2017年05月10日
我が愛しのザック OSPREY(オスプレー) タロン44
いつも一緒 軽量高機能の頼れる相棒
今回は私がこよなく愛しているザックを紹介します。
登山を始めた時に買ったのが20Lのザック。
2番目に買ったのがこのOSPREY オスプレータロン44(女性用モデル:テンペスト)。
小屋泊を想定して40Lクラスにしましたが、日帰り登山からテント泊までいつも一緒。
沢登りに使ったのは可哀そうな気もしましたが・・・
1代目がボロボロになった後も結局色違いの2代目OSPREY オスプレータロン44を買ってしまいました。
その後、テント泊用とか色々買いましたが、一番フル活用しているのがOSPREY オスプレー タロン 44です。
タロンシリーズ(11,18,22,33,44)の中ではあまり人気のないサイズだと思いますが、私はこの44を重宝しています。
数年前から女性用モデルとしてテンペストが発売されていますが、私は何故か女性用モデルより男性用モデルの方がしっくりくるのでタロンを使っています。
フィット感がいい
お気に入りポイントは、まずは何と言ってもフィット感がいい。
ショルダー、ウエスト共にソフトなパッドを使っているので優しく体にフィットします。
このフィット感に惚れました。
肉抜きしてありますので、通気性もよく、軽量化にも一役買っています。
色々他のザックも使いましたが、今のところ私にとってのベストフィットはこのオスプレーのタロンです。
薄いパッドなので、荷物が重たくなると痛いと言う人もいます。
確かに12〜3kg位になると分厚いパッドのものに比べると食い込みがきつくなります。
総重量15kg位が限度といった所かな。
このパッドはサイズに関係なくタロンシリーズで採用されています。
なので、30Lクラスまでであれば快適に担げ、人気を誇っていますが、40Lクラスになると脆弱さを感じる部分もあって44Lの人気がイマイチなのではないかと思います。
それでも他の大型ザックで担ぐより、同じ重さでもこのタロンの方が軽く感じます。
やはり背負いやすさのなせる技でしょうか。
また背面長もマジックテープで無段階に調整できます。
サイズはS/MとM/Lの2種類。
身長や体型に応じてサイズを選び、マジックテープで自分のベストポジションに調整が出来ます。
サイズはS/Mを使っていますが、アメリカンにしては小さ目な印象。
身長167cmですが、ショルダーのアジャスターもほぼ目いっぱい伸ばしているので、M/Lにしておけば良かったかなと思っています。
容量も2L増えるし。
超軽量
そして何より軽い!
40Lクラスでわずか1kgちょっと。(S/Mで1.02kg、M/Lで1.11kg)
軽いと言えども、強度は確保。
メインの荷室は薄手のナイロンですが、編み方で強度を持たせ、擦れやすいボトムは厚手の素材で出来ています。
中身を抜いたらこんなにぺったんこ。
最近は軽量タイプのものもかなり増えていますが、やはり1.5kg近くするものもあります。
テント泊用で50L以上のものであれば2kg超えのものもザラです。
山の装備は1gでも軽く、と言いますが、自重だけで1kgの違いが出たら持てる荷物の量も差がつきますよね。
では、軽ければいいか?と言えばそうとも限りません。
上述したように総重量が15kgを超える場合であればもっとガッチリしたザックの方がいいでしょう。
ただ、私の場合はテント泊でも体の負担を考えたら大抵10kgそこそこ。15kgを超えることはありません。
一見ちゃちに見えるアルミフレームもこのくらいの重量であれば全然問題なく使えます。
ならば、快適に長く歩くのにこのザックを使わない手はない!
