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2021年03月26日

森保Jが抱いた違和感・・・何故、日韓ライバル対決は 3−0の一方的スコアで終わったのか



 森保Jが抱いた違和感・・・何故、日韓ライバル対決は 

 3−0の一方的スコアで終わったのか



    3-26-13.png  3/26(金) 5:37配信





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 日韓戦で森保ジャパンが圧勝 2点目のゴールを決めた鎌田大地(右)を南野拓実(左)が祝福した(写真:西村尚己/アフロスポーツ)


 キックオフの笛が鳴り響いて直ぐに、日本代表のトップ下に入った鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)は違和感を覚えた。それも好い意味での驚きが込められたものだった。

 「相手が前から激しく来るだろう、と皆で言っていたんですけど、思ったよりも間延びしていたと云うか、中盤の処が空いているな、と云うイメージだったので。その中でパスを回そうとして呉れて、ボールを取ってカウンター、と云うのも結構出来そうなシーンが多かった」  

 韓国代表を日産スタジアムに迎えた25日の国際親善試合。通算で77回目の、共にヨーロッパ組を揃えた一戦に限れば10年振りに実現した日韓戦は日本が前後半で3ゴールを奪い、守ってはシュート6本に抑えて零封。2011年8月に札幌ドームで行われた国際親善試合と同じ結果を手にした。  
 通算成績はそれでも日本が14勝23分け40敗と大きく負け越して居て、両国共に国内組だけの陣容で臨んだ直近の東アジア選手権およびEAFF E-1サッカー選手権では引き分けに連敗と3試合続けて白星から遠ざかって居た。何故森保ジャパンは2021年の初陣で快勝出来たのか。  

 当初は日本戦へ向けた招集メンバーに名前を連ねて居たエース、FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)が故障で、FWファン・ヒチャン(ライプチヒ)が新型コロナウイルス感染の防疫上の理由で夫々外れてしまった状況で、韓国を率いるパウロ・ベント監督は“奇策”を講じた。  
 システムは[4−2−1−3]ながら、韓国の至宝と呼ばれる20歳のMFイ・ガンイン(バレンシア)を最前線の中央で、所謂ゼロトップとして起用した。ポルトガル出身の指揮官は試合後のオンライン会見で「ヨーロッパ組が居れば勝てた、と言うべきでは無い。全ての責任は私にある」と断りを入れた上で、変則的な布陣を採用した理由をこう明かしている。

 「日本のディフェンスラインを攪乱させると云うか・・・そこで引き寄せてスペースを作った上で、隙を突いて後ろの選手が入って行ければと考えて居た」  

 しかし、日本は動じ無かった。試合前の段階で4バックでも2種類、そして3バックも有ると昨秋の韓国戦をチェックした中で得た情報をインプットした上で、キックオフ前のウォーミングアップを注視して「4枚で来ると判った」と、キャプテンのDF吉田麻也(サンプドリア)が続ける。

 それでも正直、予想とは違った。試合が始まって直ぐに20番の選-+-手(イ・ガンイン)が前線で張る事も無いし、だからと言ってトップ下でも無い中途半端な位置を取っている。恐らく誘っているんじゃないか、と云うのは感じ取りましたし、チームの中でも『ピッチ上で問題を見付けて、自分達で解決しよう』と話していた中で、前半は上手く出来たと思っています」

 日本が作戦を見破ったが故に、逆に韓国のゼロトップは中途半端に為り、前線からのプレスも、球際での攻防も甘く為った。鎌田が覚えた好い意味での違和感が日本に主導権を握らせ、前半17分に右サイドバックの山根視来(川崎フロンターレ)が、史上34人目となる代表デビュー戦でのゴールを決めて先制。10分後にはカウンターから鎌田が持ち込み、そのママ右足でゴールを叩き込んだ。  

 カウンターに転じたシーンも鎌田が感じた狙いを全員で共有して生まれた。日本陣内で韓国が繋ごうとしたパスが零れた瞬間にMF伊東純也(ヘンク)が素早く反応して、前方に居たFW大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)へ速く鋭いパスを入れた刹那だった。  
 鎌田に伊東、ボランチの遠藤航(シュツットガルト)そして逆サイドにいたMF南野拓実(サウサンプトン)が一斉にスプリントを開始。大迫が巧みにボールをキープする間に追い越し、パスを受けてペナルティーエリア付近にまで迫って行った鎌田には選択肢が2つあった。  

