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ハナブサチロロ
世田谷区出身。
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2023年05月20日

洒落ててロマンティック、せつなくチャーミング

昨日は北沢タウンホールで『石井彰 月影の浪漫。』。まずは石井彰(p) 、吉野弘志(b) 、池長一美(ds)のトリオで。
洒落ててロマンティック、でもここは下北沢ということで、はるか昔、地下にあったステージドアで呑んだ夜を思い出す。色で言えば飴色。溶けていく氷がぬるっと光る、ような。
ゲストで吉田美奈子登場。ジョニ・ミッチェルの「Answer Me,My Love」がせつなくチャーミング、ラフマニノフの「Vocalise」は圧巻。

遅めの夕飯はつ串亭で。
ここは老舗だけど兄弟の料理はどんどん旨くなっていく。
そして安定の牛すじ煮込み、とりわさ。



2022年11月03日

下北沢の空き地にて

下北線路街空き地にて幻月祈【田中泯(踊り)、坂田明(sax・clarinet)、新垣隆(piano)】を観る。超満員。
開場してから一気に夜になり、3名が登場すると風が吹いた。遠くに井の頭線が走っている。
ヘリコプターが飛び、まだ家に帰らない子供たちの笑い声、サイレンが聴こえる。
あそこは小さな踏切があったとまた過去を想い返した。
山月記がモチーフかもしれないが、虎は下北沢にはいない。ただ、詩人になり損ねた酔っ払いが道に迷っているかも、と思った。

終演後、つ串亭へ。
高清水の熱燗が落ち着く。



2022年10月31日

カフカ鼾という一枚の絵

一昨日は相模原・常福寺にてカフカ鼾のライブ。ジム・オルークのギターの低音が本堂を彷徨っているように聴こえ、石橋英子のフルート&キーボードで過去でも未来でもないどこか遠くへ連れて行ってくれるような気分になる。背景のライトアップされた竹林と3人が一枚の絵になっていた。そしてドラムの可能性を追求する山本達久。凄かった。

帰りは町田の金星に寄った。
おでんは売り切れていたがブリの塩焼き、メンチカツ、茗荷の浅漬け、ポテトサラダ、〆のおにぎり、すべて旨い。
いい気分。



2021年07月11日

音楽を聴いて生きてるなと感じた夜

LADY JANEにて井野信義 (b)、太田惠資 (vln, voice)のライブ。最近、確かなことってなかなか感じられないが、音を聴くことによって、ああ、生きているんだな、と思う次第だった(もちろん酒も入れながら)。乱暴にノイジーに行ってもクラシカルな繊細なリズム&メロディに帰って来た、と思ったら、また弦がギリギリと鳴く。そして「紙ふうせん」は名曲だと思う。川辺で太陽を感じる気分。とても良いデュエットだった。



2021年05月29日

カウンターに並ぶ酒、煽るドラム、醒ますウーロン茶

LADY JANEにてライブを聴く。坂田明 (sax, 歌)、武田理沙 (p, kb)、山本達久 (ds)。とてもフリーで醸し出すムードで酒が呑みたくなる。ドラムの刻みにどんどん煽られて酒が呑みたくなる。踊る心をウーロン茶で醒ますのであった。



2017年10月22日

DRUM TAO@Club eX

先日は品川プリンスホテルClub eXにてDRUM TAOの「Revolutionary New Drumming Entertainment in Tokyo 万華響−MANGEKYO−」を楽しんだ。

激しい和太鼓の演奏はもちろん、ポップでアクロバティックな演出がいい。
中でも天女のような女性が向かい合わせで大太鼓を様は美し過ぎる。

リズムは凄いなとまた思う。
「和」であるのだが、聴いていると何故かサンバ、アフリカン、パンソリ、時にロックなどのリズムが鳴ってくる。不思議だ。
太鼓は世界共通の何か心を震わせるものがあるのだろう。

このClub eXの音の響き方もとても良く、音のキレも良かった。
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