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2021年03月08日

大笑いで夫婦別姓について答弁 丸川大臣の何が問題なのか?




 大笑いで夫婦別姓について答弁

 丸川大臣の何が問題なのか?



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        3月3日参議院予算委員会(写真:つのだよしお/アフロ)
 
 今日は国際女性デーですが、日本のジェンダー平等は引き続き前途多難です。「女性が多い会議は時間が掛かる」との森喜朗氏の女性蔑視発言が国内外で極めて激しい非難に晒され、森氏は五輪組織委員会会長の辞任に追い込まれました。
 橋本五輪・男女共同参画担当相が組織委員会会長に就任し、これに代わって日本政府の五輪・男女共同参画担当相に為ったのが丸川珠代氏です。

 男女共同参画担当相は、世界121位と云うジェンダー平等後進国である日本のジェンダー平等を進め、男女共同参画を推進する施策に責任を負う重要な役職です。処が、丸川氏は、自民党国会議員連名で今年1月30日に、埼玉県議会等の地方議会に対し《夫婦別姓に賛同する意見書を採択し無い様・・・求める文書を送った文書に名を連ねて居た》事が明らかに為ったのです。

 何故丸川氏が任命されたのか?

 この驚くべき話は、BBC等を通じて世界にも報道され、世界が「またか」と呆れて居ます。結婚する際に、夫婦同氏を強制する法制度は日本特有の制度。多くの場合、女性が氏を変更せざるを得ず、社会生活・職業上、氏名に結び付けて築き上げて来た信頼や社会生活上の認知が振り出しに戻されてしまい、女性の社会進出を大きく妨げて居るのが、この夫婦同氏を強制する現行制度です。国際的にこの制度が女性差別に該当するとの見解は広く共有されて居ます。

 国連女性差別撤廃委員会や国連人権理事会から何度と無く問題視され、改善を勧告されて来ました。例えば2016年、国連女性差別撤廃委員会は、以下の様に勧告し、特に重要な勧告の実施を求めるフォローアップ「項目」に為って居ます。

【女性が婚姻前の姓を使用し続けられる様婚姻したカップルの氏の選択に関する規定を改定すること】

 この様に、選択的夫婦別姓の課題は、ジェンダー平等の一丁目一番地の課題です。全て夫婦別姓にする訳では無く、選択肢を増やして多様な生き方や多様な家族像を尊重しようと云う提案なのです。
 その課題に真っ向から反対する「抵抗勢力」である丸川氏が、何故、これ程ジェンダー平等が国際的にも問題視された直後に、男女共同参画担当め五輪担当大臣に任命されたのでしょうか?
 男女共同参画担当大臣は勿論、五輪担当大臣も、多様性やジェンダー平等の視点を重視して取り組む事が求められ、森氏の問題で改めてジェンダー平等が問われる東京五輪の担当大臣として、ジェンダー平等や多様性に対する深い見識と理解・情熱が求められます。
 処が、情熱の有無を通り越して「抵抗勢力」である丸川氏を平気で任命する首相の姿勢はいかがなものでしょうか。

 森氏の騒動を我が事としては何ら顧みず、多様性やジェンダー平等に何の重要性を認めて居ない事の表れでは無いでしょうか。首相に取って多様性やジェンダー平等は真剣に取り組むべき課題と云うよりは外見を取り繕う様な課題「所詮その程度のこと」「取るに足ら無い事」と云う事ではないのでしょうか。
 自民党の中にも、又与党公明党を含めても、多様性やジェンダー平等の推進に積極的な議員は少なからず活躍して居ますし、民間も含めて人選すれば、モッと適任な人材を登用出来た筈です。丸川氏も多様性やジェンダー平等に反する見解を持って、地方議会に圧力まで掛けて居ながら、好く多様性やジェンダー平等を推進する役職を引き受けたものだと思いました。

 答弁拒否した丸川氏の不誠実

 しかし、更に驚いたのは、国会答弁での不誠実な対応です。丸川氏は《何故、夫婦別姓に反対なのか?》問われて、7回にわたり答弁を拒否、その内容も大きな問題を孕むものでした。
 福島氏は「何故選択的夫婦別姓に反対なんですか。答えてください」と改めて質問。丸川氏は「(男女共同参画担当の)職員にも、実は私の個人としての考えを伝えて居ない。私の意見に左右され無いで国の政策を進めて頂きたい」と説明した。(朝日新聞)

