2019年05月02日
ナイロンで鶴は折れるのか
先日は新宿のスモーキン・ブギで「大吉の会」の東孝之一人芝居「ナイロンの折鶴」(作/堂本正樹・演出/高田恭太郎)を観る。
時は昭和。
デートクラブかホテトル嬢の斡旋業をしている男が主人公。
客の好みを聞き、それに合った女に電話をかける。
時折、椅子に座る人形に話しかける。どうやらこの人形は入院している妹の分身のようだ。
世の中はやはり不公平で悪だろうが汚れていようがチヤホヤされる人もいるし、何も悪いことをしていないのに報われない人もいる。
短い時間ではあったが嘆きのドラマであるのだった。
開けた窓からは何も見えない。汚れちまった世の中に知らず知らずのうちに浸かっている男は平成に何を見たのだろうか。
何も語らない純真無垢な少女人形は今どこにいるのだろうか。
観て良かった。
時は昭和。
デートクラブかホテトル嬢の斡旋業をしている男が主人公。
客の好みを聞き、それに合った女に電話をかける。
時折、椅子に座る人形に話しかける。どうやらこの人形は入院している妹の分身のようだ。
世の中はやはり不公平で悪だろうが汚れていようがチヤホヤされる人もいるし、何も悪いことをしていないのに報われない人もいる。
短い時間ではあったが嘆きのドラマであるのだった。
開けた窓からは何も見えない。汚れちまった世の中に知らず知らずのうちに浸かっている男は平成に何を見たのだろうか。
何も語らない純真無垢な少女人形は今どこにいるのだろうか。
観て良かった。
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