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2017年04月12日
私の山登り三種の神器
山登り三種の神器
山登り三種の神器と言えば「登山靴」「ザック」「雨具」
これは山登りの必須アイテムですね。
私が提案したいのは「山登り、遭難しないための三種の神器」
「地図」「コンパス」「高度計」
高度計はともかく、地図とコンパスは持って行って当たり前と思うのですが、意外と持たずに平気な人が多いように思います。
地図だけあっても現在地や目指す方向は特定できません。
コンパスと組み合わせることで方角が分かります。
高度計と組み合わせることで標高から位置を確認できます。
里山をなめてはいけない
標識や看板がよく整備されたところであれば、無くても歩けてしまうと言うのもありますが、道迷いによる遭難は里山でこそ多発しています。
観光地のイメージやお手軽に登れる山のイメージのある六甲山は関西で一番遭難の多い山です。
確かに全山縦走路をはじめ、主要なルートは標識も良く整備されていますが、町名など知らない人にはどこを指しているのか分からない標識もあります。
六甲山ではないですが、「○○町×班方面」と言う標識を見たことがあります。
これはもう、地元の人にしか分からないですよねぇ。
また、枝道も数多く主要路から外れると標識もありません。
「迷った!」と思っても現在地が分からなければどっちに行けばいいのかも分からないですよね。
山登りの鉄則!
「迷ってからでは遅い。常に現在地の確認を!」
私のスタイル
すぐに見られる位置、ショルダーハーネスにセットしています。
ちょっとガチャガチャとはしていますが・・・
高度計は腕時計なので腕でもいいのですが、腕にすると温度計が体温計になってしまうので、あえてぶら下げています。
カメラもすぐに出したいので、カメラーケースを付けて、そのポケットに地図とコンパスを入れています。
コンパスはプレート型。
地図は必要箇所をコピーして100均で売っているA4のビニールに入れています。
これなら嵩張らず、折りたたんでも折り目がそんなにつかないので地図が傷みません。
少々の雨ならこれで十分。
昭文社の地図本体はザックの中です。
歩く範囲だけでは足りない時もありますし、不注意でコピーの地図を落としてしまったこともありますので。
【ここで裏ワザ!】
裏ワザと言うほどでもありませんが・・・
確実に雨だと分かっている時は地図のコピーにたっぷり防水スプレーをかけておきます。
こうすれば少々濡れてもインクが滲みません。
雨の時は雨具のポケットに地図を入れますが、見る時に出し入れすれば濡れてしまいます。
湿気でインクが滲んでしまうと役立たずの紙になってしまいます。
コンパスは落としたくないのでコードリールでつないでいます。
これなら落下防止のひも等が邪魔になることもありません。
地図やコンパスは頻繁に見るのでサッと出せてサッとしまいたいと色々試した結果このスタイルになりました。
私はマップケースを使っていませんが、丸めてぶら下げたり、各メーカーで収納や見やすさの工夫がされているので見た目にはケースを利用する方がスマートかもしれません。
丸めて下げるタイプ
イスカ(ISUKA) ドライ マップケース ブラック 330901 新品価格 |
安価でお手頃ですが、防水性は少し弱いと思います。
お勧めはこちら。
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) TPUマップケースM 1700238 新品価格 |
値段は倍ですがこちらの方が防水性が高いです。
四隅に穴があるので、カラビナ等でぶら下げることが出来ます。
丸められませんが、半分に畳んで下げればまだコンパクトになりますし、中にコンパスも入れられます。
両面クリアなので裏表とも地図を入れられます。
コンパスはやっぱりシルバかなぁ。
SILVA(シルバ) コンパス シルバ No.3 Black ECH137 新品価格 |
シルバは高いですが、やはり精度がいいです。
安物を買うと中のオイルがあっさり抜けてしまったり、針の動きが悪かったり。このタイプでオイルが無くなるとコンパスの針は機能しなくなります。
オイルの質も精度に関係します。
高いものには高いなりの理由がありますね。
登山ランキング
2017年04月11日
春の山 花を見に行こう(4月 関西)
雪解けと共に顔を出す花たち。
春の山の楽しみですね。
フクジュソウを見そびれてしまったなぁ〜
と思いましたが、今年は雪解けが遅いのでまだまだ咲いていそうですね。
こうやって振り返ってみるとあまり見に行けてないですね・・・
4月はまだまだ雪山や山菜取りに行ってることが多いようです。
今年はどんな花に出会えるかな。
登山ランキング
春の山の楽しみですね。
フクジュソウを見そびれてしまったなぁ〜
