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2017年11月17日

事実に基づく名画 ドリーム (原題: Hidden Figures)

公開中に映画館で観ました。色んなことに驚き、そして見終えた時に尊敬の念が残る映画でした。
Hidden Figures.jpeg

まず驚いたのは当時(1960年前後)の科学的な組織の最高峰とも言えるNASAにおいても、人種差別が制度としても風土としても幅を利かせていたことです。白人向けと有色人種向けのトイレも別でした。いくら優秀でも黒人が昇進するのも大変そうでガラスの天井があったようです。

それでも優秀であれば計算係として多数の黒人女性を採用していた点は、きっと安かったであろうコスト面も含めて「合理的」とも思いました。

そんな環境の中、黒人であること、女性であること、という2つも「ハンデ」を背負った3人の奮闘と、才能がそのハンデを突き破って行く様が、男性の筆者にも生きる勇気をくれました。そして単なる成功物語ではなく、登場人物に人間的魅力があり、人間味溢れる物語として描かれている点も面白かったポイントです。

名前を知っている俳優はケビン・コスナーくらいですが、目標にフォーカスした仕事ぶり。結果的に彼女らを支援することになる役回りで、共感が持てました。

手放しでお勧めしますが、特に自分ではどうしようもない壁にぶつかったと思う時に、是非オススメの映画です。

http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/
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