無の１日

先日とある居酒屋に飲みに出た話。

お隣に座る50歳〜60歳の夫婦。
初めは気にしてなかったが
やけに店員を呼んでは話をしてる。

何？気になる

聞き耳たてるほどもなく、会話は丸聞こえ。

旦那さんの方が店員に
熱燗を頼んだら、ぬるかったとのこと。

わかる！
それは嫌

ほどなくしてまた店員。

今度は味付けが好みのではないとのこと。

それはその店の味であって
全てが自分好みになるわけがない！

その後またまた店員

店員さんは20歳ぐらい。

今度は醤油の味。

その旦那は怒りだす！
やめて！こっちの酒がまずくなる

4回目のクレームの時！
今度は50歳ぐらいの女店員さん！

今度はこの料理にあう醤油はこれじゃない！
とのこと。

私の心の中「もう醤油はいいじゃん。」

しかし今度は今までと空気が違う
旦那さんは機嫌が治り
その50歳の女店員さんに
「あんたも座って一緒に飲もう！」

そこで20歳と50歳の対応を分析してみた！

20歳の店員さんは
クレームに対して
酒
「すみません。もう一度暖めます。」
味付け
「すみません。味は僕らはわからないで。」
醤油
「すみません。これしかないんです。」

特に悪い対応でもないが
旦那さんの怒りはおさまらない。

50歳女店員さん
この方は最後の料理の件しか対応してないが
「すみません。うちは薄口醤油しか置いてなくて。そうですよね！この料理には濃口ですね！私もそう思うので店主に伝えておきます！」

その後も少しの時間ではあったが
料理や酒の話で盛り上がり
一緒に飲もう！となったわけ！
さすがにそれはお断りしてたが。。。

お客さんの言い分を１度飲み込み
現状、店にはこれしかないと伝えた後
「そうですよね！」とか
「私もそう思います！」など

言葉優しく、そして
お客さんの機嫌を損なわず
あなたの希望は叶えられないけど
間違ってないでよすよ！
って雰囲気で言われたら
確かに怒る気分では無くなる！

女店員さん！

あなたはスゴい️

最後は機嫌良く帰って行かれた姿は
「あの人はわかってくれた！」
と言わんばかりに晴々した様子でした。