と思いましたが、今年は雪解けが遅いのでまだまだ咲いていそうですね。
2010/4/5 フクジュソウ(鈴鹿山系 霊山山) 山で出会ったお母さんたちに穴場を教えていただきました。 一面の福寿草に感動! |
2010/4/16 ヒカゲツツジ(多紀連山 小金ヶ嶽) 咲き始めたところでまだまだ少なかったです。 雨に濡れて少し寂しげ |
2010/4/19 イワウチワ(那岐山) 鳥取県側から西仙ルート 一面に咲き誇る可憐な姿に感動! |
2010/4/30 ヒカゲツツジ(兵庫100山 三尾山) ほとんど終わり掛けでしたが、天気も良く晴れやかな姿に出会えました。 |
2011/4/21 ヒカゲツツジ(兵庫100山 向山) ちょうど満開を過ぎたくらい。 ミツバツツジやタムシバも綺麗でした。 |
2012/4/21 みづめ桜(兵庫100山 御祓山) 樹齢800年と言われるみづめ桜に逢ってきました。 まだまだ咲きはじめ。裏年だったかも。 |
2014/4/23 カタクリ(鈴鹿山系 御池岳) まだまだ咲きはじめの様子でわずか数輪しか逢えませんでした。 残念! |
2016/4/24 カタクリ(岡山 毛無山) 毛無山〜白馬山の縦走路はまさしくカタクリロード。 この年は全体に花の時期が例年より早く、ピークを過ぎていました。 |
2016/4/29 オオイワカガミ(赤坂山) 例年なら5月に入ってからの花のイメージですが、この年はすでに満開!一面の大群生でした! カタクリやトクワカソウ、イカリソウ等々、相変わらずいろんな花に出会える山です。 |
こうやって振り返ってみるとあまり見に行けてないですね・・・
4月はまだまだ雪山や山菜取りに行ってることが多いようです。
今年はどんな花に出会えるかな。
登山ランキング
2017年04月10日
登山には靴下も重要なアイテム
靴下選びも大切です
登山靴選びの記事を書きましたが、合わせて靴下も重要なアイテムです。
>登山靴選びの考え方
>失敗しない登山靴選び
靴下ひとつで靴のフィット感が違ったり、疲れにくくなったりするので侮れません。
登山靴のためし履きの時は自分が普段はいている靴下で合わせた方がいいです。
靴下の微妙な厚みによってもフィット感が変わってきます。
これから始める人は靴売り場のためし履き用の靴下を活用しましょう。
登山用の靴下と一言で言っても種類があります。
トレラン用であったりインナーソックスであったり、細かく言えば多数ありますが、主な違いは以下の3つ。
@厚み
A素材
Bサポート機能の有無
厚み
まさしく靴下の厚みです。
一昔前は靴のクッション性を靴下で補っていた部分もあり、厚手、二枚重ね、あるいは三枚重ねで履いていたという人もいます。
今は靴の性能が良くなったので薄手でも大丈夫と言われていますが、私の感覚的には中厚くらいがおすすめだと思っています。
薄手も試してみたことがありますが、やはりクッション性の面でもう少し厚みが欲しいと思いました。
クッション性も着地時の衝撃を和らげる足裏のクッション性と、靴ひもを締めこんだ時の足全体のクッション性があります。
足裏のクッションは靴のソールの進化によりかなりよくなりました。
またインソール(中敷き)を入れることによっても改善できます。
ただ、長時間のハードルートになると靴下も含めてクッション性を良くしておく方が楽になります。
また、靴のアッパーの作りや素材によっては靴ひもを締めこんだときに痛く感じるものもあります。
人の足がどんな感覚かはわかりませんが、私の足は特に甲の部分がよく痛みを感じます。
なので、ある程度厚みがある方が楽に歩けます。
かと言って極厚にしてしまうと夏場に暑くなりすぎるので中厚が今のところベストです。
よく冬は厚手、夏は薄手と言う話も聞きますが、靴が同じであれば、靴下の厚みを変えてしまうと靴のサイズ感が変わってしまいます。
冬靴であれば冬用の靴下でサイズを合わせれば厚手でOK。
素材
普段、街中で使う靴下であればコットンの物も多いと思いますが、山で綿はご法度。
足は非常に大量の汗をかきますが、綿は乾きづらく、靴擦れの原因にもなります。
山用の靴下であれば、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維、もしくはウールが主な素材になります。
特徴を簡単に説明すると・・・
化学繊維 疎水性の繊維で乾きやすい、ウールに比べて安価
ウール 調湿性能に優れた素材、乾き自体は遅い、防臭性に優れている
ウールの中でも特にメリノウールは繊維が細く、肌触りがいいのでチクチクしません。
私の場合、最初は化繊の靴下を購入しましたが、メリノウールの靴下を試してからはメリノ一辺倒です。
夏にウールは暑いと思われるかもしれませんが、化繊とそれほど変わらないと思います。
肌が弱いのでウールはチクチクするイメージでしたが、肌触りも良く、ウェアでもメリノウールを重宝してます。
何より一番感動したのは防臭性!