 「私の意見に左右され無いで国の政策を進めて頂きたい」との事ですが、国の政策を進め優先順位を決め、政治決断するのは事務方では無く大臣です。その大臣が選択的夫婦別姓に反対のママ、政策実現をサボタージュすればこの問題は前に進みません。だからコソ、福島議員は反対する理由を聞いて居るのに、誠実に答えず問題をハグラかそうとしたのです。多くの人に取って切実なこの課題に対し、賛成・反対を真剣に議論せずに誤魔化す大臣で好いのでしょうか?
 又丸川氏は「国民の皆さんが全てを理解されて居る訳では無い。先ず自分事として捉えて頂ける議論を後押ししたい」(朝日新聞)と述べたとされます。

 しかし、朝日新聞が1月25日〜26日に実施した世論調査によれば、選択的夫婦別姓に付いて尋ねると、69%が「賛成」と答え「反対」24%を大きく上回った。自民支持層でも63%が賛成し反対は31%だった。女性は71%が賛成・男性も66%が賛成。年代別では50代以下で賛成が多めで、50代以下の女性の8割以上が賛成と答えた・・・

 とされて居ます。国民世論は多くが選択的夫婦別姓に賛成なのだと云えるでしょう。世論が盛り上がって居ないから、男女共同参画の視点から議論を後押しするべきと云うフェーズではありません。大臣がすべきは議論を後押しするのでは無く、世論を元に改革を進めることです。この世論調査の直後の1月30日に連名で手紙を送り着けた丸川議員が

 ・「国民の皆さんが全てを理解されて居る訳では無い」
 ・「先ず自分事として捉えて頂ける議論を後押ししたい」


 と云うのは要するに、これだけ選択的夫婦別姓に賛成が多くても、それは国民が「全てを理解されて居る訳では無い」・・・詰り理解が不十分だから賛成派が多いのだ・モッと慎重に議論しないといけ無い・・・と云うブレーキを踏んで法改正を押し留めようとするものでしか無いでしょう。

 人を馬鹿にした様な大笑いへの違和感
 
 取り分け、多くの人が違和感を持ったのは丸川氏の大笑いです。多く拡散しているツイートから見てみましょう。なぜこの様な人を馬鹿にした様な笑い方で答弁する必要があったのでしょうか。
 多くの人が真剣に見守って居る、これからの女性の社会進出・女性の人格権(丸川氏もそう言及した)自分らしい生き方と云う基本的人権に取って大切な議論に対して、何故この様な不真面目な態度で答弁するのでしょうか?

 選択的夫婦別姓は多くの女性に取って切実な問題であり、一生賭けて選択的夫婦別姓の為に取り組んで来た方々も居ます。同氏を強制されたり事実婚を余儀無くされる等、不利益を受けたり、悩み続ける方は少なくありません。
 この様な重要な課題を雑に扱う事は、男女共同参画と云うミッションそのものを好い加減に雑に扱い、女性達の思いを踏みにじるものでは無いでしょうか。女性差別は笑い事ではありません。私には、丸川氏の態度は、ジェンダー平等に関連して笑いを取ろうとして女性蔑視発言をした森氏、森氏の発言を聞いて笑って居た組織委員会関係者と同じ位不誠実で問題があると思えます。

 パンが無ければお菓子を食べれば好い

 丸川氏が大笑いをしたのは、丸川氏は結婚して姓を変え、丸川と云うのは旧姓であることを福島議員に指摘された際です。福島氏は「一般の人は通称も使え無い」として通称使用による不便さも指摘。丸川氏も「大臣に就任して驚いた事がある。閣議でサインした時、本名・大塚珠代でした。(丸川と云う)旧姓で選挙をして居るので、非常に違和感があり内閣総務官室に可笑しいのではとお願いし、数年掛かったが、丸川珠代と書かせて貰った。通称使用の拡大はこれからも取り組んで行きたい」と答弁した。朝日新聞

 福島議員は「一般の人は通称使用するのも難しいんですよ」と指摘しましたが、丸川氏はこれには正面から答えません。議員や大臣は通称使用を出来る、自分は交渉して通称使用を認めて貰った成功体験がある・・・それを広げて行けば好いじゃないか、と云う考えでしょう。
そう為ると、交渉力が無く、通称使用を認めさせられ無かった女性達は自己責任で仕方が無い、と云う事に為るのでしょうか?