アタックザックにも兼用できる
バリエーションルートでベースを張って身軽に行くときに、アタックザックをどうしようか迷った時があります。
サブザックは作りがチャチなので丸一日の行動に使うには抵抗があり、ある程度しっかりしたザックだと荷物になる。
かと言ってテン泊用の大型ザックをアタックザックにするにはごつ過ぎる。
タロン44であれば軽量かつ大容量かつ小さく絞れるのでテン泊装備を入れて歩くにも使え、アタックザックにもなります。
大型ザックをアタックザックにした時もありますが、ヘルメットを被って上を見上げるときに干渉して登りにくかったです。
フレームの高さがあるザックはアタックザックには使わない方がいいでしょう。
作りがシンプル
ボトムにファスナーがあって荷物の出し入れができます。
なので一見2気室に見えますが、1気室です。
間口が大きくストンとシンプルな円柱状なので物の出し入れがしやすいです。
2気室は仕訳が出来て便利なように思いますが、仕切っているが故にデッドスペースが生まれやすくなります。
また、仕切りの分だけ、重くなるので私は1気室の方が使いやすい。
でも、ボトムが開閉するのは便利です。
普段出し入れしないので下の方に入れているけど、必要な時にはすぐに出したいもの、レインウェアやツェルトなどをこのファスナー付近に入れています。
雨蓋が大きい
雨蓋の大きさも結構重要。
最近ではファスナーでメインの荷室にアクセスできるタイプも増えていますが、雨蓋式はなかなか中の荷物が出しにくいもの。
小物やすぐに出し入れしたいものは雨蓋へ。
ヘッドランプや救急用品、行動食や防寒服等々、雨蓋に突っ込んでしまうので「雨蓋が小さい」や「ファスナーが小さくて出し入れが不便」は私の中では却下品。
タロン44は大きくて使いやすいです。
雨蓋の裏にはメッシュポケットもついています。
ハイドレーションが荷室の外側
わざわざ荷室を開けなくても、背面にハイドレーションのスペースがあります。
これはオスプレーのザック全般に採用されています。
水場で補充する時とかサッと取り出せて便利です。
ただ、背中に近い分、体温で温もりやすいといえるかも。
背面にベンチレーションがついている方が水は冷たく飲めます。
ウエストベルトのポケット
ウエストベルトのポケットは重宝します。
最近、ポケットがついているタイプが増えていますね。
私の場合、主に行動食入れになっています。
ウエストベルトの通気性を損なわないメッシュ素材で伸縮性があり、結構詰め込められます。
収納力の高さ
雨蓋が固定されていないので高さを変えられます。
荷物の量に応じて雨蓋をあげられるので、本体と雨蓋の間にも収納可能。
ボトムのベルトも長いので、ロールマットも固定できます。
前面のポケットも伸縮性が大きいので、ジャケット等かなり突っ込めます。
サイドポケット
サイドポケットにペットボトルを入れるとこんな感じ。
斜めにも入れられますが・・・
これは結構当たった衝撃とかでぽろっとすっぽ抜けます。
なので、すっぽ抜け防止のため閉じて使っています。
帽子やグローブを入れている時はこの横の取り出し口を使っています。
なので、安全ピンで仮止めが便利かな。
あと、この中に通っているコンプレッションベルトですが・・・
外側に付け替えることも可能です。
末端の折り返しが固いので、私はペンチを使わないとバックルに通すことが出来ませんが・・・
折り返しをなくすと通しやすくはなりますが、ベルトのすっぽ抜けにつながるので仕方ないのでしょうね。
ストックのチョイ掛け機能(ストウオンザゴー トレッキングポールアタッチメント)
これもオスプレーのザックには標準装備かと思いますが、鎖場とかで両手をあけたい時にストックをチョイ掛けできます。
ショルダーハーネスのコードロックをつまめば、コードが伸びてグリップに引っかけられます。
この機能は私はほとんど使うことがありません。
が、カラビナを掛けるのには便利だなと。
残念なところ
とっても気に入って使っているタロン44ですが・・・
中身がスカスカの時に雨蓋の掛りが悪いのが玉にきず。
初代はまだましだったのですが、今使っている2代目はフレームから外れて不細工な姿に。
縫製の当たり外れかなとも思いますが、これにはショック。
雨が降ればそのまま荷室に雨が入ってしまいますので雨蓋の意味がありません。
スカスカ状態で使わなければいいだけの話なんですけどね。
とりあえず、バンドで止めて対応しています。
これでズレないし、何か束ねたり止めたりする時にバンドが活用できます。
さて、私が使っているのは旧モデル。
2017モデルで改良されました!
2017年 モデルチェンジ!
一番気になっていた雨蓋のズレですが、雨蓋固定ストラップの取り回しが"N"字をえがくようになり固定の甘さが改善され、またより軽い力で引き寄せられるようになりました。
今年からの改良がちょっと悔しいですが、これなら安心ですね。
あと、大きな変更点としましては、背面パネルの接地面がより少なくなり、通気性が更に向上しました。
詳しくはメーカーの公式マニュアルをご覧下さい。
>>公式マニュアル
雨蓋のズレがどうしても気になり、メーカーに問い合わせた所、丁寧にご対応いただきました。
ありがとうございます。
サイドポケットの形状は悩ましいようで、今回のモデルチェンジでは大きな変更はないそうです。
私の一押しザック。
改良されて使いやすくなっていくのは嬉しいですね。
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使い勝手やフィット感は個人の好みがあるので、万人向けとは言いませんが…
日帰り用で考えるなら33や22が使えると思います。
宴会仕様でいっぱい詰め込むなら、たっぷり入りますね。
軽量化のテント泊にはとってもお勧めと思っています。
後は自分のパッキングの仕方とかにあうかどうかですね。
軽そうだなぁ…
やけに伸縮よさげな生地だなぁと。
このザックの良さ、とてもよくわかりました。
ますます気になるなりよー(≧∇≦)b