2泊3日の縦走を終え、怖いもの見たさで靴下を匂ってみましたが、全く臭くありませんでした!
そんなに臭くなっていないのか?と思って登山靴を匂ってみると、激臭でした・・・
サポート機能
厚みが一定のノーマルタイプの靴下に加え、アーチサポートやテーピング効果を謳った靴下も多数販売されています。
「疲れにくい」「ズレにくい」といった観点ではこのサポート機能があるものがお勧めになると思います。
ですが、私はサポート機能のあるものは使っていません。
と言うのは足の甲から足首にかけてが痛くなるからです。
靴下のサポート部分の生地が薄くなっている箇所と靴ひもを締めこむ部分がちょうど重なり、痛みを感じるのだと思います。
なので、甲の部分もしっかりクッション性のあるノーマルタイプを愛用しています。
愛用品 スマートウール ヘビークルー
現在の愛用品です。
割とゆったりした感じなのでズレ感が気になる方には向いていないと思います。
ミディアムより厚みがあるのでクッション性があり楽に歩けます。
山仲間が絶賛していたのがこちら。
サポート機能付きでフィット感も良いそうです。
登山ランキング
2017年04月09日
失敗しない登山靴選び
登山靴選びは難しい
登山靴選びは経験から、と言う話で1足目は「お試し」とはいいました。
>登山靴選びの考え方
かと言って何でもいいかと言えばそんなことはありません。
出来るだけ足に合う靴を選びたいものです。
一番重要なのはためし履きをしっかり行うこと。
どれだけ評判のいい靴でも自分の足に合わなければ、それは「いい靴」とは言えません。
自分の足にフィットすること。
それがあなたにとってのいい靴です。
いい販売員を見つけよう
ためし履きの時に重要なのは「いい販売員」を見つけること。
登山用品店の販売員と言ってもみんながみんな登山経験豊富な販売員ではありません。
山のエキスパートからカタログの知識だけで店頭に立っている方もいます。
ちなみに山のエキスパートだからと言って良い、登山経験がないから悪いとは一概には言えません。
エキスパートゆえに初心者の感覚が分からず、エキスパート向けの商品を勧めてくる場合もあれば、経験がなくても豊かな商品知識で希望に沿う商品を提案してくれる場合もあります。
見極めたいのは、あなたの好み、行きたい山、やりたいことをうまく引き出してくれるかどうか。
まず、登山靴を選ぼうとしていたら
「どこに行きますか?」
と聞いてくれるかどうか。
初心者が最初の1足を求めて来たのであれば、聞いて当たり前です。
どんな山に行くのか、これからも続けるのか、目標はあるのか等々が分からなければどのレベルの靴を勧めたらいいかわからないからです。
実際に履く前に足のサイズを図ってくれるかも重要。
単純に足の長さだけではなく、幅、甲の高さ等足の形を見てくれるでしょう。
メーカーやモデルによって幅や甲の高さも千差万別です。
靴の中敷きでサイズや形を確認する方法もあります。
実際に履いて歩く時にも登りと下りで歩き方も靴の中の足の動きも変わってきます。
(靴売り場にためし履き用の坂道があるかもチェック)
きちんと選ぼうとしている販売員さんなら歩き方を教えてくれるでしょうし、歩いた時の足の当たり具合も聞いてくれるでしょう。
販売員の一方的なウンチクではなく「聞いてくれる」かがポイント。
大事なのは自分
「経験」と「知識」と「聞く力」を持った販売員なら自分の希望に沿う靴を提案してくれるはずですし、登山に必要な知識も提供してくれるでしょう。
そして大事なのは自分がどういう登山を目指すのか。
適切な商品を提案してもらうためにも、自分が行く山や、今後どうしたいのかをしっかり決めておきましょう。
登山ランキング
2017年04月08日
登山靴選びの考え方
後悔しない登山靴選びの考え方
登山で一番大事なのは何をおいても登山靴!
