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指シャブリは危険なサイン!?小さな子どもの深層心理とは。

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まだ言葉を話せない小さな子どもでも、じつはあるサインを通して、家族の方に自分の気持ちを伝えているってご存知でしたか?
特にストレスや寂しさといった感情が、特定の“癖”となった現れるケースが多いそう。今回は、そんな子どもの深層心理を彼らにありがちな、癖から紐解きます。

2つのサインに隠された、子どもの心
1:指しゃぶり(thumbsucking)
多くの場合は親指をしゃぶっています。 生後4カ月を過ぎてから1歳頃までに始まり、次第に減少。通常、5〜6歳頃にはなくなる一種の習癖です。これは「赤ちゃんが母親の乳首を吸うと心が安らぐのと同じで、不安や緊張をやわらげるための行動」と説明できます。
なので、無理にやめさせようとしたりして叱ることは逆効果です。

2:爪かみ(nail-biting)
爪かみは何か緊張を強いられ、心が落ち着かない、あるいはイラ立っているときに見られるといわれ、神経質な子どもによく見受けられます。これは、攻撃性や緊張を伴う興奮の抑圧によって生じるとされ、緊張の運動性解放であるとの見解も。

親としては、不安要素も……
ある調査では、3歳の時点で指しゃぶりは18.5%に見られ、爪かみは7.1%に見られたと報告されています。さらに爪かみの約20%は8歳になっても続いたとのこと。興味深いことに、どちらも女の子のほうが男の子よりも多いそうです。

いずれにしても、親にしてみれば心配ですよね。成長とともに「いずれ治る」といわれても、親指の先が赤く腫れたり、血が滲んだり、あるいはタコができたり、ふやけたり……といった状態を見ると何とかしなくてはいけないと思うのが親心です。

そのサイン、無理に止めないで!
とはいえ、「やめなさい」などと叱ることは逆効果。それにより不安やストレスが増して、子どもは安心感を求めて、癖が頻回になるという悪循環に陥ってしまいます。

対処法としては、まずどのような場面で癖が出るかをよく観察し、ストレスや不安がないかを見ることが重要。そして、もし就寝前などに現れた際には、手を握る、話しかける、背中をトントンたたくなど、親が側にいるという安心感を与えることが有効です。

指しゃぶりや爪かみなどの癖は、子どもからの「心のサイン」。同時に、心理的な抑圧がこれ以上にひどくならないための「安全弁」としても機能しているといえます。この「心のサイン」を見逃して、不安定な状態を改善せず、ただ単に「安全弁」だけを取り外そうとすれば、感情が爆発し、より深刻な心理状態になる可能性も……。

これらのサインが頻回に起こるようでしたら、できるだけ親子の触れ合いを増やすようにして、子どもが安心できる環境を作るようにしましょう。




タグ:育児

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