 最初は自身の右側を駆け上がって行った伊東へパスを預け、クロスを放って貰う青写真を思い描いた。自分だけで無く遠藤、南野、そして大迫も韓国ゴール前へと迫って居たからだ。しかし、対峙した韓国のキャプテン、DFキム・ヨングォン(ガンバ大阪)を見て2つ目の選択肢に変えた。

 「相手の選手の対応が余り好く無かったので、仕掛けたら行けるかな、と云う感覚でした。僕自身もゴールが欲しかったし、未だ前半だったので、仕掛けるのなら遣り切ろうと思って」

 キム・ヨングォンのチェックが甘く、ペナルティーエリア内で鎌田が身体の向きを右へ変えると簡単に引っ掛かった。キーパーのチョ・ヒョヌ(蔚山現代)らも、その動きに釣られた次の瞬間に右足を一閃。2019年10月のモンゴル代表戦以来と為る、代表2ゴール目をもぎ取った。  
 ヨーロッパ組だけの陣容で臨んだ昨秋の4試合。最後の強豪メキシコ代表との一戦で、後半から陣形を変えて来た相手を捕まえ切れずに2点を奪われて完敗した。

 ベンチからの指示以上に、サッカーではピッチ上に居る選手が相手の変化を敏感に察知し、意識を共有しながら戦わ無ければいけ無い。メキシコ戦で学んだ教訓を、韓国に惑わされ無かった戦いの中で確りと生かした。  
 韓国戦が近付いて来た中で、吉田はフト気が付いた。10年前の札幌ドームでの一戦を経験している選手は、今回の代表チームでは自分だけしかいないと。同時に国際Aマッチでは無いものの、2012年のロンドン五輪の3位決定戦で、韓国に0−2で完敗してメダルを逃した悔しさも蘇って来た。

 「韓国は歴史的に、飽く迄もスポーツ的にライバル国ですし、個人的なことを言えばロンドン五輪で韓国に負けた時は、二度と韓国には負けたく無いと云うコメントも残しました。その意味ではズッと韓国と対戦するのを楽しみにして来たし、個人的には物凄く大切な一戦になる」

 日本サッカー協会が手配したチャーター便で、MF守田英正(サンタ・クララ)と共に羽田空港へ到着したのが22日の深夜。PCR検査で3日続けて陰性が証明され無ければ韓国戦のピッチには立て無い防疫措置が講じられた中で、ギリギリのタイミングで日本へ帰国した。
 
 只、泊まっているホテルのフロアだけで無く、食事会場や練習時のロッカールームも国内組と別々に為る規制の元で、ナカナカコミュニケーションが取れ無い。特に今回は8人の国内組が代表初招集だった。韓国戦前日のオンライン対応では、自身の発言がネット上で記事に為って、一人で部屋に居る時間が多くなるチームメイトの目に留まって欲しいと云う思いを込めて言葉を紡いだ。

 「韓国戦は絶対に勝た無ければいけ無い試合だと。こう言うと今の時代にソグワナイかも知れないけど、足が折れても身体が壊れても、韓国にはブツかって行か無ければいけ無い、勝た無ければいけ無いと云う言葉を聞かされたギリギリの世代だと思って居ます。
 なので、僕よりも下の世代にひとつ伝えたいのは、キャリアの中で一番大事に為る試合、と云う事を意識して欲しいんです」
 

 32歳の吉田はフィールドプレーヤーでは今回の代表で最年長になり、日本と韓国が激しい火花を散らした、フランスワールドカップ出場を賭けたアジア最終予選をテレビ越しに生で見ている。ワールドカップ予選での対戦が途絶えて久しいからこそ、今回の国際親善試合を逆にチャンスと捉えた。

 「10年と云う時間が空いてしまったが故に、日韓戦で何が重要なのか、と云う部分を伝えられて居ないのではないか、と云う危惧が若干ですけど僕の中にあったので」
 

 例え煙たがれても、絶対に負けてはいけ無い一戦だと言い続けた。鎌田は「ヨーロッパ組の皆が、身体が重たく感じて居た」と明かしたが、イザ試合に為るとスイッチが入ったのも、単なる国際親善試合では無いと頭で理解し、時差ボケに悩まされた身体を目覚めさせたからに他ならない。  
 吉田は更に、27歳にして初招集された山根にも「Jリーグで何時もプレーしている1.5倍位の力でいかないとダメだ」と声を賭けた。思い切りの好いゴールで日本に主導権を手繰り寄せた山根は、試合後に「一発目からそう云うパワーで行きました」と声を弾ませている。

