て行きましょう。
検索値はI2の「関西コンクリート」です。
検索範囲はB2からB6です。
照合の型は完全一致で探すとB2にありますね。
だからMATCHの部分は「1」になります。
次にOFFSETの部分ですがOFFSET(B1,MATCH(I2,B2:B6,0),-1)のうち
MATCHの部分は「1」なので
OFFSET(B1,1,-1)という式になりますね。
B1が基準で下に「1」、右に「-1」ということは左に「1」ですね。
ですから、B1から見て結果はA2を参照して2015/1/4となります。
このように、関数を組み合わせることによって、単独では出来ない
事も出来るようになります。
色々組み合わせて使ってみてください。
2017年01月21日
Excel関数,一致するものを探す
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MATCH
検索指定範囲内で値を検索し、見つかった値が何番目にあるのかを数値で返す。
【構文】
MATCH(検索値,範囲,[照合の型])
検索値・・・検索する値
範囲・・・検索範囲
照合の型
「0」・・・完全一致
「1」・・・一致するものが無い場合は、検索値以下で最大の値を表示
「-1」・・・一致するものが無い場合は、検索値以上で最小の値を表示
今、I3に「=MATCH(I2,B2:B10,0)」という関数が入っています。
(I2,B2:B10,0)でI2が検索値「平成電気梶vになります。
B2:B10が検索範囲。
照合の型は「0」で完全一致を探します。
平成電気鰍ヘB7にありますので、B2から数えて6番目になりますので
I3は「6」と表示されます。
今度は列方向の場合
I6に「=MATCH(I5,A1:G1,0)」と入力されています。
(I5,A1:G1,0)でI5が検索値「単価」で、A1:G1が検索範囲、照合の型は「0」です。
単価はD1にあるのでA1から数えて4番目なのでI5は「4」になります。
2017年01月19日
エクセル関数,OFFSET,セルの参照
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OFFSET
基準のセル(セル範囲)から指定された行数と列数だけ移動した位置にあるセルの参照
【構文】
OFFSET(基準,行数,列数,[高さ],[幅])
・基準・・・基準となるセル又はセル範囲(範囲の場合は左上のセル)
・行数・・・基準のセル(範囲の場合は左上のセル)を上方向又は下方向にシフトする。
正の場合は下方向へ、負の場合は上方向へシフトする
・列数・・・基準のセル(範囲の場合は左上のセル)を左方向又は右方向にシフトする。
正の場合は右方向へ、負の場合は左方向へシフトする
・高さ・・・オフセットの行数を指定する。正の数であること。省略可
・幅・・・オフセットの列数を指定する。正の数であること。省略可
今I3に「=OFFSET(B2,3,1)」と入力されています。
(B2,3,1)でB2が基準セルになります。次の「3」で3行下にシフト。
次の「1」で列が右に1列シフトでC5セルを参照するので「消しゴミ」という表示になります。
2017年01月16日
エクセルの関数。平均を出す。
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AVERAGE関数
AVERAGE関数・・・引数の平均を求める場合に使用します。
【構文】
AVERAGE(数値1,数値2・・・数値255)・・・エクセル2007以降は
引数が255まで設定できます。
直接数値を入れてもいいですし、範囲指定も可能です。
上はF2・F4・F6・F9(黄色部分)の平均を求めています。
今回はF2からF9の範囲の平均を求めています。
※AVERAGE関数は範囲指定した場合、
途中に文字列があった場合は「0」とみなします。
またAVERAGEIF関数というのもあります。
下の例では「潟Aート」の合計金額の平均を出しています。
【構文】
AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)
最初の「範囲」というのは平均を求めたい相手先の範囲です。
条件というのは「相手先名」。
平均対象範囲というのは平均を出したい範囲のことです。
上のようにH3に「=AVERAGEIF(B2:B9,"潟Aート",F2:F9)」と入力されています。
B2からB9の間の相手先で「潟Aート」を選択して、
その合計金額の平均を出しなさいという意味です。
タグ:エクセル,関数
2017年01月14日
エクセル関数 ANDとOR
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AND・OR関数
AND関数は全ての条件を満たされているか調べる関数です。
OR関数はいずれかの条件が満たされているか調べる関数です。
どちらの関数も「TRUE」(その通り)又は「FALSE」(そうではありません)で
返されます。
【構文】
AND(論理式1,論理式2,論理式3、・・・)
OR(論理式1,論理式2,論理式3、・・・)
H列に「判定」というフィールドを追加してH2に「=AND(D2>100,E2>100)と
入力されています。またH3からH35まではコピーされています。
単価が100円以上で数量が100個以上という条件です。
H4・H9・H21にTRUEが表示されていますね。
それ以外はFALSEになっています。
今回はOR関数です。
単価が500円以上か、数量が100個以上でTRUEが表示されます。
但しどちらの場合も結果がTRUEかFALSEなのであまりよくないですね。
そういったことから、通常はIF関数と組み合わせて使用される場合が多いです。
今回は=IF(AND(D2>100,E2>100),”多”,”少”)と入力されています。
先ほどのANDの式にIFを付けてANDの結果がTRUEの場合は「多」と表示し、
FALSEの場合は「少」と表示します。
OR関数も同じようにIFと組み合わせて使用される場合が多いです。