2015年07月26日
日焼け止めクリームのSPFの意味
イギリスのロイヤル製薬調査(RPS)の結果、80%の人がSPFの正しい意味を理解していないということが分かったそうです。
SPFはサンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略称であり、主にUVB(紫外線B波)の防止効果を示す目安の数値となり、数値が高いほど効果が高くなります。大多数の人が、このSPFがUVB光線からのみ保護される数値であることを知らなかったということが明らかになったのです。
では、UVBとは何なのか?……
紫外線にはUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)があります。UVAはシワ、たるみの原因になる紫外線で、UVBはシミ、そばかすの原因になるものとして知られています。紫外線の95%がUVAであり、残る5%がUVBなのですが、UVBのほうがUVAに比べ強いパワーを持っていると言われています。
どちらも肌へダメージを与えたり皮膚癌のもととなる紫外線です。
最近の日焼け止めのパッケージには、UVAからの保護を星(★)の数で評価する記載がされているものも見かけますが、SPFはUVAから保護する効果はありません。
ロイヤル薬学会のジェーン・ローレンス教授は、「多くの消費者はSPFとはUVBだけ保護し、UVAに対しての働きはないことを知りません。日焼け止めクリームを生産する側は、消費者を混乱させないために、シンプルな表示をしていくべきだと我々は考えています」と述べています。
日焼け止めを塗れば安心というわけではないということですね。
参考:
http://www.dailymail.co.uk/health/article-3140494/Make-sun-cream-labels-clearer-say-experts-poll-reveals-80-people-not-understand-SPF-protection-means.html
タグ:美容
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