 「ホテルの部屋でも一人の時間が凄く多いので、色々と考えることが好い準備に為りました」  

 チームを率いる森保一監督も、現役時代は韓国戦を3度戦っている。ワールドカップ出場歴で先を走っていた韓国に「追いつき、追い越せ」が合言葉だった1990年代の中頃迄の話だ。  
 昨秋のメキシコ戦で突きつけられた悔しさと、吉田を介して過去から今現在へと伝授された、最も身近なライバルである韓国への対抗心が融合され、手繰り寄せた会心の勝利だった。

 文責・藤江直人  スポーツライター




 城彰二氏が語る 森保J圧勝の理由

「戦術がフィットせず拍子抜けの韓国と鎌田がもたらした第二の攻撃パターン」



  3-26-13.png 3/26(金) 7:30配信


 只では終わら無い筈の日韓戦が3−0と云う意外なスコアに為った。森保ジャパンが素晴らしかったのか、それとも韓国が余りに不甲斐無かったのか・・・理由は後者。韓国のファンには叱られるかも知れないが、私が見て来た此処数年の韓国の中で一番酷かった。兎に角前に出て来ない。拍子抜けする程怖さが無かった。
 攻撃パワーが無いので、前半は日本はディフェンスラインだけで無く、遠藤⇒守田のボランチの2枚も下がる事無く高い位置でプレーをして主導権を握る事が出来た。

 2点差が付いた後半に為って韓国がメンバーを代えて前掛かりに来て、多少は押し込まれたが、それでも、これ迄の韓国代表チームが見せていたパワーや激しさと云うものにはほど遠かった。


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 城氏が収穫に挙げたのは鎌田大地(フランクフルト)がもたらした“第二の攻撃パターン”(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

 ポルトガル代表監督も務めたパウロ・ベント監督からすれば、海外組を招集出来ず、当初のプランが狂ったのかも知れない。エースのトッテナムのソン・フンミンが居れば、前線に破壊力が生まれ、又違った展開に為ったのかも知れない。
 だが、そもそもベント監督が求めるパスサッカーが韓国にはフィットして居ない様に感じる。韓国チームの持つ怖さが綺麗なパスサッカーを目指そうとする事で死んでしまっている。

 しかも、この日は、韓国の神童と呼ばれるバレンシアでプレーしている20歳のイ・ガンインを前に置くシステムを組んだ。彼は中盤の選手なのでこのシステムでチームを機能させるのには無理があった。まるで日本のサッカーの”質の低いバージョン”を見せられたようだった。  
 参考には為り難いゲームではあったが、日本代表に収穫はあった。その一人がフランクフルトでプレーする鎌田だ。この日は、大迫のシャドーに鎌田が入り縦に2トップを組んだ。これ迄は大迫が前線でボールを収めて2列目の3枚が流動的に動くのが日本の攻撃パターン。

 それしか無いと云う苦しさもあったが、ポストプレーの出来る鎌田が入ったことで、彼がボールをキープして大迫が縦に連動し、空いたスペースに南野が動くと云う第二の攻撃パターンが可能に為ったのだ。いわば、攻撃の起点が2つに為ったのである。こう為ると相手ディフェンスも着き難い。

 その象徴的シーンが前半27分の2点目のゴールだ。自陣でボールを奪うと、そこからカウンターを仕掛けて、縦パスを受けた大迫が“タメ”を作った。2列目の鎌田が上がって來るのを待ち、韓国ディフェンスを翻弄する様な華麗なターンを見せて鎌田にパスを出した。
 同時に複数の選手がオーバーラップ。逆サイドからは南野も入って来ていた。韓国のマークを混乱させることになり、鎌田の前にスペースが空いた。

 1対1と為った鎌田は、冷静に相手ディフェンスを動かし、GKの位置を見て右足を振り抜いた。らしさを存分に発揮した股抜きシュートである。  
 鎌田の特長は、ぺナルティエリア内でのプレーにある。足が速い訳では無いが、ポジショニングが好く、リーチが長くシュートに持って行く形とセンスを持って居る。加えてポストプレーも出来る。その鎌田のプレースタイルが、新たな攻撃の選択肢を森保ジャパンにもたらしたのである。  

 ボランチの遠藤の存在感も光った。守田が攻撃的に動けたのも遠藤がバランスを取ったからだ。2ボランチが、遠藤⇒守田の組み合わせに為るのか、遠藤⇒柴崎に為るのか判らないが、何れにしろボランチの中心は遠藤。対戦相手や状況によってボランチの選択肢が増えたのも収穫だった。  
 所属チームのブレーメンで出場機会に恵まれて居ない大迫も、山根の代表初ゴールとなった先制点を演出した。ヒールで落とした絶妙のパス。“オレが不動のエースなんだ”と云う意気込みと自信が伝わって来た。  

