2010年12月11日
<いる社員、いらない社員> 小笹芳央
「社会人としての考え方」を伝えている一冊です。
社会人としての心構えや考え方の教科書といってもいいかもしれません。
特に20代のビジネスマンやこれから社会へ出ようとしている大学生に参考になります。
取り立てて難しいことが書かれているわけでもなく、平易な文章で書かれていますが、
ここに書かれている内容に気づいているか否かで社会人として大きな差がつくと思います。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
職務経歴書を作ってみる
1.職務内容
2.具体的に取り組んだこと
3.身につけたこと
自分自身を振り返るとともに目指すモノや足りないモノを考える機会になる
ゴールピープルとリバーピープル
ゴールピープル:明確な目標を設定し、それに向かって走るタイプ
リバーピープル:目の前のことに真剣に取り組むタイプ
この2タイプに優劣はないが、価値観や目標の捉え方に違いがある
最も良くないことはゴールもなければ、スタートもしないことである
思考を変えたいと思ったら行動を変える
些細なことでもいいから、何気ないことでもいいから行動を変えてみる
時間軸を変えてモチベーションをコントロールする
未来の視界から現在のトラブルやアクシデントを糧と考える
コミュニケーションは「伝えたか」ではなく、「伝わったか」が重要である
相手に正しく伝える「伝達力」と相手を理解する「把握力」が求められる
話し上手になるための5つのポイント:特に話の目的が見えないと相手にストレスを与える
1.目的(ゴール)
2.方法:
3.役割:
4.予期:
5.確認:
プレゼンテーションは観察である
自分の手元の資料を見るのではなく、相手の表情などを見て、相手の理解や興味・関心を確認する
曖昧力:不確実・不安定な状態の中でもその状態を受け入れて進むことができる力
ビジネスでは不確定要素のある中で仕事を進めながら、不確定要素をなくしていくので、この曖昧力を養う必要がある
曖昧力が不足している場合には、確定したものと不確定なものをはっきりと区別させ、確定したものにエネルギーを集中させる
ビジネスにおいては、試験問題を解く能力よりも、何らかのトラブルが生じたときにその解決策を考えて対応する力や他者の気持ちを察したり、その場の空気を読んだりする力が求められる
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