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2021年09月10日

タリバン政権のアフガニスタンは 本当に西側メディアの言う様な「生き地獄」なのか?



  タリバン政権のアフガニスタンは

 本当に西側メディアの言う様な「生き地獄」なのか?



 9-10-26.png  9/10(金) 7:02配信 9-10-26


 ニュースからは判ら無い事も多い


          9-10-20.jpg
         
              〔PHOTO〕Gettyimages 9-10-20


 アフガニスタンの首都カブールが陥落して、ソロソロ1ヵ月に為ろうとして居る。米軍が唐突(とうとつ)にアフガンからの撤退を宣言した為、それ迄米軍に多くを依存して居たアフガン軍は総崩れに為った。軍だけで無くアフガン政府も同様で、ガニ大統領は無責任にも早々と逃げてしまった。
 「国内の混乱を防ぐ為」と後で言い訳をして居たが、混乱は首都カブールの空港で十分に起こった。そして、間も無くNATO軍のアフガン退場・タリバンのカブール無血入城・・・そして9月7日、要約タリバン政府のメンバーが発表された。アフガニスタンに関しては、矢張り20年間派兵を続けたドイツでも、毎日色々な報道が為されて居る。



         9-10-24.jpg  

             文章 川口 マーン 惠美(作家) 9-10-24

 プロフィール 大阪生まれ 日本大学芸術学部音楽学科卒業 85年ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了 シュトゥットガルト在住 90年『フセイン独裁下のイラクで暮らして』(草思社)を上梓、その鋭い批判精神が高く評価される 
 2013年『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』2014年『住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち』(ともに講談社+α新書)がベストセラーに 『ドイツの脱原発がよくわかる本』(草思社)が、2016年第36回エネルギーフォーラム賞の普及啓発賞受賞 その他、『母親に向かない人の子育て術』(文春新書)『証言・フルトヴェングラーかカラヤンか』(新潮選書)『ドイツで、日本と東アジアはどう報じられているか?』(祥伝社新書)など著書多数 最新刊は『世界一豊かなスイスとそっくりな国ニッポン』(講談社+α新書) 2011年4月より拓殖大学日本文化研究所客員教授

             ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

 

 タリバンが政権を執ると、残酷な独裁政治が復活し特に女性の人権が奪われる。コンな政権を許してはいけ無い。アフガンの民衆を助け様。危険に晒されて居る人達も、1日も早く国外へ退去させ無ければ為ら無い。アフガンに民主主義を!でも、どう遣って?・・・と云う辺りが主な論調だ。  
 しかし何だか可笑しい。NATOは20年間アフガニスタンを「助け」様として、今、それが失敗に終わったばかりなのではないか。

 最近のニュースは、コロナにしてもEUの財政状況にしても、カーボンニュートラルにしてもドレもコレも信用が置け無い。だから、アフガニスタン関係の報道に付いても私は可成り懐疑的だ。先ず、アフガニスタンは国が崩壊した訳では無い。依然として独立国で在り、政権が米国の傀儡で在ったガニ政権から、超エキゾチックなタリバン政権に変わろうとして居るだけだ。
 例え、そのタリバン政権が独裁政治を行い、女性を虐げるかも知れ無いとしても、アフガニスタンが主権を持った独立国で在る事に変わりは無い。ソコへ、頼まれもし無いのに助けに入ると云うのは内政干渉ではないか。
しかも、20年振りに勝手に出て行ったバッカリの今!アフガニスタンは植民地では無い。  

 ドイツや日本でニュースを見て居る限り、アフガニスタン全体の様子はナカナカ判ら無い。国民全体がタリバンの恐怖に怯えて居る様に報じられるが本当にそうなのか?   
 8月後半、アフガンの首都カブールの空港には、EUに行けるかも知れ無い千載一遇のチャンスを掴もうとした若者達が殺到し、飛び立つ飛行機から振り落とされる人が出る程の大混乱だった。

 しかし、その同じ時期、ニュースで映ったカブールの街では市場が立ち、人々が普通に出歩いて居た(流石に女性は殆ど居なかったが) タリバンが裏切り者狩りをしたり、女子を攫(さら)ったりと云うニュースは今のところ伝わって来ない。
 8月21日には、カブール市内で銀行が閉鎖された為、お金を引き出せ無く為った人々の困惑して居る様子が流れたが、言い換えれば、カブールではタリバンの入城した15日以降も銀行が機能して居たと云う事だ。勿論、食糧不足やインフレの不安は在るだろう。しかし他方で、無差別テロが無く為ると云う期待も高いと云う。何れにせよ、市民生活は続いて居る。

 文化や伝統はそう簡単には変わら無い


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                   Gettyimages 9-10-21


 首都でさえそうなのだから、それ以外の場所ではタリバンが政権に就いてもそれ程大きな変化は起き無いのではないか。女子が大学に行け無いとか職業に就け無いと云うのは、都会のエリートの問題だし、危険に晒されて居る気の毒な現地スタッフと云うのも、云わば一部の特殊な人々だ。
 空港に集まって居た若者達でサエ、出国出来無いと分かった今、又家に戻り望むと望ま無いに関わらず、これ迄通りの生活を営んで居る筈だ。  