 しかし、議員や大臣等恵まれた立場の人間なら通称使用を認めさせられたとしても、世間一般の人はそんなに恵まれて居ません。戸籍の壁は頑丈であり、多くの職場で通称使用は認められず、通称使用には限界があります。
 丸川氏と同じ様に交渉しても同じ成功体験を得られ無い人の方が多いでしょうし、職場で立場の弱い女性であれば取り分けそうでしょう。

 選択的夫婦別姓制度が実現すれば、そしてそれを選択すれば、どんな職場でもどんな場面でも、その都度頑張って交渉しなくとも済みます。それが法律による個人の保護であり、政治が責任を担うべき使命の筈です。
 丸川氏のすべき事は、自分の成功体験をヒケラカス事では無く、困って居る人達の為に制度を変える事です。

 丸川氏や反対派の議員が、自分が如何に恵まれた特権的立場にあるかに鈍感なママ「通称使用を拡大すればそれで好い」とするのは、民間の女性達の苦労を知ろうともしない強者の論理であって、まるで、フランス革命時にパンを求める民衆に対して「パンが無いならお菓子を食べれば好いじゃない?」と言い放って民の怒りを買ったとされる、マリーアントワネットのような言い分に聞こえます。

 折角進んだ針を戻さ無い様に

 2月に起きた事を思い出してみましょう。日本の後進性を象徴する様な森氏の発言が大きく報道され、多くの人が「これは無いだろう」と反発し、若い女性達が署名を立ち上げて約15万集まり、森氏は辞任、組織委員会はジェンダー平等に向けて動き出しつつあります。
 日本の様にジェンダーギャップの酷い処でも、声を上げれば社会をアップデートすることが出来る、と云う希望を若い人達も持てる切っ掛けと為りました。

 処が橋本氏に代わって、五輪・男女共同参画担当大臣に為った丸川氏は、これから社会に出ようとする若い人・立場の弱い女性・別姓が実現し無いママ苦しんで来た人達の思いに寄り添わず、切実な願いを馬鹿にした様に笑って煙に巻き、折角高まったジェンダー平等の機運に冷水を浴びせています。
 「矢張り日本は変われ無い」と若い人達が未来への希望を失い、進んだ針が後戻りすることに為れば本当に残念です。
 丸川氏は「私の考えを脇に置いてでも、国際社会の理解を得る努力を先ずしないといけ無い」とも述べたそうですが、丸川氏が理解を得る努力をすべきは、国際社会よりも国内で困っている女性達・選択的夫婦別姓を望む人絶ち・それが無い事により不利益を得ている人たちです。ソモソモ向いて言う方向性が違うのでは無いでしょうか?
 
 こうした状況を見ると、端的に言って、丸川氏は男女共同参画大臣として適格性を欠いており、早急に辞任すべきであり、首相の任命責任が厳しく問われなければ為りません。
 もし丸川氏が大臣のポストに留まるのであれば、一連の問題を真摯に反省し、今通常国会で選択的夫婦別姓を成立させる様に確約し、心を入れ替えて取り組む以外にありません(了)


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       伊藤和子弁護士 国際人権NGO ヒューマンライツ・ナウ事務局長

1994年に弁護士登録 女性、子供の権利、えん罪事件など、人権問題に関わって活動。米国留学後の2006年、国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウを立ち上げ、事務局長として国内外で現在進行形の人権侵害の解決を求めて活動中 
同時に、弁護士として、女性を初め権利の実現を求める市民の法的問題の解決の為に日々活動している ミモザの森法律事務所(東京)代表

                  以上



 〜管理人のひとこと〜

 本日の参院・委員会を視聴した。立件民主党の総務省官僚接待事件への追及はマアマアの様だ。政治家になる前に総務相の役人だった小西氏が質問に立ったが、誰の答弁も「タジタジ・・・」となり真面に回答出来なかった。武田総務相の首と引き換えに収めるしか無かろう、首相の長男を接待係にした東北新社の作戦勝ち。 
 しかし、役人のみが責任を取り政治家は責任取らないのか・・・と言われたら武田氏の首を取らずには収まるまい。総務相のお偉いさん達は、首相の顔を立てて出たくも無い宴席に参加したのだから。報酬の献上や大臣官房付として処分を食らったのは「貸し」として後日の楽しみも。
 それにしても、丸川氏の答弁はどうなのだろう・・・何か彼女は、会話のキャッチボールが不得手の様だ。頭が好い筈なのに噛み合う会話が出来ない。聞いているとイライラして来てしまい、バ〇では無かろうかと疑ってしまう。この様な回答を続ける様だと彼女も槍玉に挙げられるが「元々遣りたくも無かった、ケチの着いたオリンピック大臣」等、文句を言われたら何時でも辞めてやる・・・と、菅首相も頭が痛いことに・・・

                   以上







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