2014年03月14日
薬指より人差し指が短い人ほどひざに関節炎を患うリスクが高いらしい
軟骨の退化などが原因で起こる骨関節炎。痛みや奇形、炎症などを伴うことが多く、深刻になると関節置換術を受けなければならなくなる場合もある。この骨関節炎について、オーストラリアから意外なレポートが届いた。手の人差し指が薬指よりも短い人ほど、膝に人工関節置換手術が必要になるほど深刻な関節炎を患うリスクが高いというのだ。
メルボルンのコホート研究で、中年以上の1万4511人を対象に追跡調査したところ、関節炎が原因で580人が膝の人工関節置換術を、499人が骨盤・大腿骨部分の人工関節置換術を受けた。この手術を受けた人を分析すると、人差し指が薬指より短い人ほどひざの関節炎を患うリスクが高いことがわかった。一方、骨盤・大腿骨においてはそうした傾向は認められなかった。
過去の研究では、関節炎の発症の男女差にはホルモン因子が関与しているとされている。そして、今回の研究で使われた人差し指と薬指の長さの比率(一般的に男性に薬指より人差し指が短い傾向がある)もどうやらホルモンが関係しているようだ。
研究グループのリーダーによると、膝の関節炎のリスクは特に右手の指の長さに現れる傾向があるという。読者のみなさん、自分の手の指を観察してみてください。
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投稿者:タロウ|20:00|健康 美容 ダイエット
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