2011年02月21日
<ギスギスした職場はなぜ変わらないのか> 手塚利男
いすゞ自動車で風土改革に取り組んでいたという著者の風土改革に関する一冊です。
よく職場の風土改善と言われたり、会社の風通しをよくすることが叫ばれますが、その具体的な方法というのはあまりはっきりしたものがありませんでした。
この本にはそういった具体的な方法が、「これなら出来そう」というレベルで書かれています。
すべての方法が適合するとは思いませんが、さまざまな方法が書かれているので「私の職場でも出来そう」というものが一つはあると思います。
あなたの会社が、ギスギスしてはいなくても、何となく澱んでいると思ったら手に取っていただきたい一冊です。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
職場の諸問題の原因は職場風土にある
社長との対話の場をつくる
対話の場づくりには
1.社長自らがアイデアを出す
2.社長が本気で職場を変えたいと思っていること社員に行動で示す
風土改革のフレームワーク
カベを低くする :「言っても無駄だ」という諦めムードを取り払う、など
情報の流れと中身を変える :情報交換の場をつくる、など
思いをネットワークで共有する:社内の思い、肉声をまとめて回覧できるようにする、など
風土改革は「人の気持ちを動かす」ことである
そのためには「自分が変わる」ことから始めなければならない
職場を活性化させる仕掛けの色々
・会話のきっかけになる「生き物」を持ち込む
・月例会議などで誕生日の人を紹介する
・宴席で近くに座る人を何かの共通点でくくってみる(例:出身地、星座、血液型、趣味など)
・おみやげやお菓子を配って歩く
・気軽に話ができる場所をつくる
・会議の司会を当番制にする
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