 それは、戦後、米軍に占領されて居た間の日本でも同じだった。普通の日本人は、アメリカ軍との接触等無かったし、占領軍が居ようが居まいが生活は何時も通り続いた。アフガンの99%の人達の生活も、タリバンが居ようが居まいが、1日5回のお祈りをして、畑を耕し酪農をし生活は矢張り何時も通り続いて居るだろう。  
 更に言えば、終戦当時、米軍に雇われて羽振りの良かった日本人が、必ずしも同胞から好意的な目で見られて居たとは限ら無かった様に、今、欧米の人々が、彼らコソがアフガン民主主義の担い手で在ったと評価して居る現地スタッフが、アフガンの地元の人達に好かれて居たか如何かも判ら無い。  

 欧米人が絶対だと思って居るものが、必ずしも絶対では無い社会は沢山在る。アメリカ風を好きなのは恐らく近代的なアフガン人で、その他の人々はイスラム的な価値観に親しみを持って居ると想像する方が自然ではないか。しかし、欧米のメディアがそう云う人々の声を拾う事は稀だった。  
 とは云え、アフガンの人々が皆、タリバン政治を歓迎して居るとは勿論思え無い。只、選択肢が無い今、彼等に取っての問題は、そのタリバンが今後どの様な政治をするかだ。  

 恐らく今のタリバンは、20年前にアメリカ軍に蹴散らされた時の様に荒削りでは無い。身形(みなり)こそ映画の様に古風だが、上層部では優秀な人達が、国際社会から認知され国民の支持を得る為、アラユル知恵とハイテクを駆使して作戦を練って居るだろう。だからコソ、西側の反感を買わ無い様、女子の教育の権利は今後も維持すると迄言って居る。
 一方、彼等がドンなに中庸な政策を敷くにしても、アフガンの地に西側の定義する民主主義や男女同権やLGBTと云った価値観が定着するとは思え無い。しかし、ソモソモそんなものをイスラム教徒で在る多くのアフガン人は求めて居ないかも知れ無い。
 
 西洋的な価値観に共鳴して居るのは、恐らく都会の一部のエリートだけで、そんな彼等でサエ、自分の娘が西洋的な自由を謳歌する事には、恐らく躊躇(ちゅうちょ)するのでは無いか。文化や伝統は、政体が変わってもそう簡単に移ろわ無いものだ。

 タリバン政権だけが特別な訳では無い


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                  Gettyimages 9-10-23


 実はドイツ政府は、アフガンの現地スタッフの救出に出遅れた為、未だ3,000〜4,000人を脱出させ無ければ為ら無いと云う。詰まりその為、今後タリバン政権と交渉し協力を求め無くては為ら無い。報道に依れば、既にドイツ政府は毎年4億3000万ユーロを5年間、タリバン政府に支払う事を決めたと云う。
 ドイツのマース外相は「これでタリバンに民主主義を守らせる」等と寝言の様な事を言って居るが〔人質〕を手にして居るタリバン政府は強い筈だ。そう上手く行くかどうか? 

 何れにせよ、タリバンの正体は未だ好く判ら無いので、下手をするとドイツ政府はテロ集団国家を支援する事に為る可能性も在る。 只、視点をアフガンから世界に移せば、当然の事乍ら民主主義の不足して居るのは何もタリバン政権だけでは無い。ヨーロッパでさえ、EUと国境を接して居るベラルーシやその向こうのロシアも可成り怪しい。
 また、独裁政権はアフリカや南米では珍しくも無いし、イランやサウジアラビア等イスラムの国では女は一人前扱いされて居ない。タリバンが今後、残虐な処刑や拷問を行なうかどうかは判ら無いが、それを日常的に行って居る国は日本の近くにも複数在りそうだ。

 それでも、西側はそれ等の国々を全て主権国家として認めて居るし援助もして居る。タリバンに民主主義を要求するなら、それ等の国々にも要求するのが筋と為る。
 因みにタリバンは、現在の予測では、落ち着いて国家を築く暇も無く、他のイスラム過激派との闘争に明け暮れる運命だとも言われる。それが高じて内戦と為れば、再び列強の軍事干渉の火蓋が切って落とされるかも知れ無い。その時、アフガニスタンは真に荒廃し第2のシリアに為る。
 そして、恐らく99%の普通の人々迄が難民と為ってEUに向かうだろう。これコソが、難民で痛い目に遭って居るドイツの悪夢のシナリオである。  

 しかし、もう一つのシナリオは、タリバンが穏健路線を歩みイスラムを掲げた政治で国民の支持を得る事。こう為れば難民も出無いし、今、周辺国に逃げて居る難民も戻るだろう。当然、ドイツに向かう難民も減る。ドイツに取っては不幸中の幸いだ。支援の大金も無駄には為ら無い。
 只、イスラム原理主義者達にそんな期待を賭けるのは、考えが甘過ぎると云う意見も根強い。アフガニスタンの近未来は今の処未だ霧の中で在る。



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             川口 マーン 惠美(作家) 9-10-25




 〜管理人のひとこと〜

 アフガニスタン・タリバンのニュースを追ってる時に、故国を離れ海外で活躍する一人の婦人を知る事に為った。彼女のエッセイを読み感じたのは〔女性は強く子孫を残す為に男には無い力を備えて居る〕と言う事だ。男達が弄ぶ権力闘争や政治・・・この様な玩具を必死で弄ぶのを白眼視し、実直に子孫の生存と繁栄のみに執着し力強く生きて行けるのが女性なのだろう。
 矢張りこの世界を作り得た創造主は〔女性〕なのだ。我が国もその摂理にならい早く〔女性天皇〕の擁立を図らねば為るまい。それでコソ百年以上も遅れた〔男女〕の壁を打ち壊す初めての〔鉄斧・ハンマー〕と為るだろう。何時までもロクでも無い政治を続けるので在れば、早く女性に〔大政奉還〕するべきだろう。
















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