2019年03月15日
その枕、体に合っている?最も重要なポイントは枕の「高さ」
よりよい睡眠環境のために、枕はもちろんのこと、マットレスの硬さから掛け布団の素材まで、気を付けたいことはたくさんある。
さて、その中でも今回は枕に特化してお伝えしたい。しかも、枕全般の話ではない。枕の「高さ」のお話だ。
□最も大切なのは「高さ」
枕を買うときに気にすべきはどんな要素だろうか。どんな素材でできているか、大きさは十分か、そして自分に合っているのはどれぐらいの高さか。
実は、枕の選び方の中で最も重要なポイントは枕の「高さ」だ。これを間違うと、首の痛みや肩凝りを引き起こしてしまう。
さらに、高すぎればいびきの原因にもなるし、低すぎれば頭や顔の血液の循環が悪くなり、朝に顔がむくみやすくなる。
□標準の高さからプラスマイナスせよ
驚いたことに、枕の高さは1センチが理想的な人もいれば、6センチが理想的な人もいて、人によって枕の高さは最大で5センチもの開きがある。
最大で5センチの間違いをする場合があるということを頭に入れておく必要がある。
標準的な枕の高さは女性で3センチ、男性で4センチだ。ここから体形や寝方によって高さをプラスしたりマイナスしたりする作業をしなくてはならない。
□太っている人は1〜2センチ高めを
太っている人は頭部や肩に重みがあるため、枕がより沈み込む。そのため標準枕よりも1〜2センチ高い枕を選んだ方がよい。
次に、猫背の人は背中に丸みがあるので、標準枕よりも0〜1センチ高い枕を。横向きで寝る人はあおむけで最適な高さプラス0〜1センチ。うつぶせ寝ならあおむけで最適な高さマイナス1〜2センチがよい。
体形だけでなく敷布団やマットレスでも理想の枕の高さが変わる。和風の敷布団や硬めのベッドを標準とした場合、軟らかいマットレスは沈み込みが大きいので、枕は1センチマイナスで選ぶとよい。
□寝返りがしやすい高さかもチェック
最後のチェックポイントは、寝返りがしやすいかどうかという点だ。前段で示したプラスマイナスの作業が終わったら、その枕を使って、横向きに寝てみよう。
顔の中心線、そして胸の中心線が一直線になっているか、さらに、その線が水平面と平行になっているか、これを確認してほしい。鏡を使うか家族の協力を願うかしてやってみよう。
この2つができていれば、これでその枕はあなたの完璧な枕だ。
ある調査によると、ほぼ半分の人が「枕が合っていない」と感じているという。肩凝りなどの症状がないから自分は大丈夫、などと思わず、その枕が本当に自分に合っているかどうか、ぜひ一度、確認していただきたい。
タグ:健康
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