足が痛ければ登山を楽しむどころではありません。
でも値段も高いし、できるだけ1足でどこでも行ける靴を失敗なく選びたい。
誰しも、そう思うのではないでしょうか。
しかし、どこでも快適に歩ける万能な靴はありません。
そして靴選びは失敗することがスタートです。
「何を言ってるんだ?ふざけるな!」
と思うかもしれませんが、靴を見る目もまた経験が重要。
「初めての靴選び」では経験がないんだから経験に頼ることはできません。
購入する時のポイントを簡単に言えば
必ずためし履きをする
足にフィットしたものを選ぶ
目的に合ったものを選ぶ
の3点です。
靴を選ぶときは自分のスタイルを決めておく
「目的に合ったもの」と言うのは靴の種類をどう選ぶのか。
ハイキングしかしないのか、そこそこのロングルートも歩くのか、アルプスを目指すのかによっても選ぶ靴が違います。
ローカットでいいのか、ミッドカット/ハイカットのものにするのか。
ソールは柔らかいのか、硬めにするのか。
靴のグレードを選びます。
詳細を言うと長くなりますのでここでは割愛します。
ためし履きは重要
「フィットしたもの」と言うのは足に合ったもの、快適に歩けるものを選ぶこと。
どのグレードの靴を選んだらいいかが分かれば、最低3足はためし履きをしましょう。
このフィットしたものを選ぶというのが難しい。
フィッティングの仕方を紹介しているサイトは多数ありますし、登山用品店に行けばフィッティングをしてもらえますので、詳細はまたの機会に譲りたいと思います。
悩み過ぎない
「フィットしたもの」を選ぶのが一番悩ましくもあり、みなさん失敗したくないポイントだと思います。
人によっては「どの靴を履いてもいい感じ」と言う人もいれば「どれを履いてもしっくりこない」と言う人もいると思います。
まず靴選びは「失敗するもの」「最初の一足はお試し品」と思っていただく方が無難です。
悩んで悩んで時間と神経をすり減らすより、試した中で一番良かったものにするのがいいと思います。
と言うのは一足しか持っていなければ比較対象がないから「明らかに悪い(合っていない)」以外は良いのか悪いのか、わからないからです。
そして購入時の「ためし履き」と「実際のフィールド」も違います。
実際の登山で何時間も歩けば、ためし履きで見えなかった靴の癖が見えてくると思います。
っで、最初の一足は「明らかに悪い」ものを買った人以外はおおむね満足に感じるのではないでしょうか。
それはその人の比較対象が「ない」あるいは「スニーカー」だから。
「スニーカー」に比べたら「登山靴」の方が断然楽に歩けます。
なのでおおむね満足感を得られると思います。
経験から始まる
ある程度経験を積んで2足目を購入すると1足目との違いがよくわかると思います。
登山のレベルアップのために靴をグレードアップするパターンが多いと思いますので単純な比較にはならないと思いますが、「あれ、前の靴はここが当たらなかったのに」とか「あ、この靴の方が甲のフィット感がいい」とかソールの硬さ、足首の当たり具合等々、違いを実感すると思います。
また、1足目であちこち登っている間に「ここが物足りない」とか「もう少し大きい(小さい)方がいい」とか感じる方もいると思います。
最初は「こんなもの」と思っていた感覚が「もっとこうだったらいい」と言う感覚に変わってくる。
これはその人の「経験」からしか生まれないものです。
そこから本当の靴選びが始まるのではないかと思います。
本当にフィットする靴は足を入れた瞬間、足が「気持ちいい!」と言ってくれます。
その足の声を聴ける瞬間に出会えたらうれしいですね。
登山ランキング