2019年03月30日
会話中気になる…口角に白いカスや唾が溜まりやすい人の4大原因
会話中にふと相手の口角を見ると、白いカスや泡のような唾、白いネバネバしたようなものが溜まっていた…。
このような人をたまに見かけたり、ご自身でも自覚症状がある人はいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、白いカスや唾が溜まりやすいタイプの原因や対処法を、歯科医師の彦坂先生の解説していただきました。
目がいきやすい口元のエチケットについて、この機会に一緒に見直してみませんか。
口角に白いカスや唾が溜まる原因
歯の模型
原因を特定するのは難しい部分がありますが、以下が考えられます。
1.口腔乾燥
主には口腔乾燥、唾液の循環が悪いことにより、口腔内や口唇が乾燥する事です。
また、話しすぎや、口を開けて寝ていて口腔内が乾燥した場合や、過度のストレスにより唾液分泌が抑制されてしまた場合に、唇の端に泡が溜まったりすることがあります。
2.口呼吸
口を閉じられない状態にあると口呼吸を誘発してしまい、無意識に口で呼吸することで口腔、唇ともに乾燥し、口角にカスが溜まるようになってしまいます。
人は通常、鼻で呼吸している状態が正常ですが、鼻が詰まりやすかったりなどで口呼吸状態になってしまっていると、口腔や唇に乾燥を引き起こし口がネバネバしたり、口の端に白いカスや唾液が溜まる原因になってしまいます。
3.歯周病
歯周病菌の増殖で、口腔内がネバつくと口唇にも泡やネバネバが溜まります。
4.噛み合わせが悪い
噛み合わせが悪い為に、口をうまく閉じられない状態にあるなどが考えられます。
口角に白いカスや唾が溜まるのを防ぐ対処法
歯の矯正
噛み合わせを治す
良い噛み合わせや、咬合口径が、審美的にも機能的にも最適な唇や口腔機能を作り出し、口を自然に閉じれる顔貌を作り出します。
唾液腺マッサージをする
唾液腺には、顎下腺、舌下腺、耳下腺と大きく3つの腺がありますが、そのなかでも耳下腺はサラサラした唾液を分泌します。
耳の少し前をマッサージすることにより、耳下腺からのサラサラした唾液の分泌を促し、口腔乾燥を防ぐことが出来ます。
歯周病治療をする
口腔内のネバつきを改善します。
また、歯周病が進むと出っ歯になってくる場合があるので、歯周病治療は大切です。
鼻呼吸
鼻呼吸を心がけ、口腔乾燥を防ぎましょう。
水分補給
水をこまめに飲み口腔内を潤したり、口をこまめにゆすぎましょう。
口角を清潔にする
白いカスや唾を定期的にぬぐう習慣をつけましょう。
歯科で行われる口角の白いカスや唾の治療法
歯科での治療
口腔乾燥、口呼吸、歯周病による粘つき、噛み合わせにより誘発されるため、これらの治療を行います。
嚙み合わせによっては、口を閉じにくい状態になってしまっている方もいるため、矯正治療や補綴治療を行い、適正な口元を作り出します。
唇や口腔周囲の筋のバランスが一番なじむ状態が理想的です。
口角に白いカスや唾が溜まりやすい度チェック
口角をチェックする女性
・ 口が乾きやすい
・ 口呼吸している
・ 唾液が粘ついている
(口腔内に菌が増殖している可能性があり、唾液減少も疑われる)
・ 口紅を厚く塗っている
(口角にネバネバが溜まりやすくなるのでリップは薄めに)
・ 歯石除去等、クリーニングを受けていない
鼻呼吸
日々の歯磨きや虫歯が出来ないことに加え、鼻で正常に呼吸したり、口が潤っている状態を保つことは非常に大切なことです。
口呼吸は、口腔乾燥に加え様々な感染のリスクにもなります。
まず今日一日、自分は無意識に口で呼吸しているか鼻で呼吸しているかセルフチェックしてみてはいかがでしょうか。
タグ:健康
【健康 美容 ダイエットの最新記事】
この記事へのコメント