 一方、対照的にプレーに迷いが見えたのは南野だ。後半の3分、24分と2度訪れた、ゴール前での決定的チャンスを決め切れ無かった。特に後半24分は、右からのパスをペナルティエリア内で受けたが、南野であればダイレクトで打てた筈なのだが、敢えて右足で一度止めてからシュートした為、結果的にワンテンポ遅れてシュートは外れた。
 ワンタッチで打てるのにボールをコントロールしてしまった裏には“確実にいかなくては”の心理が透けて見える。自信があれば、ああ云うプレーの選択はしていない。サウサンプトンではリーグ戦6試合で2ゴールをマークしているが、未だ本調子では無いのだろう。

 炭酸の抜けた清涼飲料水の様な韓国が相手だったとは云え、日本代表に取っては意義のある試合だった。新型コロナ禍の影響でナカナカ国内での国際強化試合を組め無かった状況下で、国内組と海外組が一緒に為って試合が出来た意味合いは大きい。
 新型コロナ感染予防対策で、海外組と国内組は、練習ピッチ以外では完全隔離され、本来は用意されているピッチ外でのコミュニケーションの時間が取れ無かったとも聞く。  

 しかし、選手はモチベーションを保てただろうし、山根、脇坂、川辺ら新しく呼ばれた選手にも出場機会があり“競争”と云う重要な意識を代表チームに作り出す事も出来た。コンディションも悪くは無かった。
代表コーチや一部の周辺関係者に新型コロナの陽性反応者は出てしまったが、メディアも含めて徹底した新型コロナ対策を敷いて管理することによって、国際試合は可能に為るとも感じた。

 ガイドラインを守り、感染予防に徹底的に注意を払いながら少しずつでもサッカーを動かして行くしか無いのだろう。  

 文責 城彰二 元日本代表FW



 〜管理人のひとこと〜


 日本が14勝23分け40敗・・・直近は引き分けに連敗と3試合続けて白星から遠かった韓国戦。無論、国際大会では常に韓国の後塵を強いられる強敵・韓国。素人から観ても、日本の選手の動きが際立った。スピードとケレンミの無い清々しい動きは素晴らしかった。恐らく私が今まで見て来た代表戦の試合ではピカ一のものだった。両チームの動きから観ると、5対1かそれ以上の点差の開いた一方的な試合に終始した。
 偶には、これだけの試合を観てスッキリしたかった・・・多くの人が、コロナ禍でクサクサした日常を忘れさり「よくやった・・・」との選手への称賛と労いを惜しみなく捧げるだろう。選手・監督・・・役員・関係者・・・有難う、これからクレグレも怪我の無い様励んでください・・・


著名人の投資哲学インタビュー 同じ恰好で少数民族の中に飛び込む写真家 ヨシダ ナギ


 

 著名人の投資哲学インタビュー 2019/01/28

 同じ恰好で少数民族の中に飛び込む写真家 ヨシダナギがアフリカの少数民族との交流で培ったシンプルなお金観


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 写真家・ヨシダナギ 先ずはこの日行われたラジオ収録のお話から

 アフリカやアマゾンの奥深く等に出向き、少数民族や先住民族と同じ恰好に為って打ち解け、ひたすらカッコ好い写真を求める……と云う撮影スタイルで話題なのが、写真家のヨシダナギさん。文化の全く違う彼の地では、日本と一線を画す様な現地のお金エピソードも数知れず。
 この日はそう云った話も含めた旅のエピソードを、アンビエントな音楽を挟んで披露する初の冠ラジオ番組『野性に還ろうSponsored by リクルートキャリア』(LOVE FM)の収録日だ。


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 「もう収録は4回目ですが、慣れ無いです。緊張はし無く為って来ましたが、喋ることが得意じゃないので…これ迄は、MCさんに私の詰まら無い話の反応をさせるのが申し訳なくて、実はラジオが一番苦手だったんです。でもレギュラーは毎回同じ話じゃないので、その点は楽しいですね」

 そんなヨシダさんの1/fゆらぎを感じる様な美声と音楽を楽しむラジオプログラムが『野性に還ろうSponsored by リクルートキャリア』だが、ヨシダさん、ラジオ嫌いに加え.、カメラも嫌いだと云う。エッ、写真家なのに!?

