アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

<一生クビにならない脳> 篠原菊紀





タイトルは「風が吹けば桶屋が儲かる」といった印象です。

要するに、内容とタイトルに飛躍がありすぎる感じです。


内容自体は脳を科学する本として真面目な印象ですが、
それを「クビになる・ならない」と結びつけるのはビジネスシーンに使えるノウハウを探している人によっては期待ハズレな内容かもしれません。
(そうはいっても、部下への指示の出し方や注意の仕方も書かれており、まったくの役に立たない本ということではありません)


タイトルは著者の意向ではなく、出版社主導で決められてしまうようなので仕方ないことかもしれませんが。

内容そのものは、脳のメモ帳機能であるワーキングメモリという部分の活かし方や部下への指示の出し方についてしっかりと真面目に書かれています。



印象に残ったポイントは以下の通りです。


脳の機能にワーキングメモリというものがある

このワーキングメモリは何らかの知的作業を実行するときに使われる

ワーキングメモリの働きでは、どんな人でも3〜4つの物事しか一度に処理することはできない

しかし、使い方を変えることによってミスや混乱を防ぐことができる



ワーキングメモリを鍛える3要素
1.超イメージ
静止画ではなく、動画。自分目線、相手目線、鳥瞰的視線を駆使した音声付きの動画でイメージする

2.復習
繰り返し学習する。特に学習12時間後に復習することで記憶が定着する

3.睡眠
睡眠をとらなければ記憶は定着しない。記憶の定着や技の記憶にも睡眠が求められる



「やる気」そのものを意識的に出すのは難しい
しかし、とりあえず始めることで「やる気」は高まる



部下は肯定的に指示を出す
○:「□□しなさい」
×:「△△してはいけない」



部下の行動はこまめに褒める
ただし、だんだんと褒めたり、褒めなかったり、ときどきに頻度を落とす(褒めるのを当たり前と感じさせない)



「○○するな」という禁止系の言葉は滅多に使わない
禁止系の言葉は相手にストレスがかかり、行動を停止させる反面、相手を思考停止に陥らせる



「why」ではなく「how」を用いる
「なぜミスしたんだ?」ではなく、「どうしたらミスしないようにできるか?」と訊くと相手は過去の状況を具体的に思いだして解決の糸口を見つけようとする



イメージがわかりやすい指示の3要素
1.抽象的でなく、具体的な行動の形で記述される指示であること
2.否定的でなく、肯定形で表現される指示であること
3.大目的でなく、評価しやすい小さな指示であること


この記事へのコメント

   
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。