Yen circle morning

学生時代の友人に会うと、
私の印象はチョコと食パンだったとよく言われる。

一人暮らし、仕送り無し、暇無しの美専時代、
私を支えてくれたエネルギー源は食パンとチョコだったのです。
８枚切りの食パンを買っては食べて、
１日の食費を削ったものでした。
その我慢を解消するのはチョコレート。
チョコさえ食べていれば、ストレスは感じない。
ハッピーなドキドキをふんだんにあたえてくれる魔法の食べ物だった。

社会人になって、お弁当を作るようになったら、
食パンはいつの間にか食べなくなった。

それでも、チョコは止められない。

いまも、私のとなりにある３種のチョコ。
チョコだと言えば、
安かろうが高かろうが好き。
そんな雑食？な私が高頻度で購入するのがこの３種である。



森永ダース　　　ミルク
ガーナ　　　 ミルク
アルフォート　　ミルク

スーパーで１００円以下で手に入るのに、この高品質。
味も見た目も申し分ない。

アルフォートは会社仕事時に多い。
まず、割らなくていいし手が汚れないのが大事。
ひとくちでビスケットとチョコを楽しめるため、
満足度が高いし、お昼前の空腹時には大切なエネルギーになる。
スナック要素が強いせいか中毒になるので、
一気に食べてしまう危険があるが・・・

ダースは外散歩時に多い。
割らずに食べられるので手軽。
ダースは口の中で溶けにくく、飴のように長持ちするため
散歩時にはもってこい。
そんなに主張しない甘さが、
ふらりと立ち寄るカフェやレストランの存在を残してくれる。
おなかいっぱいにならないんだけど、
食べ過ぎないのが不思議。

そういえば。
初めてダースを買ったのは、小沢健二がCMをしているときだった。
そして好きな男の子にダースをもらったのも想い出深い。
「よろこぶと思って」
そう言っていた彼の横顔が、時々思い出される。


そしてわたしの王子様。ガーナ。
アルフォートもダースも冬にばかり消費するけど、
ガーナは１年中食べてる。
全く飽きがこない。
私が好きな食べ方は、割らずに口でがしっと噛むの。
ガーナは口溶けがよくて、ふわーってすぐに甘くなる。
ガーナさえあれば、コーヒーもいらない。
それだけで幸せだから。
赤いパッケージもすき。
ポッケからのぞかせるとファッションにもなる、と勝手に思うぐらい。

この３種は私の定番。
もちろん他のチョコも好きだし、有名店のチョコだって
いーっぱい知ってる。
だけど、結局かばんにしのばせているのはこの３つのどれか。
偶然にも３つとも赤いパッケージ。
そして私の好きな色は赤。

自分で買える、小さな幸せ。

だから、私の一生涯のモットーは

「大好きなチョコ１枚は買える余裕」

なのです。