 現地でのモデル料は交渉とチップ文化

 「カメラは重いので嫌いですが、これが一生続く仕事だとは思っていないんです。少数民族や先住民族の人が小さい頃からズッと好きで、その格好良さを誰も共感して呉れなかったんです。でも写真を通してそのヒーロー像を発表したら皆さんが共鳴して呉れた事が、友達を褒められて居る様で嬉しいと云うか。だから彼等の格好良さを紹介する為なら頑張れる、位で我慢して居る感じです」

 写真とは大好きな彼等を紹介する為の手段に過ぎ無い。「この先世間に飽きられても、元々趣味だから現地に行き続けるし」位に考えて居る。それだけ思い入れがある訳だ。そんな大好きな人達の元に訪れる訳だが、とは家お金の遣り取りは当然ある。例えば撮影の際に支払うモデル料。



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 「所属事務所は無いですけど、子供だったらお父さんやお母さんが徴収しますし(笑い)、もデルさんにお金を支払う感覚と一緒です。最初は吹っ掛けられますが、そこはマア、程々に折り合いを付けて…私が高い金額を出しちゃうと、次に来たカメラマンが苦労するんですよ。私もそれで散々苦労して来ているんですよね」

 なかには観光地化された地域もあり、住民達も撮られ慣れて居るのだとか。

 「料金設定があると云うよりチップみたいなもので『満足したなら頂戴』ってことなんですね。出さ無いなら『満足していないんだね』って云う解釈なんです。こちらのお礼の表現がお金と云う事なんですね。日本ってどうしてもチップって“気持ち”って捉え勝ちですけど、欧米の様に貰って当たり前・払って当たり前の感覚なんですよ」

 人とシェアすることに慣れると、やがてお金に執着し無く為るとか。

 「こんな事もありました。何時の間にかお金が無く為って居て困っていたら、逆に現地の人がお金をかき集めて切符を買って呉れた事がああったんです。きっと私の仲良くしたいと云う気持ちを買って呉れたから、切符を買って呉れたんだなって。帰れ無ければ危うく村長に嫁ぐ処でしたけど。大体4番目か5番目の妻に・・・って言われるんですよね(笑)」

 沢山お金を持つことが必ずしも豊かでは無いと云う。例えば富の形が家畜の数だったりアクセサリーの数だったり。或る意味資産が可視化された社会で「持っている人が払って当然」な感覚。しかしお金を出して欲しいと云うより“シェアしてほしい”と云うニュアンスらしい。その辺りは、人と人との距離の近さに由来するようだ。

 日本と違う人の近さから生まれた アフリカならではのお金文化

 「近所の人が家に居たり、私のテントで寝て居たりするので、一度喋ったらもう友達の仲で、友達だったら助けて呉れるよねって感覚ですよ。家族親戚単位で面倒を見合っている感じです」


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 距離が近く結び付きが強い・・・だから日本で「隣に誰が住んでいるのか知ら無い」ナンて話は理解出来ないらしい。そして助け合わ無いと生きて行けない環境であることも大きい要因であるようだ。例えば電気やガスや水道が通っていない田舎では、貨幣経済が成り立っていない集落もあったそう。

 「結婚や挨拶は家畜を持って行く所も。流石にモデル料として家畜を持って行く訳には行か無くて、私はお金で払うんですけど、すると彼等は片道3日位掛けて町に出掛けて、牛とかに替えるんですよね」

 だが、日本よりもちょっと進んで居るところもあった。


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 「ネット環境がそんなに好く無いのに、ガイドが電話を使ってボタンを押すだけでお金を送金して居て。それは色んな国で見て、進んで居るなって思いました」

 そんなエキサイティングな経験を経て、日本に戻って来たヨシダさんの“お金観”はどのように醸成されているのだろうか。

 「日本に帰って1週間位でリセットしちゃいますけど、お金を使うのは好きなんですよね。貯金なんてゼンゼンしない。課金してからスマホゲーム始めるタイプです。面白いゲームを長くアップデートして貰う為に、クリエイターさんにキッチリお金を払います(笑)」

 享受するサービスから、チョットした感謝の気持ちまで…何かの対価としてお金を“積極的に”支払うのがヨシダさんのお金観。それは凄くシンプルで、実は当たり前の価値観なのかも知れない。

 吉州正行 取材・文  小島マサヒロ 撮影

 【プロフィール】ヨシダナギ 1986年生まれ アフリカの先住民の格好良さに憧れて 2009年から単身でアフリカに通う 独学で写真を学び2017年に日経ビジネス誌「次代を創る100人」雑誌PEN「Pen CREATOR AWARDS」に選出された他 講談社出版文化賞【写真賞】を受賞 初冠ラジオ番組『野性に還ろう。Sponsored by リクルートキャリア』は福岡のLOVE FMで毎週木曜19:30から放送中!