寄道自由日誌

映画『くも漫。』が面白い。
中川学の実録漫画「くも漫。」が原作である。
90年代、特にシネマアルゴ新宿で上映されていた映画の匂いを持つ。
本当は笑えないような痛く恐ろしい話なのに思わず笑ってしまう。そして家族愛にジンと来る。
Gentle Forest Jazz Bandが担当した音楽もハードボイルド感があってとても良い。
脚本は放送作家の安部裕之で、「戦国鍋TV」「乃木坂工事中」などテレビ番組に多数のレギュラーを持ち、監督の小林稔昌は、中川学のデビュー作『僕にはまだ友だちがいない』のドラマを企画・演出し、ATP新人賞（2013年）を受賞し、いずれもテレビ業界をフィールドとしている。主演は最近、「OL聖徳太子」や「ちびっこ石油王」などのネタでテレビ出演が増えて来た脳みそ夫。独特の面白さである。
今年の2月に劇場公開された後、カナダのファンタジア国際映画祭で上映され、この度、渋谷での凱旋上映となった。

9／18（月・祝）〜22（金）　
渋谷・ユーロライブにて５日間限定上映決定！
�@18：00〜　�A20：00〜
※連日２回目の上映後に、日替わりゲストトークあり
『くも漫。』公式サイト：http://kumoman-movie.com/

（ゲスト予定）
18（月・祝）脳みそ夫、柳英里紗
19（火）柳英里紗、中川 学（原作者）
20（水）板橋駿谷、ジェントル久保田、大久保綾乃
21（木）板橋駿谷、中川 学（原作者）
22（金）脳みそ夫、沖ちづる