健康寿命を延ばす！健康維持や改善法の情報あれこれ備忘録

かゆみが続き、さらに引っかいてしまうアトピー性皮膚炎。

現在、アトピー性皮膚炎の疾患そのものを
完治させうる治療法は……、
残念ながら現代医学にはありません。


今のところ、
アトピー性皮膚炎の治療で目指すべきところは、

まず、症状が無いか、あっても軽度。

そして、日頃の生活に支障がなく、
薬物療法もあまりいらない状態になって、
これを維持できることだと言えます。

これこそが、現在の、アトピー性皮膚炎の治療での
最終目標（ゴール）と位置付けていいでしょう。


また、このレベルに及ばない場合であっても、
症状が大したことないいし軽症で、
日常生活に障害になるような急な悪化がおこらない状態を
持続することを目標として治療に励むべきです。


では、アトピー性皮膚炎に対してどのような治療法があるのか？

基本的に3つの治療法があります。

まず、
�@ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬などを中心とした薬物療法


�A保湿・スキンケア

そして、
�B原因・悪化因子の検索と除去です。
これは、食事や環境、睡眠や生活習慣を整え、
皮膚に刺激を与えないなどということです。

これら、3つの治療法が基本です。

この3つをバランスよく行うことが
症状のコントロールには大切なのです。



特に、気をつけたいのが、
皮膚の炎症が続くとこれに伴いかゆみも続き、
さらに引っかいてしまう状態により炎症が悪化し、
バリア機能がますます低下します。

そのため、外部よりの刺激をますますもらいやすい状態になってしまいす。

この悪い循環を抑えるためには、
まず、できるだけ早くしっかりと炎症を抑えることが欠かせません。

そして、しっかり、うるおいを保つスキンケアを！

さらに皮膚への刺激を減らすことです。
これが症状コントロールのポイントとなります。