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ハナブサチロロ
世田谷区出身。
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2018年12月10日

映画『プレイルーム』(2018)@シネマート新宿

女優であり現役ストリッパーの若林美保を主演に、ナリオ、中村真夕、松蔭浩之、佐々木誠、福島拓哉ら日本映画界の異端5人が、それぞれ監督を務めるオムニバス映画。

『などわ』(監督:ナリオ)
ナリオ監督ならではのハートウォーミングな作品。描かれるカップルがとても微笑ましい。優しさと優しさがカッコ良く響き合っていた。

『 L I O N 』(監督:松蔭浩之)
エロスを感じるSF。声の仕事をしていないらしいが、ナレーション・SALAの声がナチュラルハスキーで素敵だった。

『クローンハート』(監督:中村真夕)
監督の実体験が基になっているらしいがそれこそ不気味で怖い。登場人物3名が不思議オーラを放っていて結末で背筋がゾゾゾとする。不気味だ。

『熱海の路地の子』(監督:佐々木誠)
ここ数年、観光客が戻って来たという熱海が舞台。しかし、家族で楽しみ観光地ではない「路地」が主役でもある。誰がどこに向かうのかわからない路地、階段、長年の潮風による錆…。野良猫のような女に化かされそうな、なんとも魅惑的な映画。

『Floating』(監督:福島拓哉)
10年前に娘を亡くした夫婦の物語。二人の間には何かしら分かり合えているものがあるに違いない。それがただただ哀しい。静かな時の流れを感じる映像だ。


新宿に似合う映画だった。


写真は5年前に撮った熱海。

atami4j.jpg

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